新たな審査員2名を交えて今年も開催
一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は、2010年に新設した“日本ゲーム大賞(Japan Game Awards”の“ゲームデザイナーズ大賞”の2012年度の概要を発表した。
ゲームデザイナーズ大賞は、クリエイターが作り手の視点から、高い独創性とゲームの歴史にその名を刻むに値する革新的な作品を選出、表彰する賞。2010年は『HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-』、2011年は『ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート』が大賞を獲得した。本年度は、2011年4月1日から2013年3月31日の間に日本国内で発売された家庭用ゲームソフトの中から選ばれることになる。
選考を担当するのは、ゲームデザイナーズ大賞審査員長 桜井政博氏(有限会社ソラ代表)を始めとする、日本を代表するトップクリエイター10名。本年度は、新たな審査員として『きみのためなら死ねる』の小川陽二郎氏と、『脳を鍛える大人のDSトレーニング』シリーズの河本浩一氏が参加する。
ゲームデザイナーズ大賞の発表・表彰は、2012年9月20日(木)に、“東京ゲームショウ2012”(千葉市幕張メッセ)内のイベントステージ(展示ホール8)で実施する“日本ゲーム大賞2012 年間作品部門 発表授賞式”で執り行われる。なお、“ゲームデザイナーズ大賞”受賞作品の発表については、今年も審査員長の桜井政博氏が、受賞作品のデモプレイなど、受賞作品の魅力について語る予定だ。
■“ゲームデザイナーズ大賞2012”審査員
・飯田 和敏(グラスホッパー・マニファクチャー)…代表作:『ディシプリン*帝国の誕生』、『巨人のドシン』
・イシイジロウ(レベルファイブ)…代表作:『タイムトラベラー』、『428 ~封鎖された渋谷で~』、『3年B組み金八先生 伝説の教壇に立て!』)
・上田 文人(『人喰い大鷲トリコ』クリエイティブディレクター)…代表作『ICO』、『ワンダと巨像』)
・小川 陽二郎(セガ)…代表作:『きみのためなら死ねる』、『ソニックと秘密のリング』、『クロヒョウ』シリーズ
・神谷 英樹(プラチナゲームズ)…代表作:『ベヨネッタ』、『大神』、『デビルメイクライ』
・河本 浩一(任天堂)…代表作:『脳を鍛える大人のDSトレーニング』シリーズ、『ニンテンドー3DS本体内蔵ソフト(代表作『すれちがいMii広場』など))
・桜井 政博(ソラ)…代表作:『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ、『星のカービィ』
・巧 舟(カプコン)…代表作:『逆転裁判』、『ゴーストトリック』
・藤澤 仁(スクウェア・エニックス)…代表作:『ドラゴンクエストIX』、『ドラゴンクエストX』)
・三上 真司(Tango Gameworks)…代表作:『アラジン』、『バイオハザード』
※敬称略、五十音順
■“ゲームデザイナーズ大賞 2012”概要
名称:ゲームデザイナーズ大賞 2012
主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
後援:経済産業省
対象作品:2011年4月1日から2012年3月31日の間に日本国内で発表された家庭用ゲームソフト
選考基準:
(1)独創性:これまでの作品とは一線を画する新たなアイディアが盛り込まれていること。
(2)斬新性:ユーザーへ新たな楽しみ方、遊び方を提示し、ゲームソフトの在り方を広げる作品であること。
※審査員みずから担当・制作した作品(自薦)は不可。
審査方法:審査対象作品に対し、各審査員が持ち点10点によって作品を評価。各審査員からの投票結果により、再校特典を獲得した作品を受賞作品として選出。
審査員:ゲームソフトの制作・開発に携わるクリエイター10名(審査委員長、桜井 政博:有限会社ソラ代表)
受賞発表:受賞は“対象”1作品のみ。2012年9月20日(木)“東京ゲームショウ2012”イベントステージ(展示ホール8)“日本ゲーム大賞2012 年間作品部門 発表授賞式”にて発表する。
<過去の受賞作品>
2010年度大賞作品:『HEAVY RAIN(ヘビーレイン) -心の軋むとき-』
開発元:Quatic Dream
日本国内での発売・販売元:ソニー・コンピュータエンタテインメント
授賞理由(要約):
説得力のあるグラフィックとサウンド、主人公のひとりが息絶えてもそのまま進行するシナリオ。ゲームはもちろん、小説、映画、マンガやドラマなどと比較しても、物語の新たな見せ方を提案していると言え、当時の審査員全員の指示と共感を得ました。
2011年度大賞作品:『ヒラメキパズル マックスウェルの不思議なノート』
開発元:5TH Cell Media,LLC.
日本国内での発売・販売元:コナミデジタルエンタテインメント
授賞理由(要約):
このゲームならではの自由度を、非常に多くの作り込みと合理的なシステムで構築し、プレイヤーの“遊ぶ気持ち”にゆだねた点が高く評価されました。