ブルーディスティニーにはEXAMモードも

アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_05

 2012年9月20日より23日まで、幕張メッセで東京ゲームショウ 2012が開催中。開催二日目となる21日、バンダイナムコゲームスブースで『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』のステージ、機動戦士ガンダム バトルオペレーション ロードマップ発表会が行われた。ガンダムという強力IPでありながら、プレイステーション3での基本プレイ料金無料タイトルとして挑戦する本作の次の一手は。

 登壇したのは、バンダイナムコゲームスのプロデューサーである桑原顕氏と、BBスタジオの制作プロデューサーである大野聡氏、そしてゲーム監督を務めた徳島雅彦氏。
 ステージではまず、これまでの展開が振り返られた。βテストを経て、運営開始までに17万人の登録があったそうで、現在はすでに60万人以上が本作をダウンロードしているとのこと。この勢いには、桑原氏らスタッフ一同驚いているそうだ。
 本作は当初パッケージ販売されるアクションゲームとして企画されており、2009年ごろに開発が開始。オンライン多人数対戦というコンセプトは変わっていないものの、ビジネスモデルが決定されたのは今年に入ってからだとか。モバイルなどで基本無料タイトルの波が来ているのを受けて、バンダイナムコゲームスの蓄積を活かした形でビジネスモデルに挑戦するという意図から、無料モデルを採用することに決定したのだという。

 直近のアップデート予定も明かされた。今後の展開。まず発表されたのは、新ルールの“制圧戦”。マップ内にある制圧地点を占拠していくことが主目的のルールで、固まって戦うだけでなく、複数のポイントを制圧するために、多少の分散や個人の技能も求められるだろう、と徳島氏。
 お次に発表されたのは、新マップ“採掘所”。高低差が大きいマップで、大野プロデューサーいわく、支援機の使い方が重要になるとのこと。徳島氏によると、MSは通れない隠し道も隠されており、これらを使うことでトリッキーな奇襲も可能だという。
 そして3つ目には初心者用の“新兵実践訓練”が実装予定。一定の階級までしか入れない代わりに出撃してもポイントが減らないというのが特徴で、MSを倒せばちゃんと初心者用の報酬が出て、設計図も貯まっていくそう。過酷な戦場にいきなり出て出撃ポイントをムダに減らさないよう、まずはじっくり練習する手段ができるというのはありがたいところ。

アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_06
アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_07
アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_08
アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_09

 また、10月下旬ぐらいまでに実装される新機体も紹介された。“アッガイ”はレーダーに映らないスキル“ステルス”を持ち、カバーアクションで体育座りも取れる。
 そしてお次はジムスナイパーII。この機体が持つライフルは実弾系のものなので、ビームの光跡もなく、汎用機に近い感じの優秀な支援機体として活躍しそうだ。
 もう1機はブルーディスティニー。EXAMシステムも搭載しており、耐久度30%以下で発動可能。アタック、ディフェンス、スピードが上昇する荒業だが、うまく使わないと、発動したと思ったらもう大破しているといったことも起こりかねない。ちなみに格闘機なのは、「1号機の暴走シーンのイメージから」(徳島)らしい。なお、『SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド』の初回特典のひとつとして、本機体が先行入手できるコードが収録予定だ。
 さらなる実装予定機体として4体のシルエットも出たのだが、これは……連邦に格闘、ジオンに支援がほしいというリクエストに応えるものだという。

アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_01
アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_02
アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_03
アッガイは体育座り可能! 『機動戦士ガンダム バトルオペレーション』直近のアップデート計画が明かされる【TGS 2012】_04

 しばらく先の実装項目としては、クランシステムと“ハンガー”について説明された。後者はすでに持っている機体の強さを底上げできるオーバーカスタム的な要素とのこと。バランスがおかしくならないよう、綿密に調整を進めているようだ。
 そのほか、簡易チャットでもっとさまざまなメッセージを使ってコミュニケーションが取れるよう、プリセットから使いたいものを選んでセットできるようにするそう。こちらは10月のアップデートで実装したいとのことだった。