KONAMI岡村氏とグリー土田氏、さらに大塚明夫、AKB48松井咲子が勢ぞろい
2012年9月23日、東京ゲームショウ2012の最終日に、KONAMIブースで同社及びグリーが手掛けるソーシャルゲーム『METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS(メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス)』に関するステージイベントが開催された。
『METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS(メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス)』は、『メタルギア』シリーズ生誕25周年を記念し、シリーズ初のソーシャルコンテンツとしてKONAMIとグリーが共同制作する作品(※関連記事はこちら)。この日のステージイベントには、KONAMIの岡村憲明氏と、グリーの土田俊郎氏が登壇し、本作の魅力について語られていった。
まず、ソーシャルゲームで『メタルギア』を制作することになった経緯についてだが、土田氏は「25年という歴史ある『メタルギア』と、グリーが手を取り合うことで、新しい何かができないかとご提案いたしました」と、そのキッカケについて説明。それを受け、岡村氏も「始めはスマートフォンで『メタルギア』ができないかと考えていました。そんな中、グリーさんからご提案いただいて。我々もグリーさんとなら、いいものができると思いました。(共同でゲームを作る中で)小島プロダクションの魂、哲学、『メタルギア』というものを大事にすることはこちらの役割。逆に、我々はソーシャルゲームについては作ったことがないので、ソーシャルという面に関しては、日本でいちばん作り慣れていて、ノウハウをもっているグリーさんにお願いするという、お互にいい形で、すごく近い距離感で制作にあたることができました」とコメントした。
続いて、本作の映像をスクリーンで流しながら、「サービス後もいろいろと追加していき、過去すべての『メタルギア』が入る予定です。潜入では、段ボールを開けるとカードを拾ったりして仲間となる兵士を集めて自分だけの部隊を作っていきます」と概要を説明する岡田氏。また土田氏も「今回はユニティという、スマートフォンで3Dゲームを作るときに用いる技術を使っています。ちょっとした動きも、迫力のあるかっこいいものにしなければならないと意識して作りました。それからサウンドにもこだわっています」とした。
ゲーム概要に触れ終わると、ここで豪華ゲストが。人気アイドルグループ"AKB48"に所属し、『メタルギア』シリーズの大ファンだと言う松井咲子がステージに登場。お気に入りのキャラクターはスネークという松井咲子は、「兄のプレイを見たり、いっしょに遊んでいたので大好きになりました。仕事場やおうちに段ボールがあると、ドキッとします(笑)」と、『メタルギア』が好きになったキッカケを明かした。そして、松井咲子はステージ上で、本作を実際にプレイ。「初めて触らせていただくので難しいかなと思うけど、全力で遊ばせていただきます!」と、ミッションに挑戦。すると、画面上に"あきおからの特別救援要請"の文字が。これは、プレイヤーがひとりでは倒せないメタルギアが登場したときに、仲間のプレイヤーに協力を要請できるというソーシャル要素だ。
"あきお"からの特別救援要請を受けて、敵を倒すことに成功した松井咲子に、ここでご褒美が。何とこの"あきお"は、スネーク役を演じている声優の大塚明夫からの特別救援要請で、松井咲子にお礼を言うべく、ステージに本人が登場したのだ。これには松井咲子も「まともに見ることができません……眩しすぎて」と恥ずかしそうな様子。しかし、せっかく憧れの存在に会うことができた喜びから、「"AKB48では、咲子がいちばん好きだよ"って言ってください!」とおねだりする場面も見られた。
ちなみに、「めずらしいですよね。ソーシャルゲームでセリフが入るのは。でも、楽しんでもらえると思います」と大塚明夫がコメントしたように、『METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS(メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス)』には、一部音声も収録されているそうで、大塚明夫も本作のためにいくつかのセリフを録ったのだとか。
そしてイベントの最後に、岡村氏と土田氏は、「とりあえず年は越さないで、クリスマスよりももっと前に配信できればと思います」(岡村)、「誰でも簡単に遊べるところも重視し、戦略性にもこだわっているので、シリーズのファンにも楽しんでいただきたいです」(土田)と、集まったファンにメッセージを送った。