人気タイトルが一同に集結した『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』
2012年9月20日～23日の期間、千葉県の幕張メッセで開催中の東京ゲームショウ2012（20日、21日はビジネスデー、22日、23日は一般公開デー）。2012年9月22日にソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）ブースで開催された“一遊入魂ライブ『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』”の模様をリポートしよう。
スクリーンに一遊入魂のムービーが流れたあと、壇上にSCEのキャラクターたちが大集合。『どこでもいっしょ』のトロ、『ラチェット＆クランク』のラチェット、『リトルビッグプラネット』のリビッツが駆けつけていた。今回のライブでは、プレイステーションキャラクターの中でも1、2位を争う癒し系キャラクターのトロが、プレイステーション Vitaおよびプレイステーション3用新作ソフト『プレイステーション オールスター・バトルロイヤル』（今冬発売予定）でガチバトルに挑戦するというもの。対戦相手となるキャラクターたちは、これでもかというほどの強面揃いだ。
なお、トロはあくまでもゲームの中で戦うため、操作はSCEJの広報さんが担当。本作では、攻撃をあてることによって画面下に表示されているゲージが蓄積され、横の数字が3になるとスペシャルな必殺技がくり出せるのだ。
戦いは、『パラッパラッパー』の“ドージョー”を舞台にスタート。ほかのキャラクターたちがどんどん必殺技を披露していく中、トロのゲージは増えたり減ったりとなかなか3までたどり着かない。記者の見るかぎり、数字が3になってから使える必殺技以外に、ゲージを少量消費して発生させるぷち必殺技がある模様。知ってか知らずか、トロはそれを場面場面で使用していたために溜まらなかったと思われる。その上、たまに誰もいない場所で空振りをくり返していたこともあり、大変失礼ながら、「大丈夫なのだろうか……？」と密かに思ってしまったのだ。そしてそれは記者だけではなかったようで、実況を務めていた司会者も「本当に、本当に、大丈夫なのでしょうか！？」を連呼していた。
そうこうしているうちに、ついに試合終了までは残り15秒。ゲージはなんとか3まで溜まっていたものの、まったく発動する気配はない。必殺技は当然見せ場のひとつであり、万が一にも発動しないわけにはいかないはず、なのだが……（再度）大変失礼ながら「本当に大丈夫なのだろうか！」とかなり本気で思ってしまったのである。
いよいよカウントが5秒を切り、「ああ、これは無理そうだな……」と記者があきらめかけたその瞬間！ ……出たんですよ。トロ（の必殺技）が。画面が切り替わったと思ったら、癒し系代表のトロがコワーイ鬼のコスプレで登場（でもやっぱりカワイイ）。金棒をふりあげると、ホームランよろしく、一気に3人まとめて吹っ飛ばしてしまったのだ。なんて気持ちいい！ しかし、記者は爽快感に酔いしれる暇もなく気づくことになる。「広報さん、やっぱりちゃんと知っていたじゃないか！」と……。よく考えなくても広報さんが操作方法を知らないわけがないのだが、それを疑わせてしまうくらい、見事な広報さんのじらしプレイ＆演技上手な司会者であった。
必殺技はキャラごとに多彩に作られており、対戦相手でもあってもそれを見るのは楽しい。どのキャラクターにどんな必殺技が用意されているか、楽しみにしていよう。
