“いまの時代を象徴する人”として選ばれた川越氏
2012年9月20日（木）から23日（日）まで、千葉の幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2012。2012年9月21日（金）にセガのブース内で、2012年12月6日（木）の発売が発表された（記事は→こちら）プレイステーション3用ソフト『龍が如く5 夢、叶えし者』のイベントが開催された。イベントには、本シリーズの総合監督 名越稔洋氏が登壇したほか、ゲストとして、ゲーム中にも出演しているシェフの川越達也氏が登場した。ここでは、ニコニコ生放送とU-STREAMでも生中継された本イベントの様子をお届けしよう。
イベントでは、最初に名越氏が登場。改めて『龍が如く5 夢、叶えし者』の発売日が2012年12月6日（木）に決まったことを告知し、「（発表が）東京ゲームショウに間に合ってよかったです」と笑顔をのぞかせた。『龍が如く5』の制作話では、少しでも身近に感じてもらうため、看板から店内の風景まで、とにかくすべてをこだわり抜いたと自信を見せ、本作のタイトルにも入っている“夢”というテーマについては、「この時代だからこそ、掲げたい」と熱く語った。また、ナンバリングが“5”に到達したことに触れると、一変してしみじみとした様子に。「最初のイベントではお客さんが3人しか来なかった」と、いまの人気からは信じられないような過去の苦労話も語られた。
ここで、ゲストとして、本作に“美食家 タツヤ”で出演しているシェフの川越達也氏が登場。そのとたんニコニコ動画の画面は「キター！」という文字で埋め尽くされ、川越氏の人気の高さを物語っていた。
名越氏は川越氏をキャスティングした理由について聞かれると、「キャストは、“いまの時代を象徴する方”を選んでいます。今年はどうしようかという話になったときにすぐ思いついたのが川越さんでした」とコメント。その意見には周りも大賛成で、満場一致での決定だったそうだ。演技指導については、川越氏いわく「“チャラい感じ”でやってください」というリクエストがあったことを告白。完成した演技は、名越氏も大満足のできだとか。
また、ゲーム中に出てくる料理も川越氏が監修していることが明かされた。そのことについてたずねられると、川越氏は「なかなかのできです」と満足そうににっこり。さらに、それらの料理を実際に現実でも食べられるように、現在鋭意制作中なのだとか。途中、川越氏は自身が演じる“タツヤ”のキャラクターについて「僕、がんがん殴られる役でもよかったんですけど」と漏らすと、名越氏が「もっと早くに言ってくれれば！」と残念がる（？）貴重なワンシーンも。
最後は、名越氏と川越氏からそれぞれひとことずつファンにメッセージ。名越氏は「時代に裏切らない、価値のあるものになっています」と自信をのぞかせ、川越氏は「ゲームに登場する料理を、実際に、お手軽に食べていただけるようにがんばっています」とコメントし、ステージは締めくくりとなった。
