クルマ好きが注目する1本

 長い歴史と実績を持つ『ニード・フォー・スピード』(以下、NFS)。今作では街がひとつ用意されており、全力でレースをしてもいいし、のんびりドライブしてもいいし、ほかにもいろいろな楽しみが盛り込まれているようだ。そんな最新作のプレイリポートをお届けする前に、知っておきたいポイントを少々。
 本作を開発したのは、『バーンアウト』シリーズでおなじみの”Criterion Games”。同社が本シリーズを手掛けるのは、2010年発売の『ニード・フォー・スピード ホット・パースト』に続いて2作目だ。両シリーズとも、ストリートでのギリギリの走りがキモとなる作品だが、より”危険な走り”という方向に進化していく『バーンアウト』のエッセンスを、NFにミックスするとどうなる? その答えがゲームショウ会場でいち早く体感できるってわけだ。
 今回は8人での対戦プレイが試遊できるのだが、3種類のイベントを続けてプレイするようになっていた。

イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_02
イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_01
イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_03

まずはレース!

 いきなり街の中に放り出されるので、なんとなく操作を覚えながら、左下のマップに表示された◎の場所を目指す。8人がそこに集まるとカウントダウンが始まり、レーススタート。一見ふつうのレースゲームのようだが、ゴールに最初にたどり着ければ、何をしてもかまわないというのがNFS。むしろライバルをクラッシュさせたほうが、ポイントが稼げる仕組みだ。隣でプレイしている奴のクルマを壁に押し付けたり、陸橋から落としてみたりしているうちに、気がつけばゴールすることなんか忘れてたりする。まぁ、誰かがゴールしてくれればイベント終了だ。

イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_06
イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_10

スピードテスト!!

 よく分からないうちにレースが終わり、それでもライバルに体当たりをしたり、されたり、遊んでいると、つぎのイベントがスタート。マップ上には、速度超過を取り締まる的なカメラの場所が示されている。そこをイカれた速度で通過すると、記念にどのくらいスピードを出せたのか計ってくれるようだ。もちろん、速いほどポイントが高い!

イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_08
イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_09

最後はジャンプ!!!

 ふたつのイベントが終わるころには、いろいろな感覚が麻痺してくる。そこで始まるのが、ジャンプだ、舗装されていない場所に□が表示されている。その手前の直線を利用して加速し、ハイウェイを跳び越すというイベントだ。ここが舗装されていないってのがポイントで、グリップがちょっと悪い。駆動輪がスリップして前に進めないならまだしも、バランスを崩してジャンプ失敗、なんてことも。とにかく、真っすぐ進め!

イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_04
イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_05

3つのイベントでワル決定

 ワルい奴ほどポイントが高いわけだが、8人の中でいちばんのワルは”NFSのTシャツ”がもらえちゃうのだ。私、ワルではないので参加賞のステッカーをいただきました(笑)。ドロドロに汚れたランボルギーニ アヴェンタドールの絵柄でしたよ。

イカすクルマでイカれたドライブ!? 『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』プレイリポート【TGS 2012】_07