最強モンスターマスターの称号を懸けた熱戦!!

 『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』の公式大会“Great Masters’ GP”の東京地区予選が2012年8月18日(土)、都内某所で行われた。その模様をリポートしていこう。

 ちなみに、“Great Masters’ GP”は、最強モンスターマスターの称号を懸け、全国のモンスターマスターたちが戦う大会。すでに行われた東京地区予選のほか、2012年8月23日(木)に大阪地区予選、2012年8月25日(土)に名古屋地区予選、さらにスクウェア・エニックス メンバーズ予選が開催される。各予選を勝ち抜いた計8名のプレイヤーは、東京ゲームショウ2012(千葉県・幕張メッセにて2012年9月開催)の会場で行われる、チャンピオン大会への参加権が与えられる。そこで勝ったプレイヤーが、名実ともに“最強”の称号を手に入れられるのだ!

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▲会場は午前の部、午後の部ともに多くの参加者が詰めかけた。参加者の中から東京地区の頂点を決める戦いが行われた。
▲今年も、『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズのプロデューサーである犬塚太一氏が解説を務めたぞ。

チーム編成と戦術が勝敗のカギに!

 東京地区予選は午前の部、午後の部という2部構成で行われた。参加者は8つのブロックに分かれて対戦を行い、各ブロックごとに勝者を決める。ブロックの勝者である8名が、つぎに決勝トーナメントで対戦し、午前・午後の各部で1名ずつの優勝者が決定。その2名がチャンピオン大会への参加権を獲得できるという形式だ。なお、ブロック予選、ブロック決勝戦とトーナメント、トーナメント決勝戦で、それぞれ対戦ルールが異なる。さらに、参加者は受付時に登録した8枠分のモンスター以外は使ってはいけない決まりがあるため、どのルールにも対応できるチーム編成やスキル選択が求められた。

<予選ブロックの対戦ルール>
・作戦はAIのみ
・最大5ラウンドで決着が付かなければ判定
・同系統モンスターの使用はOK(同種族はNG)
・モンスターの入れ換え禁止
・コマンド入力時間は15秒
・“GUEST”マーク付きのモンスターは使用禁止

<予選ブロック決勝戦&本戦トーナメントの対戦ルール>
・作戦はフリー
・最大5ラウンドで決着が付かなければ判定
・同系統モンスターの使用はOK(同種族はNG)
・モンスターの入れ換えは1バトルにつき1回まで
・コマンド入力時間は15秒
・“GUEST”マーク付きのモンスターは使用禁止

<本戦トーナメント決勝戦の対戦ルール>
・作戦はフリー
・最大10ラウンドで決着が付かなければ判定
・同系統モンスターの使用はOK(同種族はNG)
・モンスターの入れ換えは1バトルにつき1回まで
・コマンド入力時間は30秒
・“GUEST”マーク付きのモンスターは使用禁止

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▲予選には、大人から子どもまで、性別を問わず幅広いプレイヤーが参加。犬塚氏も思わず解説を忘れて、見入ってしまうほどの熱戦がくり広げられた。

人気モンスターははたして?

 今回の予選で使用されていたモンスターはバラバラで、個性的なメンツパーティが多かった。そのなかでも、よく目にしたモンスターは以下の通り。守備力の高いメカバーンと、魔神攻撃の特性を持つスライダークロボがかなりの人気だったが、犬塚氏いわく、「大会ごとに人気のモンスターが変わる」とのこと。このほかにも、リップスやどんぐりベビーなどのモンスターを効果的に使用する猛者も登場し、注目を集めていたぞ。

<チームによく組み込まれていたモンスター>
・メカバーン
・スライダークロボ
・おにこんぼう
・キングヒドラ
・ダイヤモンドスライム
・メタルキング

チャンピオン大会の出場者が決定!

<午前の部 参加者:47名>
 午前の部の準決勝第1試合は、午前の部で唯一の女性参加者となったあゆみ選手と、Sai選手の戦いに。Sai選手がメカバーンにみがわりを使わせ、ほかの仲間が受けるダメージを軽減しつつ、あゆみ選手のタイムマスターが放つ強力な呪文を反射。逆に大ダメージを与えることに成功し、Sai選手が勝利を収めた。

 準決勝第2試合では、ライト選手とゆう選手の激闘に。ゆう選手のメタルキングがゼロのしょうげきで、ライト選手のモンスターを倒すという展開に、観客から歓声があがる。しかし、ライト選手の、攻守のバランスがとれたパーティに敗北。
 Sai選手とライト選手により決勝戦では、「このまま優勝します」と自信満々のライト選手が優勢。しかし、ここで波乱が。Sai選手のモンスターが全滅寸前のタイミングで、ヌボーンがメガザルダンスを使用して、一気に回復! しかし、健闘も及ばず、ライト選手が優勝を収めた。

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▲緊張感溢れる、Sai選手とライト選手の決勝戦。観客も固唾を飲んで見守った!
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▲午前の部で優勝を決め、チャンピオン大会への切符を手に入れたライト選手。「スタンバイのモンスターは決めていたが、最初にバトルで使うモンスターは、当日の朝まで育て上げたモンスターで編成した」と語った。この貪欲さが勝利のカギに!?

<午後の部 参加者:45名>
 午前の部よりも子どもの姿が目立ち、平均年齢も低めだった午後の部。女性も4名ほど参加し、よりバラエティに富んだバトルが展開された。

 準決勝第1試合は、当日参加枠で参戦したエクスカリバー選手と、スライダークロボを効果的に使って勝ちあがったLuna選手の戦いに。しかし、エクスカリバー選手のモンスターが強力な特技を連発して、Luna選手のスライダークロボが倒されてしまう。徐々にモンスターがチカラ尽きていくなかで、Luna選手のどんぐりベビーがメガザルダンスを使用して起死回生のチャンス! が、時すでに遅く、惜しくも敗れた。

 準決勝第2試合は、昨年の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2 プロフェッショナル』チャンピオン大会に出場したサムライなのか?選手と、テリー選手の戦いに。サムライなのか?選手のタイムマスターが強力な呪文を連続で使用し、テリー選手のパーティを圧倒! テリー選手のカカロンがメガザルダンスで回復を狙うも失敗し、強豪のサムライなのか?選手が決勝にコマを進めた。

 知り合いどうしだが対戦したことはないという、エクスカリバー選手とサムライなのか?選手による決勝戦は、まさに実力伯仲の激戦! サムライなのか?選手のメカバーンが、エクスカリバー選手のモンスターの攻撃を反射して大ダメージを与えると、エクスカリバー選手は強力な攻撃でやり返す。一進一退の攻防が続いたが、最終ラウンドでエクスカリバー選手が勝利を収めた。

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▲実力伯仲のふたりによる決戦! サムライなのか?選手のキャット・リベリオの強さには、観客も大注目。
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▲昨年の地区大会で準優勝したこともある実力者だった、エクスカリバー選手。Wi-Fi対戦で培った戦術を活かしたそうで、さらに鍛えて優勝を目指すと語ってくれた!

チャンピオン大会は2012年9月に開催!

 モンスターマスターたちが持てる知識を注ぎ込んで編成した、バラエティー豊かなチームが揃った東京地区大会。ただ強いモンスターを揃えるだけでなく、戦略を練って育て上げた個性的なモンスターがパーティに組み込まれていて、先の読めない展開が多く見受けられた。じつに幅広い世代のプレイヤーが参加しており、子どもの参加者が大人の参加者に勝つといったアツい場面も少なくなかった。

 今回の東京予選、そして名古屋予選、大阪予選、スクウェア・エニックス メンバーズ予選の勝者たちが集うのは、東京ゲームショウ2012の会場。どんな激戦がくり広げられるのか、いまから楽しみだ!