審査員も思わずうなる優秀な企画とは!?
2012年8月20日~22日に、神奈川県・パシフィコ横浜にて開催された日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“CEDEC2012”。同イベント内で “CEDEC CHALLENGE: PERACON2012 ペラ企画コンテスト ~今年もガチバトル~”の結果発表が8月22日に実施された。
“ペラ企画コンテスト ~今年もガチバトル~”は、事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4用紙1枚にまとめて競う、CEDEC参加者であれば誰でも参加できるコンセプトシートコンテスト。今年のテーマは“男女同時”。男女同時が必然となるメカニクスデザイン、男女同時でないと成立しないテーマデザインなど、バラエティー豊かな企画の中から優秀作品と受賞作品が発表された。
1位/スイッチ探偵・ダブルハート!(上條康太さん)
受賞コメント:CEDECに初めて来たのですが、何かできないかと思い、参加させていただきました。男女同時というテーマでしたので、男女切り替えられられたらおもしろいのでは? ということで、今回の企画を考えました。アクションや推理アドベンチャーゲームが好きなので、それらの要素も盛り込みました。
第2位/ファミ通賞/パラダイム・シフト-男女逆転活劇-(簗瀬洋平さん)
受賞コメント:昨年のCEDECでは5位というやや不満の結果となりましたが、同時にペラ企画コンテストの難しさも感じました。ゲーム企画は楽しんでくださるユーザーに向けたものですが、業務における企画書は極めて狭いところを狙うものなので、相手によって内容を変えていくのがベターです。今回CEDEC参加者と多岐にわたる審査員たちに向けてどのような企画を出せばいいのを考えるのが難しかったです。
第3位/街角衝突 まちかどダイブ!(上原倫利さん)
1位を狙っていたのですが、上位の方の企画がいい出来なので妥当な結果だと思います。でもやはり悔しくもあります。
第4位以降を一気に公開!
遠藤氏は最後に、「テーマである男女同時の“同時”をどうやってメカニクスに盛り込むかというゲームデザイナーと、“男女”をどうやってグラフィカルに見せるかというデザイナーの戦いでした」と、今回の“ペラ企画コンテスト”を総括した。