2種類の体験版に挑戦

 2012年9月20日より開催されている東京ゲームショウ2012。ここでは、KONAMIブースでプレイアブル出展されている『イース セルセタの樹海』のプレイリポートをお届けする。

 日本ファルコムの看板シリーズとなっている『イース』シリーズの最新作、『イース セルセタの樹海』は、ハードがプレイステーション Vitaとなっており、発売は2012年9月27日です。東京ゲームショウバージョンでプレイできたのは、“探索体験版”と“ボス戦体験版”のふたつのモードで、プレイ時間はどちらも5分でした。

“探索体験版”に挑戦!

 まずは“探索体験版”ですが、樹海のとあるテントから、北にある湖沼地帯を抜け、奥にある“滝壺の洞窟”を目指すミッションでした。簡単な操作説明画面のあと、ゲームが始まります。パーティーは剣の攻撃が得意なアドルと、拳を使って攻撃するデュレン、ナイフを投げて攻撃するカーナの3人でした。

 最初に出てくるモンスターは小型なものが多く、攻撃範囲の特徴を考えて、1ボタンで3人を使い分けながら戦うといいのですが、アドルは“斬”属性、デュレンは“打”属性、カーナは“射”属性とのことで、敵にも属性があることから、有効な属性の攻撃もあります。この属性を考えて、モンスターを攻撃していくと、サクサク戦えるわけですね。

 ×ボタンで自由にダッシュすることができますが、これは高速移動に用いるほか、相手の攻撃を受ける瞬間にダッシュすることで“フラッシュムーブ”となります。“フラッシュムーブ”中は敵の動きが一定時間止まり、この間に反撃が可能です。強力なボスとの戦いでは、この“フラッシュムーブ”が非常に大切そうです。

 フィールドは水域もあり、身の丈以上の深さになると泳ぐことになります。もちろん水棲モンスターが襲ってくることもありました。注目は、泳いているときに×ボタンで潜水(潜水中は△ボタンで浮上)が可能なことで、マップによっては池の底にも宝箱がある……なんてこともありそうです。

 ある程度戦っていると、画面に“SKILL GET”と表示されました。これは、キャラクターが新しい必殺技が閃いたことを意味しており、Rボタンと○、×、△、□ボタンのいずれかを押すことで、この必殺技を使用できます。画面右下のスキルゲージを消費しますが、キャラクターたちのカットインとともに斬り込むド派手な攻撃は必見です。

“ボス戦体験版”に挑戦するも……

 つぎに、“ボス戦体験版”です。今度のパーティーは、アドルとデュレンは変わらず、カーナの代わりにオズマでした。オズマは槍を用いますが、カーナと同じリーチの長さを持っており、攻撃の属性も同じ“射”属性なので、同じように使えます。

 ゲーム開始後に、スパーダと呼ばれる小型の生物が、主人公の登場に怯え、階段の奥に逃げます。すると地響きの後、大型のボス(!)モンスターが、水中から登場します。青い身体に大きな顎、おでこからチョウチンを垂らしたアンゴラボラスです。脳天から砲弾を降らせる、かみついてくる、横を向いた後、胸びれを振り下ろし攻撃をするなどを行いますが、おでこのチョウチンが弱点みたい。ここは“フラッシュムーブ”で、と何度か試しましたが、やはり攻撃は初見ではかわしにくく、また、“ボス戦体験版”の難易度なナイトメア。最高難易度です! 「こんなの倒せるわけないだろ~」というのが正直なところ。

 日本ファルコムさんの本気度が伝わりました。

 ちなみに、予約特典が展示されていましたが、クリーニングクロスが確認できたのはうれしいところ。作りはしっかりしていて、かなり大きかったですよ!

アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_03
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_01
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_04
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_02
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_05
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_07
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_06
アクション面が大進化! 『イース セルセタの樹海』プレイリポート【TGS 2012】_08