おなじみの芸人たちが、ゲームの腕前を披露!

 2012年9月20日から23日まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2012。一般公開初日となる9月22日には、グリーブースにて、“よしもと X グリー バカソウルステージ”と題されたステージイベントが行われた。『バカソウル』とは、テレビ東京で毎週土曜の夜11時55分から放送されている、笑いと音楽を融合した新ジャンルのテレビ番組。イベントでは、テレビでおなじみの人気芸人たちが登場し、チームに分かれてゲームで対決をした。お笑いの腕前は確かな彼らだが、ゲームの実力はいかに!?  ここでは、笑いと音楽、さらにはゲームが融合した本イベントのリポートをお届けしよう。

よしもと芸人たちがGREEのゲームで対決! グリーブースが笑いの渦に 【TGS 2012】_01
▲MCのふたりが“客いじり”をするひとコマ。写真右、小藪千豊。写真左エハラマサヒロ。

 大きな拍手とともに登場したのは、本イベントのMCを務める小藪千豊とエハラマサヒロ。さっそく芸人お得意の客いじりからイベントがスタート。軽いトークをしたあとに、小藪から得意のモノマネを振られたエハラは、“アホの坂田”を披露。会場は、ややウケという結果に小藪が「大阪なら大爆笑でした」とフォローすると、会場から大きな笑いが起こった。雰囲気も温まってきたところで、ゲストである芸人たちを順番に紹介。COWCOW(多田、よし)、野性爆弾・川島、レイザーラモンRG、天津(木村、向井)、2700(八十島、ツネ)といったテレビでおなじみの人気芸人が登場し、ネタを披露。ふだんテレビで披露されているネタを、生で観ることができて、来場者は大満足した様子だった。

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▲伊勢丹チェックでおなじみのCOWCOW・多田とよし。
▲得意の絵描き歌を披露する、野性爆弾・川島。
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▲“東京ゲームショウあるある”を、『北斗の拳』の“愛を取り戻せ”に乗せて歌う、レイザーラモンRG。
▲エロ詩吟とオタクで有名な天津。写真左が木村、右が向井。
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▲「右ヒジ左ヒジ、交互に見て~♪」を熱唱&ダンスする2700。写真右がツネ、左が八十島。

 ひと段落ついたところで、さっそくゲーム対決へ。こちらは、ゲストのお笑い芸人がふたつのチームに分かれて、GREEのゲームで対決するというものだ。2ラウンドのポイント制で勝敗を決め、勝ったチームには素敵なプレゼントが用意されている。そのかわり負けたチームには、恐怖の罰ゲームが……。チームは、COWCOWと2700と、野性爆弾・川島と天津、レイザーラモンRGとに分けられた。小藪からは“いま勢いのあるチーム”と“アンダーグラウンドチーム”とたとえられて、会場の笑いを誘った。

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▲“いま勢いのあるチーム”
▲“アンダーグラウンドチーム”

 最初の対決で取り上げられたのは、『ともだちドッグス』。スマートフォン向けに配信されている本格的なペット育成ゲームだ。この対決では、各チームからひとりの芸人が事前に犬を育ててきて、来場者にどちらの犬がかわいいかを判断してもらうとことに。そこで、さっそく育成してきた犬を見せてもらうことになった。アンダーグラウンドチーム代表のレイザーラモンRGが育てた犬は、イカしたサングラスにトゲトゲしいアクセサリーをつけ、全体をロック調でコーディネートされたパグ。

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▲レイザーラモンRGがつけた名前は“HG”。“フォー!!”はできない!?

 ほかの芸人や会場からは、「かわいい」という声が。レイザーラモンRGは、ペットの名前を“HG”と名付け、相方思いな一面を見せるヒトコマも。HGは、“おすわり”や“伏せ”といった芸を披露してくれた。それに飽きたらず、レイザーラモンRGは相方の有名なギャグである“フォー!!”をなんとかやらせようするも、MCの小藪から「できるわけないやん!」とツッコまれ、会場の笑いを誘っていた。続いてのチームは、いま勢いのあるチームのCOWCOW・よしが育ててきたゴールデンレトリーバー。さきほどのパグとは、また違ったかわいさがあり、“ちんちん”や“バク宙”といった高難度の芸を披露してアピール。両者の育ててきた犬を総合的に判断し、勝敗のジャッジを来場者に聞いたところ、圧倒的な差をつけてCOWCOW・よしの勝利となったのだった。

 続いて行われた対決は『Wacky Motors』。スマートフォン向けのレースゲームで、最大8人でのオンラインプレイも可能。操作は非常にシンプルで、スマートフォンのジャイロセンサーを利用しており、曲がりたい方向に端末を傾けることで右や左にカーブすることできるという1作だ。両チームの芸人が、1対1の2本勝負というルールで行われた第1戦は、2700・ツネと天津・向井の対決に。運動神経のよさそうなツネと、オタクではあるがゲームをほとんどやらないという向井。図らずも対照的な戦いとなったわけだが、白熱したデッドヒートを制したのは向井。続く第2戦は、『Wacky Motors』初プレイとなるCOWCOW・多田と、すでにプレイ経験のある、野性爆弾・川島の対決へ。多田は、カーブのときに条件反射で右に左に体を動かしてしまい、相方から「そういう小学生いた!」とツッコまれる始末。一方で、川島は道路にある障害物に突っ込み、多田との差が開くばかりだった。レースは大きな動きもなく、順当に多田がゴールを決めてレース終了。勝者となった。

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 ゲームとトークで大変盛り上がりを見せたイベントはこれにて終了。最終的に勝った“いま勢いのあるチーム”には、GREEプリペイドカード10000円分がプレゼントされた。COWCOWからの「本当にこれ、もらえるんですか?」という質問に、小藪は「よしもとはくれないけど、グリーさんはくれます」とコメントし、会場を沸かせた。一方で、負けたチームには巨大ハリセンで叩かれるという罰ゲームが与えられた。青と白の鮮やかなグリーカラーをしたハリセンで芸人たちがはたかれると、会場が大いに湧いたのは言うまでもない。最後に、MCとゲスト、来場者全員で「土曜の夜は、バカソウル!」と掛け声をかけて、イベントは綺麗に幕を閉じたのであった。

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▲芸人みずからが助走してスピードをつけたところを、小藪が叩く。衝撃は想像以上だ。