試合開始前からおもしろい!

 2012年9月20日より開催されている東京ゲームショウ2012。セガブースとソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのブースでプレイアブル出展されている、エレクトニック・アーツの『FIFA 13 ワールドクラス サッカー』(プレイステーション3版)のプレイリポートをお届け。

試合開始まえのスキルゲームがおもしろい!

 今回プレイができたのはエキシビションマッチのみ。選べたチームは、マンチェスター・シティ、アーセナル、ACミラン、ユベントス、ボルシア・ドルトムントの5チームだった。それではさっそく試合開始。

 今作では、試合が始まる前にスキルゲームというものがプレイできます。スキルゲームでは、“8球以内にゴールの4隅にあるターゲットにシュートをすべて当てる”などといったお題が出され、それにチャレンジすることで、自然と操作方法やテクニックが身に付く仕組み。前作はお題形式ではなく、ふつうのトレーニングモードだったので、スキルゲームの存在によって楽しみながらスキルアップできちゃいます。今回のプレイでも成功するまで何度もチャレンジしてしまい、なかなか試合を始めることができませんでした。これはかなりアツい! ちなみにスキルゲームはスキップが可能なので、すぐに試合を始めることもできます。

さらなる進化を遂げたサッカーゲーム『FIFA 13 ワールドクラス サッカー』プレイリポート【TGS2012】_04

新機能のファースト・タッチコントロールが試合勝利のカギ?

 数試合をこなしてみて、試合中に強引なパスを出したり、無理な体勢でボールを受けようとすると、受け手の選手がコントロールミスやボールロストをすることが何度かありました。これが噂の新機能“ファースト・タッチコントロール”というやつ。これまでのシリーズでは、けっこう強引な感じでボールを受けてもきっちりボールが足元に収まっていたので、あまり気にせずにパスを出していたけど、本作では状況によってパスの出しかたにも注意が必要になることは確実。とくに、オンラインで多人数プレイをするときには、かなり重要なポイントになりそう。

さらなる進化を遂げたサッカーゲーム『FIFA 13 ワールドクラス サッカー』プレイリポート【TGS2012】_01
さらなる進化を遂げたサッカーゲーム『FIFA 13 ワールドクラス サッカー』プレイリポート【TGS2012】_03

選手のAIが進化し、リアルな試合展開が堪能できる!

 基本的な操作は前作と同じ感じだけど、選手のAIはかなり進化していました。まず攻撃時に目立ったのが、味方選手がスペースを探して走り込んでくれる頻度が多いこと。攻撃的ポジションの選手はもちろんのこと、中盤でボールをキープしている選手を、後方の選手が追い越してスペースに走り込んでくれるのがいいですね。スルーパスを出すのがメチャクチャ気持ちよく、得点に結びついたときは、思わずガッツポーズしちゃいました。

 つぎに守備面。ディフェンス選手のAIはプレス時にあまり突っかけない印象でした。ボールを持っている相手選手と一定の距離を保ちながらコースを潰す動きをしくれます。かなり本格的な動きですね。あとは、自分で操作する選手を寄せていき、一気にボールを奪えばオーケー。近代サッカーで主流の組織的ディフェンスを再現できます。

 そのほかにも、選手どうしの体の当てかたや、パスが欲しい場所へ手を差しながら走り込む選手の動き、走りながらジャンプをして進行方向への胸トラップからのドリブルなど、すべての動きが超リアル。終始ワクワクしながらプレイできました。

さらなる進化を遂げたサッカーゲーム『FIFA 13 ワールドクラス サッカー』プレイリポート【TGS2012】_02