ゲストにはお笑いグループのインスタント・ジョンソンが登場
ネクソンは2012年9月8日、同社が運営する『アトランティカ』初のオフラインイベント“ATLANTICA FESTIVAL 2012”を都内で開催した。『アトランティカ』は、日本で2008年にサービスを開始したMMORPG。エンカウント制、傭兵システムなどのゲームシステムがといった特徴的なシステムが支持を集める、ネクソンの代表タイトルのひとつだ。今回のオフラインイベントでは、プレイし続けているユーザーへの感謝の意を込めて実施されたもので、新規発表から豪華ゲストも登場したステージなど、盛りだくさんの内容となった。
イベントの目玉は、2012年10月下旬より実装予定の新大陸“アトランティス”の発表だ。アトランティスは“イヴ”と呼ばれるメインコンピュータが統括する高度な世界だったが、大陸の爆発によってほぼ壊滅状態に。イヴは一部地域を保護カプセルに入れて切り離し、深い眠りについた。そのイヴが世界の危機を察知し、目覚めた後にアンティリアという村を作り出したことで、いままで謎に包まれていたアトランティスがプレイヤーの前に姿を現したというわけだ。ワールドとの位置関係は、大陸上空にアトランティスがある形で、現在のタイタンサーバーがアトランティスサーバーへ変更されることで、新大陸“アトランティス”への移動が可能となる。
アトランティスは大きくわけて“外郭地域”と“西地区”のふたつにわかれている。外郭地域には、イヴがかつてのアトランティスに似せて作った村“アンティリア”が存在。これは、イヴとともに目を覚ましたアトランティス人たちの訓練場とも言えるもので、ワールドにおけるローマに近い役割を担うことになる。
外郭地域には複数のダンジョンも存在。ケンタウルス王を崇拝して作られたダンジョン“崇拝者の祭壇”は、フィールド地域、ダンジョン1・2階、ボスダンジョンで構成されており、“空虚なウカン”と呼ばれるボスが待ち受けている。よりきびしい戦いを求めるアトランティス人が目指すのが“キューブの墓”というダンジョン。そして3つ目のダンジョン“機械工場”は、多数の機械生命体が待ち受ける。また、ダンジョンの最下部にはオリハルコンの結晶が隠されている。なお、アトランティス最初に外郭地域のみが解放され、西地区は今後徐々に公開されていく予定だ。
新主人公“アトランティス人”も実装される。アトランティス人の女主人公は攻撃魔法を得意としており、杖で雷電を発射して周囲の敵に攻撃を与える。男性主人公は、“攻撃は最大の防御”を体現するキャラクター。『アトラインティカ』に登場する全主人公キャラクターのなかで、もっとも攻撃的な性質だという。また、両方に共通する点としては、体躯が大きい点が挙げられる。ワールドの人間と比較すると、ひとまわりもふたまわりも大きいのだ。
レイドダンジョンには“忘れた都市”が実装される。ここはアトランティス人すら近寄らない危険なエリアだが、機械ゴーレムを作動するために向かうことになるそうだ。進入可能レベルは145以上、参加人員は15日、参加傭兵はひとりあたり1傭兵まで。また新傭兵も実装される。“ギガス”と呼ばれる新傭兵は、イヴが自分たちの代わりに戦わせるために作り出した機械生命体で、イヴの命令には絶対に従うという。しかし、現在は動力源であるオリハルコンを失っているため、稼働を止めている。
11月下旬にはさらなる新傭兵“リーバ”が登場。このキャラクターは、第2回傭兵デザインコンテンストで最優秀作品に選ばれた“リーバ・ファウスト”をキャラクターとして起こしたもの。ネクロマンサー(死霊使い)という職業で、ヴァイオリンを武器に戦うそうだ。声を演じるのは人気声優の井上麻里奈。会場では「この魂は、誰にもゆずらない」というセリフもお披露目された。
今後のアップデート情報では、レベルキャップ開放(160レベル)、新規装備シリーズ“審判者の装備”アップデート、ボス“リデラン”の登場などが告知された。
そのほかイベントでは、ギルドマスター交流戦も開催され、@Lei@、流音、alumina、トリ3という4名のギルドマスターが出場。ゲストにはお笑いグループ“インスタント・ジョンソン”も登場し会場を盛り上げた。交流戦はトーナメント形式で実施され、トリ3が見事優勝に輝いた。