祝!『ファンタシースターオンライン』誕生25周年!
2012年9月20日~23日にかけて開催されている東京ゲームショウ2012。初日のセガブースでは、すでに発売されているPC版に続き、PS Vita版とスマートフォン版(iOS/Andorid)のリリースが予定されているオンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』の最新情報を発表するステージが開催された。
最初にステージに登場したプロデューサーの酒井智史氏は、まずサービスインから2ヵ月が経過したPC版について、「現在ユーザー数が90万人が超え、もうすぐ100万人に届きそう」と好調なスタートであることを語った。その後、PSO2プロジェクトの要である”境界を超えるRPG”についてあらためて説明。開発中のPS Vita版とスマートフォン版について意気込みを語り、さらにスマートフォン版のタイトルを『ファンタシースターオンライン2 es(エス)』とすることをを発表した。
PS Vita版とPC版の4人同時実機デモプレイ
続いて、TGS会場でプレイアブル出展中のPS Vita版のプレゼンに移り、菅沼裕氏(PS Vita版『PSO2』ディレクター)が2013年春のサービス開始を目指しているPS Vita版の開発状況を「PC版の好調なスタートを受けて、現場はさらに士気が上がっている」と話した。また、PS Vita版について、PC版とほぼ同じ内容が遊べること、PS Vitaのタッチ機能を使ってチャットをしたり、アイテムを使うことができ、遊びやすくなっているとアピール。さらに持ち運び可能な利点を生かした遊びを考えていると話した。
その後、PS Vita版とPC版(各2台)のクロスプラットフォームによる4人同時プレイを披露。PS Vitaの機能を生かした直感的な操作を見せてくれた。「PC版より、快適になっているのではないか」とは菅沼氏のコメント。また、グラフィックに関してはまだ向上の余地があるとのことで、最適化を図り、処理スピートのアップに取り組んでいると明かしてくれた。また、酒井氏から、「PS Vita版の発売により、PC版ユーザーの優位性が保てないのではないか?」という心配に対して、PS Vita版サービス時にブロック枠を変更することを発表。これに加えて、ユーザーテストの実施についても検討中であると話し、年末から年明けくらいには何らかの発表ができそうだと見通しを語った。
東京フィルハーモニー交響楽団によるオーケストラコンサート開催
デモプレイの後は初公開のPVを披露して、これでステージ終了……と思いきや、最後に酒井氏から『ファンタシースターオンライン』の誕生から25周年を記念して開催されるオーケストラコンサートの概要が発表された。タイトルは”ファンタシースターシリーズ25周年記念コンサート シンパシー2013”(シンパシーとは『PSO2』のサウドシステムの名称)。
<コンサート概要>
開催日:2013年3月30日 昼・夜2回公演予定
会場:日比谷公会堂
指揮者:天野正道
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
また、ステージイベント終了に合わせて、このコンサートで聴きたい楽曲のアンケートを実施。『PSO』シリーズの思い出の曲をユーザーに投票してもらう特設サイトを開設すると発表している。
特設サイトURL:http://sega.jp/phantasystar/
イベントの締めくくりには両氏からユーザーにメッセージが送られ、菅沼氏は「4人で集まって、顔をつきあわせてプレイできるPS Vita版の『PSO2』新鮮。ぜひ実機を触って楽しんでほしい」、酒井氏は「まだ未プレイのユーザーには手軽に始められるPS Vitaをおすすめ」とコメント。加えて、まだまだPC版の進化を止めないことを約束してくれた。