世界最高レベルのアーケードスティックを体感せよ
2012年9月20日から開催されている東京ゲームショウ2012(一般公開は22日、23日)に出展しているマッドキャッツブースの様子をリポートする。こちらの記事で告知したとおり、ブース内にはアーケードスティックを中心とした家庭用ゲームの周辺機器が多数出展。アーケードスティックは、『スーパーストリートファイターIV アーケードエディション』(以下、『スパIV』)や『ソウルキャリバーV』、『ストリートファイターX(クロス)鉄拳』(以下、『ストクロ』)などの人気対戦格闘ゲームをプレイしながら実際に試すことができる。また、一般公開日の22日、23日には、世界的プロゲーマーのウメハラ選手、ときど選手、マゴ選手を始めとした有名格闘ゲーマーによる組み手やエキシビジョンマッチ、レッスンに加え、『鉄拳』プロジェクトディレクターの原田勝弘氏(バンダイナムコゲームス)を招いてのスペシャルトークセッションも予定されており、格闘ゲームファンには見逃せないブースとなっている。
一般公開日の組み手イベントを控えたチームマッドキャッツに直撃
ウメハラ(中央)
ときど(左)
マゴ(右)
――9月22日と23日の一般公開日に行われる組み手イベントの参加タイトルと意気込みを聞かせてください。
ウメハラ 俺は『スパIV』に参加します。どういった人が相手になるのかわかりませんが、全勝を目指してプレイしたいと思います。
――それでは、ときどさんは?
ときど 『スパIV』と『ストクロ』が確定で、もしかしたら『ソウルキャリバーV』にも参戦するかも知れません。
――3タイトルもあるんですか!? 自信のほうはいかがですか?
ときど その3タイトルはふだんから相当やり込んでいますので、自信はあります。とはいえガチの大会ではなく、イベントなので楽しい試合ができればいいなと。
――では、マゴさんは?
マゴ 『スパIV』の組み手に参加します。大会ではないので、僕も勝つというよりはお互いに楽しめる試合がしたいですね。
――マゴさんは『スパIV』一本をやり込んでいるのでしょうか?
マゴ そうですね。少し前まではいろいろなゲームをプレイしていたのですが、自分はあまり器用ではないと気づき、格闘ゲームは『スパIV』に絞ってやり込むことにしました。格闘ゲーム以外では、スクウェア・エニックスの『ガンスリンガーストラトス』をプレイしています。
――『ガンスリンガーストラトス』の印象はいかがでしょうか?
マゴ いままで格闘ゲームしかプレイしてこなかったので、新鮮でおもしろいです
。攻略については稼動からあまり時間がたっていないため、まだ煮詰まってはいません。
――ふだん格闘ゲーム以外はプレイされないんですか?
マゴ ぜんぜんやっていません。RPGは人生で5本くらいしかクリアーしていませんよ。
――ちなみに、その5本の中でいちばん好きな作品はどれですか?
マゴ 『ファイナルファンタジーX』ですね。
――ほほう。RPG以外のアクションゲームなどもあまりプレイしたことがなかったのでしょうか?
マゴ はい。アクションゲームもシューティングゲームもほとんどプレイしたことがありません。そのわりには『ガンスリンガーストラトス』はかなり楽しんでプレイしています。
――マゴさんはRPGを5本くらいクリアーしたことがあるとおっしゃっていましたが、ウメハラさんは?
ウメハラ 昔はRPGもけっこうプレイしていました。
――いちばんおもしろかった作品は?
ウメハラ う~ん、子どものころは『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』をプレイしていました。『ドラゴンクエスト』は『3』がいちばん印象に残っています。
――なるほど。『ガンスリンガーストラトス』はウメハラさんもプレイされていますよね?
ウメハラ はい。マゴといっしょにやり込んでいます。
――どのくらいやり込んでいるんですか?
ウメハラ 試合数は全国ランキングのトップ5に入るくらいプレイしています。俺もいままでまったくプレイしたことのないジャンルのゲームだったので、最初は何をしていいのかわからなかったのですが、少しずつゲーム性を理解して、最近では勝つことのほうが増えてきました。
――ウメハラさんでも最初はきびしいんですね。
ウメハラ 初めてのジャンルだし、最初は負けることのほうが多かったですね。
マゴ 『ガンスリンガーストラトス』は格闘ゲームと違ってチーム戦なんですよ。最初ウメハラはひとりでやり込んでいたので、知らない人とばかりチームを組むことになったため、負けが先行したんだと思います。僕は知り合い4人でチームを組んでやり込んでいたので、最初から勝ちが先行していました。
――トップレベルに到達できる手応えはつかんでいるのでしょうか?
マゴ がんばり次第ではいけるんじゃないかと思います。
ウメハラ 俺は最近自信がついてきましたね
――ときどさんも『ガンスリンガーストラトス』をプレイされているんですか?
ときど 僕はプレイしていません。最近もっともやり込んでいるのは『ストクロ』です。相当やり込んでいますよ。
――今後メインでやり込んでいくタイトルは『ストクロ』?
ときど 2012年10月に開催される『ストリートファイター』25周年の大会が終わるまでは、『ストクロ』がメインになると思います。
――なるほど。ときどさんが『ストクロ』で、ウメハラさんは?
ウメハラ 俺は『スパIV』と『ガンスリンガーストラトス』です。
マゴ 僕はウメハラといっしょで、『スパIV』と『ガンスリンガーストラトス』。
――少し話題を変えて、第2期トパンガリーグ(プロゲーマーも数多く参加する国内のトップリーグ)を終えての感想をお聞きしたいと思います。まず、ウメハラさんは最終順位が2位という結果についてはどうお考えですか?
ウメハラ う~ん、まぁ、優勝しようと思っていたんですけどね。実際に全日程を終了して振り返ってみると、リュウにとってはきびしい戦いが多かったと思います。その中で2位というのは、相当いい成績だったんじゃないかな、と思いました。
――いちばんきつかった相手は誰ですか?
ウメハラ やっぱり"ふ~ど”(世界大会で優勝経験のあるプロゲーマー)ですね。ふ~ど戦では、オンラインとオフラインの戦い方の違いに対応せずに終わってしまったという印象です。
――オンラインとオフラインの違いとは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
ウメハラ ラグのあるオンラインとラグのないオフラインでは、相手の動作を見てから対応できる技がぜんぜん違うんですよ。たとえば、オンラインでは読まれない限り対応されないという行動が、オフラインでは見てから対応されてしまうんです。見てから対応されるということは対戦が成立しない。だから、ふ~ど戦は対戦というよりは作業という感じですね(笑)。
――オフライン独特の戦いかたに対応する前に負けてしまったと?
ウメハラ あの場で対応するのは無理ですよね。攻略を一から練り直さないとダメなレベルの話ですから。俺は、"波動拳は見てから返されない”ということを前提に戦略を組み立てているので、それが通用しないとなるといびしいですね。
――波動拳が通用しないとやることがなくなってしまいますもんね。そういったオンラインとオフラインの違いというのは、マゴさんも意識しているのでしょうか?
マゴ やっぱりオンラインとオフラインはぜんぜん違いますね。ウメハラもいま言っていましたが、オンラインで"波動拳を見てから返す”ことは全神経を集中していてもきびしいんですよ。それがオフラインだとできてしまう。
ウメハラ それをやられるのとやられないのでは天と地ほどの差がありますよ(笑)。ただ、逆に言うと俺が恩恵を受けていた部分もあるんですけどね。ユンやさくらといった対応が難しいキャラクターに対してはすごく戦いやすくなるんです。オフラインであれば、対応する側のほうが楽。
マゴ そうですね。オフラインなら対応に回ったほうが有利ですね。
――では、マゴさんはトパンガリーグ11位という成績をどう受け止めていますか?
マゴ この成績に満足していたらヤバイですよね。そんなだったら横浜の実家に帰っていますよ。正直、11位という結果は自分も予想していなかったので、びっくりしました。自分の欠点を見つめ直すいいきっかけになったので、これをバネにして次回がんばりたいですね。
――自分に何が足りなかったと分析していますか?
マゴ 僕はリスクとリターンを計算して行動するスタイルなんです。でも試合の一部分のリスクとリターンしか見ていないことがあったので、もっと試合全体を考えたリスクとリターンを考えられるようにしたいなと。
――1試合全体でもあるし、10試合、20試合という大きい流れを考えてということですか?
マゴ そうですね。ある場面だけ見るとリスクのある行動だとしても、後々にリターンとして生きてくるような行動もしっかり取り入れていこうと考えています。
――マゴさんは長期戦に慣れているイメージがあったのですが。
マゴ 30戦くらいの長期戦になると確率論になるんですよ。大きいリスクをしょって、あとのリターンを取りにいくよりは、その場その場でリスクの低い行動を取ったほうが長期戦では強い。逆に3試合くらいの短期決戦では、リスクをしょってリターンを求めるという行動も重要になるんです。今後はそういったことができるようになりたいですね。
――テクニックではなく、心理戦や戦略のほうが煮詰める必要があるというわけですね?
マゴ はい。もちろん納得していない部分もありますけど、テクニックはもう十分なレベルに達したと思います。だから突き詰めていくべきはそういった心理戦のほうかなと。
――いまのマゴさんからは、以前よりも相当なやる気を感じますね。
マゴ いまはマジでやばいですよ(笑)。いちばん結果を残していた全盛期くらいのやる気があります。
――おお。それはぜひがんばってください。では、ときどさんはいかがでしょうか?
ときど 私は土俵に上がっていませんから、何も言えませんね(笑)
――トパンガリーグで勝つのは難しい?
ときど トパンガリーグは長期戦なので、僕の続けてきたやり方ではきびしいと思います。だから、もしやるんだとしたら、一からやり直すくらいの気持ちで挑まないといけませんね。
――大きい大会があれば、そういった気持ちでやり込むこともある?
ときど もちろんです。トパンガリーグのようなしっかりと実力差の出るルールの大会があればやり込みたいと思います。このままでは終われませんからね。
――ときどさんの場合は、新しいゲームをどんどんプレイしていく印象があるのですが、いま新作で気になるタイトルはありますか?
ときど 全部ですね。
――全部!?
ときど 『デッド オア アライブ5』はもちろんやりますし、『ギルティギア』、『ブレイブルー』の新作もやり込む予定ですよ。
――それはすごいですね。それだけ手を広げても各ゲームのトッププレイヤーついていけるのでしょうか?
ときど とりあえずプレイしてみないと、ゲームのおもしろいかわかりませんから。発売されたらとりあえずプレイしてみて、そのゲームがすごくおもしろくて流行るのであれば、さらにやり込むという形ですね。
――ゲームのやり込みはいつもマッドキャッツの3人でやられるんですか?
ときど ウメハラやマゴとプレイするゲームがかぶらないのでやらないですね。
マゴ 僕とウメハラはふだんからかなりやっていますよ。
――リュウ対策を立てたいから相手をしてくれとか?
マゴ そうですね。そうやって僕はウメハラに頼むことが多いのですが、ウメハラからは言ってこないですね。
ウメハラ (笑)。あまり頼まないけど、逆に頼まれると断らないですね。付き合いますよ。
マゴ そう。「僕がお願いします」って。本当はウメハラにももっと言ってほしいんですけどね(笑)。
ウメハラ (笑)。いや、苦手なキャラは自分で使ってみたほうがわかるんですよ。トパンガリーグが始まるまえは、さくらがいちばん嫌なキャラだったんです。だから、自分でさくらを使ってマゴと対戦してみたら、さくらの弱点がわかってしまったので、わざわざ人に使ってもらわなくても大丈夫だなと。
――それでは話をイベントのほうに戻しまして、組み手だけではなくエキシビジョンマッチもありますね。
ウメハラ 俺の対戦相手は当日のお楽しみなので、期待していてください。
――ときどさんは『ソウルキャリバーV』に挑戦?
ときど 僕は世界大会のEVOで優勝したデコポンさんと対戦します。
――デコポンさんとはふだんから対戦しているのでしょうか?
ときど 1度も対戦したことがないんですよ。ただ、いろいろな人から「デコポンは強い」と聞いているので、対戦するのが楽しみですね。
――自信はありますか?
ときど デコポンさんの活躍を見ているとすごく強いと思いますし、まわりの人間からあれだけ「強い」と言われる人は格闘ゲーム業界になかなかいないので、本当に楽しみです。
――対戦の注目ポイントはどこでしょう?
ときど 僕はワンチャンスで相手を倒せるようなリターンの大きい動きが多くなると思うので、それに対してデコポンさんがどうやって対応するのかという部分が見どころですね。
マゴ エキシビジョンマッチのほかにじゃんけん大会もありますよ。
――じゃんけんの自信のほどは?
マゴ いや、じゃんけん大会は僕らが負けるの前提ですから(笑)。
――たしかに(笑)。ウメハラさんはじゃんけんにまつわる逸話はあるのですか?
ウメハラ さすがにありません(笑)。まぁ強いですけど。
――やっぱり強いんですか?
ウメハラ この前『ガンスリンガーストラトス』の大会があって、俺がチームのじゃんけん担当だったんですよ。チーム自体は途中で試合に負けてしまいましたが、俺のじゃんけんは10連勝くらいして負けなしでした(笑)。
――それはすごい(笑)。
ウメハラ 昔、格闘ゲームの公式全国大会は、じゃんけんで1Pか2Pの選択権を決めていたんですけど、そのときの俺はじゃんけんで勝率8割以上を誇っていましたよ。
マゴ 相手を見て何かわかるの?
ウメハラ やっぱり、みんな癖があるんですよ。
――それって初見の相手でわかるんですか!?
ウメハラ それはさすがにわかりません(笑)。たとえば、遠くで見てるんです。「あいつさっきにグーを出していた」とかね。意外ととみんな無意識のうちに初見の相手には同じ手を出すことが多いんです。
――チェックしてるんですね(笑)
ウメハラ チェックしてますよ。昔のゲームには、1Pと2Pで違いがあったので重要だったんです。昔の団体戦では、じゃんけんに負けたチームが先に先鋒を出すというルールが多くて、じゃんけんがスーパー重要でしたよ。じゃんけんで試合の結果まで決まるようなもんですから。だからあのころは、じゃんけんの攻略もマジメに考えていました。
――(笑)。ときどさんはじゃんけんについていかがですか?
ときど じゃんけんかぁ~じゃんけんにはとくに何にもありませんよ(笑)。
マゴ ふつうはないよね(笑)。
ときど 最近の大会ではじゃんけんで1Pか2Pを決めることが減ってきましたしね。
ウメハラ あーそうだね。
――え? ではどうやって決めているんですか?
ときど 海外は取り合いですからね。基本的に先に取ったもん勝ちですよ。
――海外といえば、先日ときどさんはブラジルの大会に参加したようですね。どんな印象をもたれました?
ときど 予想以上にプレイヤーが多かったですね。会場に400人は来ていました。格闘ゲームは1年か2年くらいあれば強くなれますから、プレイヤー人口が多くて勢いのある地域はすぐにレベルが上がると思います。
――世界のレベルは以前に比べて上がっているのでしょうか?
マゴ かなり上がっていますね。2、3年前は海外のプレイヤーにほとんど負けませんでしたが、いまは日本人が勝つことのほうがきびしいという場合も多いですよ。
――自分は、日本人プレイヤーと海外プレイヤーの対戦を大会のネット配信でしか見たことがないのですが、たとえばマゴさんはがジャスティンを始めとした海外プレイヤーと50試合くらいの長期戦を行ったらどちらが勝率よくなるんですか?
マゴ やってみないとわかりませんが、たとえば北米のプレイヤーは考え方が違うんですよ。長期戦で勝つというよりは、イベントで勝つことのほうを重視しているんです。だから野試合で負けたとしても平然としています。大切なものはイベントで勝つということですから。それはイベントが多い国だからこその考えかたかもしれませんね。
――それでは、今後のプロとしての抱負をお聞かせください。
ときど 僕はいろいろなゲームをやっているのですが、最近になってゲームごとに取り組まないといけない課題が異なるということがわかってきました。
--具体的にはどういうことでしょうか?
ときど たとえば、スタートダッシュをかければいいタイトルと、煮詰めていかなければならないタイトルがあって、それらはやり込みかたが違うんですよ。いままで僕はそれができていなかったので、今後はゲームごとにしっかりと課題やスジュールを組んでやり込みたいと思います。
――自分で課題やスケジュールを組める人はいいと思うのですが、まだ格闘ゲームを始めたばかりの人がうまくなるためにはどうすればいいと思いますか?
ときど モチベーションが保つことが重要なので、友だちを作っていっしょにプレイするのがいちばんだと思います。その友だちがうまい人であればなおさらです。
――では、マゴさんの抱負は?
マゴ いままではやり込めば結果がついてくるもの考えていました。だから結果を出すまでの過程を重視していたのですが、最近なかなか勝てていないので、これからは過程と結果の両方にこだわりたいですね。結果と過程の両方が充実すれば、自分自身の成長にもつながると思いますし。それから、僕のがんばった姿を見てゲームを始めようという人もいるかもしれないですからね。努力する過程が充実して、結果も出ればそういう人がもっと増える可能性がありますし。。
――それでは、ウメハラさんは?
ウメハラ ゲームは仕事だからプレイヤーとして努力するのは当然ですよね。それだけではなくて、俺は仕事の可能性を広げていきたいと考えています。たとえば、ゲームプレイ1本で進んだり、文章が得意だから本を出そうとか、しゃべるのが得意だからそういう仕事もやろうだとか、あとに続く人の選択肢が増えるようにしたいですね。
ときど お願いします!
ウメハラ (笑)。
ときど ウメハラさんは本当にいろいろ考えているんですよ。
――ウメハラさんのそういう部分をリスペクトしているんですか?
ときど もちろんですよ。リスペクトしています。
――ウメハラさん、ときどさんがリスペクトしているそうですよ。
ウメハラ そうですか。ありがとうございます。僕もときどさんをリスペクトしています(棒読み)
マゴ ウメハラ、目が死んでるから(笑)
ウメハラ まぁでも本当にときどをリスペクトしていますよ。ゲームプレイに関しては、いま世界でいちばんやっている男なので。だからときどはマッドキャッツのプレイ担当ですね。僕は道を切り拓く担当。マゴは……なんだっけ? なんかあったよな(笑)。この前何か言ってなかった? 家帰ればわかるよ。たしかメモを取ってあるから。
一同 はははは(笑)。
ウメハラ まぁそんな感じのバランスの取れた3人で今後もがんばっていきたいですね。それでは一般公開日は、ぜひマッドキャッツブースに足を運んでください。ブースには誰かしらいると思うので、気軽に声をかけてほしいですね。よろしくお願いします。