はらみーのパジャマは何色でしょう？
『黄昏乙女×アムネジア』の庚夕子役や、『アイドルマスター』の四条貴音役でおなじみの声優・原由実。2012年8月22日にファーストシングル『HANABI』で、5pb.からアーティストデビューを果たしている。そのCD発売イベントが、2012年9月8日に東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて開催。会場には多くのファンが詰めかけ、大いに盛り上がった。
イベントの幕開けはトークパートから。『HANABI』や、そのカップリングである『天ノ紅（そらのくれない）』について語ったほか、この夏の思い出などプライベートにも話題が及んだ。話がところどころで脇道にそれ、大好きな食べ物について熱く語る場面もあったが、原のほんわかとした人柄がにじみ出たトークを、ファンは温かく見守っていた。ここでは、トークの内容を一部抜粋してお届けする。
──ご自身の名義としては初のCDシングルとなりますが、ご感想は？
原由実（以下、原） お話をいただいたときからずっと、「あやまー、大丈夫かな……」って不安な気持ちが大きかったんですけど、まわりの方々が相談に乗ってくださったり、（2012年）5月のライブ（声優・今井麻美のバースデーライブ）でデビューを発表したときに皆さんが喜んでくださって。応援してくださる皆さんのおかげでがんばれました。友だちも、CDを10枚ぐらい買ってくれたり、Facebookで同級生の子たちに宣伝してくれて、ありがたい限りだなって（笑）。
──レコーディングの思い出はありますか？
原 『HANABI』のサビで、曲の入りがけっこう難しいところがあって、何度やってもうまくいかなかったんです。でも、スタッフさんがどうして入りにくいのかを検証してくださって、音を抜いたり工夫してくれたので、無事に収録できました。でも、ライブで歌うときには音を抜くことはできないので、それまでに練習しないと（笑）。『天ノ紅』のほうは、そんなに苦労もなく“しゃーっ”とできました（笑）。
──『HANABI』で気に入っている部分は？
原 Bメロが歌詞もメロディーも切ない感じがして、そこが好きですね。夏って楽しいけど、夏が終わると切ない気持ちになるじゃないですか。それが曲の中に表されていると思うので、注目して聞いてほしいと思います。
──『天ノ紅』はいかがですか？
原 『HANABI』を初めて聞いたときは、メロディーしかなかった状態だったんですけど、『天ノ紅』は最初から曲ができあがっていて、「アレンジの方がホームラン級の仕事をしてる」って話題になっていました（笑）。レコーディングの現場には、作詞の森由里子先生もいらしてくださって、その場で曲がよりよくなるように歌詞を変更してくださったりしましたね。あとは、差し入れで持ってきてくださった小さいケーキがすごくおいしくて（笑）。アイスとケーキの中間みたいなデザートだったんですけど、それのおかげでテンションが上がりました（笑）。ただ、『天ノ紅』はいまちょっと難しく感じているというか、スランプ時期に入っていて……。11月の“Live 5pb.”にゲストで出演させていただくんですけど、『HANABI』とどっちの曲を歌うのか……。（ここで客席から、「両方！」と声が上がり）両方!? （スタッフのほうを見て）……どうでしょう……!? 両方でオーケーみたいです！
──PVの撮影はいかがでしたか？
原 『HANABI』でサブボーカルを担当してくださっている（今井）麻美さんといっしょに撮影をしました。お弁当が2種類あって、どっちがどれを食べるのかという話をしていましたね。気心の知れた方ばかりだったので、リラックスして撮影できました。麻美さんはレコーディングの現場にいてくださることも多くて、どんな衣装が私に似合うとかアドバイスしてくださって、いっしょに作っていただいた感じです。
──この夏はどう過ごされましたか？
原 バスツアーに行きました。もともとバスツアーが好きで、以前にイチゴ狩りに行ったこともあります。ちなみに、イチゴがいちばん好きで、2番めはブドウなんですけど（笑）。なのでブドウ狩りをしたり、あとは富士山の5合目に行ったり、すき焼きを食べたり、お酒は飲めないんですけれど、日本酒の工場で試飲に参加したりと盛りだくさんの内容でした。それ以外にも巨峰味のアイスクリームを食べたり、富士山の形をしたメロンパンを食べてみたりとか、ずっとお腹が出ている状態でしたね（笑）。自分でツアーを組むとけっこうお金がかかると思うんですけど、バスツアーなら5980円なのでお得でした。
──お気に入りの果物の3位は？
原 3位は変動式なんですけど、いまは梨です。でも、梨狩りには行かないと思います。あれは水っぽくて、量を食べられないから、元が取れないんです。関西人としては、食べ放題のお店なんかに行くと、元を取らないとと思っちゃう（笑）。
トークが終わると、ミニライブへ移行。「心を込めて歌います」と、『HANABI』と『天ノ紅』の2曲を披露した。会場のファンたちは、赤やピンクのサイリュームを振ったり、ときにはコールを送ることで楽曲を盛り上げていく。2曲が終わると、原は「はや～、ありがとうございます～」と一礼。それに対してファンたちは、大きな拍手を送る。歌い終わった原は、いつものように大好きな水を飲み、「あっ！ うまい！ 信じられないほどおいしい！」と満足感がにじみ出たリアクションで会場を沸かせていた。
ミニライブに続いては、“原由実カルトクイズ”のコーナー。2012年9月1日に大阪で開催された今井麻美との合同イベントで行われ、好評を博したということで今回もコーナー化された。原が出す3択のクイズに、ファンが指で数字を作って答える形式で、最後まで残った5名に原のサイン&イラスト入りポスターがプレゼントされるということで、ファンたちは気合を入れて臨んでいた。しかし、これが難問、奇問の連続。出題された問題の一部は以下の通り。
・今日の朝食はどこで食べたでしょう。
1：スタバ 2：ドトール 3：タリーズ
・そのドトールで何を食べたでしょう。
1：ジャーマンドッグ 2：レタスドッグ 3：ミラノサンドC
・私のパジャマは何色でしょう。
1：ピンクの花柄 2：黄色の花柄 3：：水色の花柄
上記のように、かなりの原ファンでも運任せになるような問題ばかりだったが、ファンは皆楽しんでいるようだった。ちなみに、この日の原の朝食はドトール（1問目の答えは2）でジャーマンドッグを食べた（2問目の答えは1）とのこと。また、愛用のパジャマは黄色（3問目の答えは2）ということだ。
クイズが終わると、イベントもエンディングへ。ここでもトークが行われ、原が出身地の大阪でライブをやりたいことや、アップテンポのライブ向け楽曲を歌ってみたいと思っていることなどが語られた。また、現在ファミ通.comで、毎週土曜日の深夜1時から配信されているラジオ番組“原由実の○○ラジオ”（通称：はらまる）にて、弾き語りの練習をしていることに話題が及ぶと、「弾き語りのための初心者向け楽曲も作っていただきたいですね（笑）。でも、まずは『HANABI』を練習しようと思います。（大ファンである）ラルクの歌も歌いたいですね」と、今後の抱負を述べた。ちなみに、ここでは高橋氏がはらまるを“はなまる”と言い間違えたことから、原が“はなまるうどん”について熱っぽく語り出すひと幕も。
この後、原は「すごくたくさんの方に『HANABI』を聴いていただいて、感想もいっぱいいただきました。ラジオもおたよりをたくさんいただいて、本当にうれしいです。今後ともよろしくお願いします！」と語る。さらに、「今日のお昼ははなまるうどんで食べようと思います！」と元気よく宣言し、イベントを締めくくった。
今後は2012年9月29日に、都内某所にて今井麻美との合同イベントが予定されている。さらに、2012年11月24日の“Live 5pb.2012”にゲスト出演することが決定しているほか、徳島県で行われるイベント“マチ★アソビ”にも参加予定だ。ファンはこちらもチェック！
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