コアゲーマーよ! 再び立ち上がれ!

 2012年9月20日~22日の期間、千葉県・幕張メッセにて開催される東京ゲームショウ2012。その会場内の、ディースリー・パブリッシャーのブースにプレイアブル出展された『地球防衛軍4』のプレイリポートをお届けする。

 地球を侵略する"フォーリナー"と、超強力な兵器を自在に扱う自軍の"地球防衛軍"との壮絶な戦いが味わえる、アクションゲーム『地球防衛軍』シリーズの最新作。会場では、6つのステージが選択できる特別バージョンが用意されており、さまざまな銃器が扱える"レンジャー"と、飛行可能なウイングを塔載した"ウイングダイバー"のいずれかの兵種で出撃可能になっていた。使用する武器をふたつまで自由に選べるのは、これまでどおりだ。

 選択可能なステージは、おなじみのアリに似た甲殻巨大生物をつぎつぎと倒すミッションから、クモ型の巨大生物が作り出した巣に捕まった仲間を救出しながら敵の殲滅を目指すミッション、巨大二足歩行型ロボットのヘクトルに挑むミッションまで用意されており、いずれも『地球防衛軍』らしさを堪能できる作りになっていた。 同じステージでも、選択した兵種によって戦いかたが大きく異なるのも、シリーズ作品と同様。バズーカーやロケットランチャーで現れた敵を豪快に倒しながら前進していく、初心者でも楽しめるレンジャーに対して、ウイングダイバーは飛行能力と武器を使用する際にエネルギーの残量に注意しながら戦う、上級者向けの兵種。ちなみに、ウイングダイバーの武器には、エネルギーを消費するタイプと消費しないタイプが用意されており、そのことでエネルギーの回復スピードは従来のものよりも遅く感じられた。空を飛ぶ練習ばかりしていると、あっという間にエネルギー切れになり、回復待ちを余儀なくされるので、注意が必要だ。

 なお、会場では、プレイ時間がひとり10分までに制限されている。1ステージをクリアーするには最低でも10分ほど必要になるため、ふたつの兵種を堪能したいなら、途中で退却を選んで兵種を切り換えるか、2回以上並んでプレイする必要がある。まあ、使用可能の武器も複数用意されていたので、時間がある限り、何度も体験するほうが本作の魅力を存分に満足できるはず。

 多少の仕様変更はあるものの、しっかりと『地球防衛軍』シリーズらしさを踏襲している本作。これまでの根強いファンが満足できるのはもちろん、『4』から始める人にも楽しめる仕様になっていた。今回は、インターネットを通じたオンラインの協力プレイを体験できなかったこともあり、世界の隊員とともに本作で戦える日が来るのが待ち遠しい。

巨大生物との戦いが描かれる『地球防衛軍4』プレイリポート【TGS 2012】_01
巨大生物との戦いが描かれる『地球防衛軍4』プレイリポート【TGS 2012】_02
巨大生物との戦いが描かれる『地球防衛軍4』プレイリポート【TGS 2012】_03