「はいだらー!」がHDになった!

『ゾーン オブ エンダーズ HD エディション』プレイリポート【TGS 2012】_01

 最近、プレイステーション2などで発売された名作を、HD(高精細度)化したタイトルが増えてきている。小島プロダクションでは、プレイステーション・ポータブルの『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』、プレイステーション2の『メタルギア ソリッド 2 サンズ オブ リバティ』、『メタルギア ソリッド 3 スネークイーター』のHD化を行った。それらのタイトルには、“HD エディション”の文字が新たに加えられている。まずは、この“HD エディション”について説明が必要だろう。

 小島プロダクションの“HD エディション”は、旧作をただHD化するだけではない。4:3の画面比率で作られたゲームをそのまま16:9の画面比率にすると、文字やゲージなどが画面に対して大きくなりすぎることがある。しかし、小島プロダクションの“HD エディション”は、インターフェースやフォント、2D系画像をHD用に描き直し、プレイステーション3やXbox 360の解像度に最適化を行っている。この『ゾーン オブ エンダーズ HD エディション』も、もちろん例外ではない。

『ゾーン オブ エンダーズ HD エディション』プレイリポート【TGS 2012】_02
▲『ゾーン オブ エンターズ』のゲーム画面。

 『ゾーン オブ エンダーズ HD エディション』には、2001年3月1日発売の『ゾーン オブ エンターズ』と、2003年2月13日発売の『アヌビス ゾーン オブ エンダーズ』の2タイトルがHD版となって収録されている。『ゾーン オブ エンダーズ』シリーズは、オービタルフレーム“ジェフティ”を操り、超高速で敵を倒していく爽快感抜群のアクションゲーム。簡単なボタン操作で派手なコンボ攻撃がくり出せるのが魅力だ。シリーズは2作品のみだが、ファンからの支持も厚く、新作・続編を願う声も多い。

 試遊コーナーでは、両タイトルを体験することが可能。『ゾーン オブ エンターズ』で試遊できるのは、ヴァイオラと遭遇後、索敵モードと飛行モードの機能モジュールを獲得する序盤のシーン。『アヌビス ゾーン オブ エンダーズ』は、リック機を追ってケンと対峙し、「はいだらー!」のセリフが飛び出すあの名シーンを体験できる。

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▲『アヌビス ゾーン オブ エンダーズ』のゲーム画面。

 両作品とも見事にHD化を果たしているが、とくに『アヌビス』のゲーム画面の美しさが目を引く。小島プロダクションの作品で、『メタルギア』シリーズしかプレイしたことがないという人は、これを機にぜひ『ゾーン オブ エンダーズ』シリーズにも触れてみてほしい。なお、プレイアブルを体験すると、プレミアムポスターがプレゼントされる。数に限りがあるので、欲しい人は試遊コーナーへ急ごう!