『真・北斗無双』のデモプレイに大興奮
2012年9月20日~23日まで、千葉県の幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2012(20日、21日はビジネスデー、22日、23日は一般公開デー)。最終日、コーエーテクモゲームスブースのフィナーレを飾ったのは、“限定復活!「ネオロマ&無双」 in TGS2012”だった。
2011年4月まで文化放送で放送されていたラジオ番組“小野坂昌也・竹本英史のネオロマ&無双”が、約1年半ぶりに東京ゲームショウで復活。ちなみに昨年もコーエーテクモゲームスのフィナーレは“ネオロマ&無双”が飾っており、小野坂昌也と竹本英史はこれまた昨年同様に閉幕ギリギリまでドタバタ劇をくり広げた。
イベントスタートのアナウンスは、それぞれが演じるキャラクターの魅力的な声色。「これは登場もさぞかしカッコイイことだろう……」と思いきや、ふたり揃って子どもように「わーい、わーい」と言いながら姿を見せ、以降もブレることなくそのテンションでステージをやりきることに。
まずは、コーエーテクモゲームスのTGSを振り返る意味も込めて、主要出展タイトルをふたりでチェック。『真・北斗無双』では爽快感やマンガそのままのカットイン演出などを絶賛し、『無双OROCHI2 Hyper』ではWii Uの情報に疎い竹本に対して小野坂が「(Wii U GamePadのタッチスクリーンに映る映像が)すごいキレイ! ハメコミ画像みたいなんだよ!」とテンション高く説明、『真・三國無双6 Empires』では小野坂演じる趙雲がパッケージイラストに登場しないことを竹本がイジリ、小野坂もそれに応酬し最後は竹本が『戦国無双』シリーズで演じている石田三成のセリフ「クズが」を浴びせ合う混沌とした展開に。
ふたりがもっとも盛り上がったのは、発表されたばかりのネオロマンスシリーズ完全新作『下天の華』に触れたとき。クノイチが信長や秀吉といった錚々たる戦国武将と恋愛する本作の概要を聞いた小野坂は、「天下取れるがな!」とすばやくツッコミ。竹本も「とうとうコーエーテクモゲームスのゲームで、信長と恋ができるんですよ!」と興奮気味で、「早く恋を見てみたい!」(小野坂)など大盛り上がりとなっていた。
続いて“やってみよう!”のコーナーでは、『真・北斗無双』を仲良く交互にプレイ。ファルコが修羅の国へ行くシーンをプレイすることになったのだが、原作およびアニメ版の大ファンであるふたりはテンションが上がりまくりで、振りきれ気味に。唐突に『愛をとりもどせ!!』(アニメ版『北斗の拳』のオープニング曲)を熱唱し、劇中のセリフをすべてコミカルに音読して、小野坂がストーリーをすべてネタバレするなど、両者の掛け合いがおもしろすぎてゲームに集中できない状態となってしまった。そんなふたりに笑わせられつつ、気が付けばデモプレイはクライマックスに。若き修羅とのタイマン勝負を、さきほど同様にハイテンションで臨み(プレイ内容については回避や技をしっかり使うなどかなり巧み)、シリアスな場面にも関わらず会場を爆笑に包みながら見事勝利。「これを遊んで物語をかなり思い出したね」(小野坂)、「今回はさらにクオリティーが上がっている」と満足気にコメントした。また、同作の出演声優について気になる発言も。なんでも『真・北斗無双』には小野坂と仲のいい声優友だちが出演しているそうだ。そして、小野坂、竹本の両名は出演していない。まだまだ未発表の情報が多い本作だが、小野坂の交友関係を洗えばキャストの目星がある程度つくかもしれない……。
“作品トーク”のコーナーでは、それぞれ自身が出演している直近の作品を紹介するとともに、『真・三國無双6 Empires』のエディットモードで作られたふたりのそっくりさんを確認。趙小野坂、竹本三成ともに、思わず本人が声を上げるほどの再現度となっていた。そして、予定どおり(?)ステージの時間が押したためここからは駆け足で進行。天の声に促されたふたりは魅惑の生セリフを来場者にプレゼントし、最後はまさかの接吻(のふり)でステージを締めた。