プレイヤーから観客までも魅了する、こだわりの演出

 2012年9月20日~22日の期間、千葉県・幕張メッセにて開催される東京ゲームショウ2012。その会場内の、コーエーテクモゲームスのブースにプレイアブル出展された『デッド オア アライブ 5』のプレイリポートをお届け。

 本作は発売直前のタイトルだけあって、今回のゲームショウでは、そのすべてが堪能できるバージョンが出展されていたといっても過言ではないです。おなじみのセクシーな女性キャラクターをはじめ、『バーチャファイター』から参戦となるアキラ、サラ、パイまでも試遊可能になっていました。

 わずかなプレイ時間でしたが、アキラとサラのふたりを試したところ、『バーチャファイター』シリーズで扱っていたキャラクターそのものが、『デッド オア アライブ 5』の画面に入っている!? と感じられるほど、見事に再現されていた点には驚き。重い一撃をくり出すアキラ、素早い足技で相手を圧倒するサラたちが、本作で思う存分堪能できますよ。 さらに驚いたのは汗の要素! なんと、キャラクターが闘いによって汗をかいているんです。試合後の姿がアップになる画面で、それがよりはっきりわかるのですが、アキラのこめかみから汗が流れたり、かすみの胸元が汗で濡れているのが確認できました。これは、かなりリアルに仕上がっていましたよ。その要素に加え、氷上のステージでは、キャラクターが吐き出した息が白くなることもあり、まるでキャラクターが生きているかのような仕様が盛り込まれているのも、本作の見所です。

 もちろん、前作で高い評価を得た美麗なグラフィックは本作でも健在。セクシーな衣装を着たキャラクターが登場すると、画面を見つめるのが少し恥ずかしくなるほどのデキで、申し分なしといったところ。多くのギャラリーがいるゲームショウ会場ではなく、落ち着いてプレイできる場所ならば、もっと楽しめそうです……。ちなみに、ひとり用でプレイした場合、戦う相手の衣装も2タイプの中から自由に選べる仕様になっていました。 対戦のバトルスピードはバランスよく、対戦格闘ゲームをひさびさに遊んだ自分(まもなく40歳)でも、問題なく遊べました。それに加え、正確にコマンドを入力しなくても、出したい技がくり出せるのも、うれしい要素。さらに、ステージのギミックが動いて、ヘリコプターが墜落したり、ビルが崩壊するシーンがあったりするので、キャラクターをうまく操れなくても、演出でギャラリーをわかすことはできそうです。対戦が熱いのはもちろん、それ以外の部分も楽しめる要素が盛りだくさんの本作。来週の発売日が楽しみです。

美麗3D格闘ゲーム『デッド オア アライブ 5』プレイリポート【TGS 2012】_01
美麗3D格闘ゲーム『デッド オア アライブ 5』プレイリポート【TGS 2012】_02
美麗3D格闘ゲーム『デッド オア アライブ 5』プレイリポート【TGS 2012】_03
美麗3D格闘ゲーム『デッド オア アライブ 5』プレイリポート【TGS 2012】_04