戦いたい人も、のんびりしたい人も。

幕張メッセから、夢溢れる世界ファンタジールへダイブ! 『ファンタジーライフ』プレイリポート【TGS 2012】_07

 2012年9月20日~23日の期間、千葉県の幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2012(20日、21日はビジネスデー、22日、23日は一般公開デー)。本イベントのレベルファイブブースで試遊ができるニンテンドー3DS用ソフト『ファンタジーライフ』(2012年12月27日発売予定)のプレイリポートをお届け。

 架空の世界“ファンタジール”で、さまざまなライフ(職業)での自由な生活を楽しめる本作。今回の試遊版では、プレイヤーの分身となる“アバター”作りと、7つのライフ(王国兵士、傭兵、魔法使い、狩人、採掘師、木こり、釣り人)の生活が体験できた。

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▲王国兵士
▲傭兵
▲魔法使い
▲狩人
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▲採掘師
▲木こり
▲釣り人
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▲髪型や体型、顔のパーツを自由に選べる“アバター”作り。髪や目の色のバリエーションも豊富だ。ついついこだわりたくなってしまうが、一回の試遊時間は10分なので、ここで時間を使いすぎないようにご注意を。
▲下画面に目的と目的地の方向が表示されるので、ゲーム初心者でも迷わずに済む。レベルファイブ作品らしい親切設計。

 ライフにはそれぞれ“マスター”がおり、この体験版では各マスターに話しかけることで、“体験クエスト”がプレイできる。記者は、魔法使い、木こり、釣り人を体験してみた。

■魔法使い ゴーストを倒す!

 “たたかう系”ライフである魔法使いの体験クエストは、真昼間からパーテル大平原に出現したゴーストを倒すというもの。Aボタンの攻撃、Aボタン長押しの強攻撃、Xボタンの必殺技を駆使して討伐に挑むことになる。

 魔法は4つの属性があり、杖を構えた状態で十字キーを押すことで、“ほのお”、“みず”、“かぜ”、“だいち”の属性を切り替えられる。このうち、“だいち”は回復魔法で、そのほかの3属性は攻撃魔法。調子に乗って魔法を使いすぎているとスタミナが切れてしまうので(スタミナは時間経過で少しずつ回復)、注意が必要だ。

 この体験クエストでは、魔法使いのククがNPCとして戦闘に参加してくれる。魔法が使えて、強いぞクク! と思っていたら、相手の攻撃を食らい、ダウンしてしまった(一定時間経過で復帰)。ククを頼っていたへっぽこ記者も攻撃を食らってピンチに陥ってしまったが、魔法の属性を“だいち”に切り替えて何とか回復。その後、復帰したククとともにゴーストを見事退治したのだった。状況に合わせて属性を切り替えていくのが、魔法使いでのバトルのポイントのようだ。

■木こり 木との戦いがそこにある!

 おつぎは“のんびり系”の木こり。体験クエストは、パーテル大平原にあるコニファーの木を3本切り倒すというものだ。

 Aボタンで伐採(木に攻撃)、木のHPがゼロになれば伐採完了。Xボタンを使うと必殺技が使えます。木には“スイートスポット”と呼ばれる弱点があり、この弱点に攻撃があたると、カツーンといういい音が鳴り、大ダメージを与えられる。

 カツーン、カツーン、カツーン。

 小気味よい音を聴いていると、自分が幕張メッセではなく、森の中にいるような気分に……。

 カツーン、カツーン、カツーン。

 こ、これはハマる。3本と言わず、ずっと切っていたい! ……と思ったのだが、クエスト後にマスターが「最近は、無駄に木を切る木こりが多くて……」とこぼしていたのを聞き、ちょっと反省した記者だった。

■釣り人 魚との戦いがそこにある!

 木こりとおなじく“のんびり系”である釣り人。体験クエストは、パーテル大平原で虹色の魚を釣ってくるというもの。

 釣りは、魚影のある場所で行えます。Aボタンで釣り糸を垂らし、ウキが沈んだらAボタンで“アワセ”。それからAボタンを長押しして、魚のHPを削り、ゼロにできれば釣り上げられる。
 
 Aボタンを長押ししたり、魚が暴れたりすると“糸ゲージ”が上昇。糸ゲージがMAXに達すると、糸が切れてしまう。Aボタンを離すか、魚の暴れている方向に竿を倒すことでゲージを下げよう。

 体験版の魚は比較的カンタンに釣れたが、ヌシクラスではどんな戦いになるのだろうか。製品版をプレイするのが楽しみだ。

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■体験してみて……

 3ライフを体験してみて思ったことは、いずれのライフもAボタンとXボタンを基本としていながらも、違う感覚が味わえるということだ。転職をして、さまざまなライフを味わえることが魅力のひとつである本作。転職したときに、操作方法ががらりと変わると、プレイヤーの混乱を招いてしまいそうだが、基本的に使うボタンがいっしょなら、転職してもスムーズに遊べるだろう。

 そうそう、ライフ固有のアクションの話ばかりしてしまったが、じつはそれ以外の部分も体験できたことについても語っておきたい。今回の体験版では、物語の始まりの場所となる“クルブルク”の街の郊外(街中は残念ながら入れない)を自由に移動できる。郊外にいる人々と交わすのんびりとした会話を楽しむこともできるし、リンゴのなっている木を揺らして実を収穫したり、羊のそばに落ちている羊毛を拾ったり、鶏小屋で卵をゲットしたり、井戸で水を汲んだり、森に生えているキノコを拾ったりもできる。飛行船が泊っている“飛行場”という、気になるスポットも見つかった。

 魔法を使うのも伐採するのも釣りをするのも楽しかったが、思い返してみれば、今回の体験プレイのいちばんの収穫は、「製品版では、卵とったりキノコとったりして、のんびり暮らせるんだろうなぁ……」と、ファンタジールでの生活が具体的に想像できたことだったような気がする。早く、料理人で調理しまくりたいなあ。

幕張メッセから、夢溢れる世界ファンタジールへダイブ! 『ファンタジーライフ』プレイリポート【TGS 2012】_01
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■筆者紹介
ロマンシング★嵯峨

週刊ファミ通&ファミ通.com編集者。いちばん気になるライフは料理人。現実であまり料理をしないぶん、ファンタジーの世界で自炊女子気分を味わいたい。