『バイオハザード6』のプレイアブル出展は大盛況!

 週刊ファミ通で『バイオハザード』シリーズの記事を担当しているででおです。発売を目前に控えた『バイオハザード6』のブースでは、体験版第1弾とは異なるステージがプレイできた。しかも、今回の試遊バージョンは、初のマルチプレイが可能とのこと。シングルプレイのみのエイダ編も気になったが、まずはマルチプレイに挑戦せねば! というわけで、レオン編、クリス編、ジェイク編をそれぞれふたりでプレイしました。ちなみに、パートナーは週刊ファミ通の『バイオハザード』攻略チームのひとりである後手青木プロ。青木さん、俺にまかせてくださいよ!! ちなみに、プレイしたのはいずれもプレイステーション3版です。

●レオン編

 試遊バージョンでのレオンステージは、大量のゾンビが徘徊する大学構内からの脱出パート。俺はヘレナを操作し、後手青木プロの操作するレオンとともに進んでいく。構内では、テロが発生する前までは健康な人間だったと思われるゾンビたちにつぎつぎと遭遇。俺たちはビビりつつも、ハンドガンで1体ずつ撃退していく。しかしこのステージは、大勢の大学生で賑わっていたであろう大学構内。ゾンビの数も半端じゃない! 「このままでは、弾薬が尽きちゃうなあ……ここはレオンにがんばってもらおう」と、控え目に攻撃していると、レオンも弾を撃たずにウロウロし始めた。もしかして、コイツも同じ状況なのか? このままじゃヤバイ……。そうだ! 体術を使えばいいんだ! というわけで、狭い通路に押し寄せてきた大量のゾンビに対し、果敢に体術を仕掛けていく。しかし、あまりにもゾンビの数が多いため、1体のゾンビに体術を行うたびに、ほかのゾンビからの攻撃を受けてしまう。拾ったばかりのグリーンハーブをタブレット化して回復しつつレオンの様子を見ると、これまたゾンビに組みつかれて大苦戦中の様子。これじゃダメじゃん! そこで、今度はハンドガンを使ってレオンの援護に回ってみる。すると、レオンはダメージを受けることなく、目の前のゾンビを体術で倒していくではないか。コレがチームワークというやつか! しばらくこのポジションで戦っていると、レオンはフィジカルコンバットゲージが残り少なくなってきたのか、後退を始めた。今度は俺が体術をメインに戦い、レオンに援護してもらう。いやー、息がピッタリと合うと気持ちいいね! ちなみに、○ボタンを押すとパートナーのほうを向き、○ボタンを押したまま方向キーを押すと、“行け”、“褒める”、“お礼”、“OK”、“NO”といった内容のセリフとジェスチャーを行い、簡易的な意思の疎通を図ることができる。『バイオハザード アウトブレイク』の思い出が脳裏に蘇った。懐かしい~。

【TGSプレイリポート】『バイオハザード6』マルチプレイに挑戦!_01
【TGSプレイリポート】『バイオハザード6』マルチプレイに挑戦!_02
▲部屋に入りそうなゾンビを迎撃! 俺が扉を押さえるから、早く撃って!
▲パトカーを発見し、構内から脱出したところで試遊は終了。乗車後も警官ゾンビに襲われ、最後まで気が抜けなかった。

●クリス編

 クリス編の舞台は、東欧“イドニア”の戦場。今度は俺がクリス、後手青木プロはパートナーのピアーズを操作することにした。こちらのステージは、暗くて心細かったレオン編とは対称的に、昼間で明るいうえにBSAAの仲間たちもいる。しかも、装甲車に乗った状態からスタート。ここまで準備が整っていれば心強い……と思っていたら、先行していたBSAAの特殊車両が突然大爆発! 驚きのあまり、思わずリアルで後ずさってしまった。本気でビックリした! 前方には、武装したジュアヴォたちがワラワラと現れ、容赦なく撃ちまくってくる。我々(クリス&ピアーズ)を始めとするBSAAの隊員たちは、車両から降りて応戦することに。しかし、本格的に武装したジュアヴォたちは、意外と手強い。とくに、遠方からライフルで狙撃してくるジュアヴォが厄介な存在だ。さらに、傷を負ったジュアヴォを中途半端に放置しておくと、傷口を鎌や鉤のように変異させて襲いかかってくる。このままでは消耗するばかりなので、ふたりで役割を分担することにした。「俺がライフルの奴を撃つから、目の前の敵を頼みます!」、「オーケー!」と、息の合ったプレイで見事ジュアヴォたちを撃退できた。

 しかし、ここで超ビッグサイズB.O.W.“オグロマン”が登場。家よりデカい巨躯で、トラックを軽々と投げつけてくる規格外のクリーチャーだ。正面からまともに戦っても倒せる気がしないので、建物に入って窓や屋上などから攻撃することに。しかし、建物内にはジュアヴォもいるので、なかなかオグロマンに大ダメージを与えられない。そこで、ここでもチームプレイが炸裂! 後手青木の操作するピアーズが周囲のジュアヴォへの攻撃に集中してくれたおかげで、オグロマンを攻撃しやすいポジションに陣取ることができた。弱点らしき頭部を撃ちまくると、オグロマンは建物へのしかかるように倒れた。チャンスとばかりに近づくと、何やら特殊な行動を示すアイコンが……。アイコンの指示の通りにR1ボタンを押すと、オグロマンの背中に乗り背中のトゲを引き抜くことができた。これは気持ちいい! そして見事オグロマンを撃破し、大量のジュアヴォが待ち受ける最前線へ。ここも息の合った連携プレイで切り抜けたところで、試遊は終了となった。

【TGSプレイリポート】『バイオハザード6』マルチプレイに挑戦!_03
【TGSプレイリポート】『バイオハザード6』マルチプレイに挑戦!_04
▲怪獣映画に出てきそうなサイズのオグロマン。この威圧感は半端ない!
▲弱点かどうかは不明だが、なんとなく口を狙ってみた。効いている様子!?

●ジェイク編

 ジェイク編は中国の蘭祥(ランシャン)が舞台。高低差のある立体的な地形が特徴だ。今度は、後手青木プロがジェイクを操作し、俺がシェリーを担当。じつは、操作するキャラクターを決める前に、俺と後手青木プロで壮絶なジャンケンが行われていたが、ゲームに関係ないので割愛する。『バイオハザード2』以来の登場となるシェリーは、早く使いたかったんだよね。ステージ自体は、なかなかの高難度。ジュアヴォの数はとにかく多いので、高いところにある足場に上ったり、飛び降りたりして、とにかく囲まれないように動きまくった。さらに進んでいくと、ジェイクとシェリーが別行動をする場面も……。別行動といっても、互いの姿が見えている場所では、ハンドガンでパートナーの援護をすることもできた。やっぱりチームワークは重要!

 つぎつぎと現れるジュアヴォを返り討ちにしていくと、一部のジュアヴォが“サナギ”に変異。立ったまま硬直しているサナギは不気味だが、攻撃はしてこないので安心……と思っていたら、背中がパックリ割れて新たなクリーチャーが生まれてきた。生まれてきたのは“ストゥレラツ”と呼ばれるタイプで、素早い動きと、棘を飛ばしての攻撃がかなり厄介。弾薬も残り少なくなり、苦戦しつつもなんとか撃破! その調子で先へ進んでいくと、イベントに突入し、未知のB.O.W.が出現! しかし、このイベント後に試遊は終了となった。ウーン、コイツとも戦いたかった!

【TGSプレイリポート】『バイオハザード6』マルチプレイに挑戦!_05
【TGSプレイリポート】『バイオハザード6』マルチプレイに挑戦!_06
▲上と下に分かれてのチームプレイ。お互いにフォローし合うことが重要だね。
▲サナギから生まれてきたストゥレラツ。かなりタフで手強い!

●協力プレイの楽しさを十二分に堪能できる1本!

 3つの試遊ステージをそれぞれふたりでプレイしたが、協力プレイはやっぱりおもしろい! チームワークを活かして難所を切り抜けたときの快感は、実際にやってみないとわからないだろう。パートナーが活躍したときに、賞賛のジェスチャーを行えるのもいいね。クロスオーバーによる4人での共闘も、早く体験したい!

■著者紹介 ででお
週刊ファミ通編集者。『バイオハザード』シリーズは、ナンバリングはもちろん、スピンオフ作品もすべてプレイ済み。