アサシン、ちょっと独立戦争に参加してみる

 2012年9月20日~23日、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2012(以下、TGS)。その会場内の、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのブースに出展された、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト、『アサシン クリードIII』(ユービーアイソフト)のプレイリポートをお届けする。

 正統ナンバリングタイトルとなる『アサシン クリードIII』は、ヨーロッパ圏が舞台だった前2作から、海を渡って大移動し、独立戦争で大混乱中の1777年のアメリカが舞台。プレスリリースによると、ネイティブアメリカンの父とイギリス人の母(こやつが1作目の主人公、アサシン・アルタイルの血筋くさい)を親に持つ青年、コナーが、“アサシン”として暗躍する。

アクションゲームが苦手でもいけそう!?

 まずは、本作初試みとなる“海戦”を体験。船上からゲームはスタートし、舵を手にしたらミッション開始。敵の船を撃沈しろとのことなのだが、船は揺れるし、敵の船は激突してくるわ、大砲とか撃ってくるわで、緊張感が高まる。大砲をぶっ放して敵の船を沈めることを推奨されるが、ミッションクリアーよりも、大砲をドッカンドッカン撃ちまくるのが楽しく、それだけで15分を使い切ってしまった。

 2回目の試遊では、アクションの操作感に注視。筆者はアクションゲームが苦手。涙を流し、コントローラーを投げつけ、ときに人の手を借りながら、『アサシン クリード』シリーズをなんとかクリアーしてきました。そんな筆者の、いちばん気がかりなアクション部分を確認。船の舵を取ってしまうと、“海線”に突入してしまうので、舵には触らずアクションのお試しのみの操作をしてきました。プレイをして得たのは、「あれ? 易しくなってる?」という感触。とくに、前作まででいうところの、“高度なジャンプ”いわゆる三角跳びが、かつてない柔らか判定になっているような印象を受けました。ほかにも、高い場所への移動や、細い足場でのジャンプ移動も、スムーズになっていて、これならアクションゲームが苦手なプレイヤーも安心して楽しめるんじゃなかろうか? と、思えました。主人公コナーが、ネイティブアメリカンの父親から受け継いだ、高い身体能力のたまものなのでしょうかね。また、武器については、装備画面でトマホークや弓、ロープの先っぽになんか殺傷能力の高そうな鉄がついた物が見られ、それを使って“暗殺”はできませんでしたが、新しい武器たちの登場に、胸は高まるばかりです。あああああ、早くフードをかぶりてええ!

アサシン、幕張からアメリカへ行く! の巻。『アサシン クリードIII』プレイリポート【TGS2012】_01
アサシン、幕張からアメリカへ行く! の巻。『アサシン クリードIII』プレイリポート【TGS2012】_02

試遊台は3台、1プレイ15分

 試遊台につくとコンパニオンのお姉さんに、3D対応ヘッドマウントディスプレイ“HMZ-T2”とヘッドフォンを装着され、『アサシン クリードIII』だけではなく、ヘッドセットの体験もできちゃいます。2012年9月20日の時点では、試遊台は3台が稼働し、1回につきひとり15分のプレイが可能。ヘッドマウントディスプレイの装着時間を含めると、所要時間は、おひとり様につき、だいたい20分。『アサシン クリードIII』を遊んだ後は、物語が交差する『アサシン クリードIII レディ リバティ』があるプレイステーション VitaのコーナーへGOGOGO!

アサシン、幕張からアメリカへ行く! の巻。『アサシン クリードIII』プレイリポート【TGS2012】_03