8月下旬予定のオープンβテストにも期待!
2012年8月12日、東京都秋葉原のALIENWARE ARENA in アイ・カフェ AKIBA PLACE店で、ネクソンのオンラインFPS(一人称視点シューティング)『シャドウカンパニー』の一般先行体験会が行われた。
イベントは公式ネットカフェ大会の体裁も取っており、有名FPSプレイヤーや観覧者も交えた4チームが4つのゲームモードで対戦。一位賞金5万円を目指して争った。
大会と聞くとピリピリとした空気を想定するかもしれないが、観戦オンリーの予定で来た人も巻き込んでとにかく遊んじゃうというリラックスしたムードで進行し、対戦時も笑いが耐えないアットホームなイベントとなった。
中でも特に盛り上がっていたのが、4チームで戦うバトルスクワッドモードとブラックマネーモードだ。2チームでの対戦だと研ぎ澄まされた競技性が自然と出てくるわけだが、4チームともなると複雑すぎて様相が変わってくる。もちろん勝利に徹する戦略もいずれは生まれてくるのだろうが、会場で結成した、全員がマップを把握しているわけでもない野良チームでは到底無理。自然と雰囲気は、対戦といってもバラエティ番組のようなグルーヴ感になっていく。
まして、この2モードではダウンした敵を踏むことで倒せるノックダウンルールを採用していたので、倒れた敵を踏みに行ったプレイヤーがミイラ取りがミイラよろしく第三者にダウンさせられ、漁夫の利を狙って踏みに来たプレイヤーがデストラップ(死亡時にグレネードを落とすスキル)発動で死亡するというお笑い展開になればなるほど、会場の各所から悲鳴と爆笑と煽りの声が上がるという按配。
2012年現在、オンラインFPSがいまだにどのタイトルを見ても爆破モードが主流というのは、それはそれでいいんだけど「そろそろもうちょっと別の流れがあってもいいんじゃないかなぁ」と思う。今後、オープンβサービス、正式サービス以降で本作がどういう方向に楽しまれていくのかわからないし、そもそもブラックマネーで競技的な大会が開けるのかわからない(それこそオフライン大会よりバラエティ番組的に賞金付きの配信番組をやる方が向いているかもしれない)が、本作の新たな遊びの可能性を切り開くポテンシャルの高さにはいろいろと期待したい。