美しい日本画の世界に酔いしれよう
さて、プレイステーション3用にHDリマスターされて登場する『大神 絶景版』。大自然に囲まれた国“ナカツクニ”を舞台に、主人公アマテラスが相棒の絵師イッスンととも災厄を振り払う旅に出ます。試遊では、広大な“信州平原”からスタートしました。相棒イッスンに導かれるままに、まずは鳥居近くにある“塞の芽”を目指します。そこで感じることは、やはり画面の美しさ。HD化の恩恵を大いに受けるタイトルだと認識してはいましたが、ここまで視覚的に訴えるものになっているとは! 日本画、水墨画のタッチで描かれる、独特の温かみのあるグラフィックは唯一無二です。ああ、美しい。
とはいえ、この段階の信州平原は、汚れた“タタリ場”に覆われている状態。そこで活躍するのが『大神』の代名詞、“筆しらべ”です。画面に丸を描く筆しらべ“桜花一 花咲”で、塞の芽に花を咲かせると、タタリ場で覆われた世界が浄化されていき、色鮮やかな花たちが咲き乱れます。これがHD版の“大神降ろし”! 圧倒的な臨場感です! ゾクゾク! この感動、ぜひ大画面で味わってくださいね。
あちこちでクエスト発生!
大神降ろしで信州平原を浄化したら、マップ上の5ヵ所に印がついて、好きなイベントを楽しむことができました。さっそく山の上にある“十六夜神社”に出向き、そこで妖怪討伐の依頼を受けます。『大神』は、敵との戦闘中も筆しらべが可能で、それを組み立てて戦うのがまた熱い! 神社付近に出現した“弦断ちの衣蔵”を、筆しらべ“一閃”を交えながら討伐したところで試遊は終了。ようやく筆しらべの操作感覚を思い出してきたところだったのに、試遊時間15分はあっという間でした。
できれば、PlayStaion Moveでの操作も試してみたかったところでしたが、残念ながらゲームショウでは、デュアルショックでのプレイのみ。ソフトが発売されたら、PlayStaion Moveを使って冒険に出たいと思います!
最後に注意点を。この『大神 絶景版』はカプコンのタイトルですが、試遊できるのはSCEブースのみ。カプコンブースに試遊台はないものの、プレミアムシアターで本作の最新PVが公開されるので、ファンの方はぜひ足を運んでみてください。