カルトFPSが18年以上の時を経てDIE復活
アメリカのテキサス州ダラスで、id Softwareのファンイベント“QuakeCon 2012”が開催中。今年のQuakeConに合わせて、Apogee Softwareが1994年に発売したPC用FPS(一人称視点シューティング)『Rise of the Triad』のリメイクを発表した。開発はInterceptor Entertainmentが行なっており、アンリアルエンジン3を採用。Steamで今冬に発売予定。
QuakeCon会場にもマルチプレイデモが出展されており、小さめのブースながら多くの人が立ち寄って遊んでいた。で、実際に遊んでみたのだが、これが超高速! グラフィックは現代的に美麗になっているものの、走りまくり飛びまくりのハイスピードなゲームプレイに、記者は残念ながらかなり手が追いつかない状態。どう考えてもオリジナル版の発売時には生まれていない少年たちにボッコボコにされて帰ってきました。いやー、若いっていいですね。それとも彼らがうまいのは、ここテキサスがid Softwareが『DOOM』や『Quake』を生んだFPSの聖地だからなのか?
というわけでそろそろゲームの内容を紹介しておくと、プレイヤーはH.U.N.T.(High-Risk United Nations Taskforce)の一員として、大量殺戮を狙うカルト教団をぶっ潰すという、有史以来600回ぐらいは聞いたことがありそうなオリジナリティーあふれる内容。メンバーは5人おり、それぞれ異なったプレイスタイルが可能となっている。キャンペーンモードは20レベル(ミッション)以上を収録。
オリジナル版からは、マルチプレイマップのほか、Flamewall(火炎壁放射器)、Drunk Missile(酔っ払いロケットランチャー)といったぶっ飛んだ武器の数々、Dog Mode(犬になる)などのマニア向け要素までもカバー。サントラはヘビメタアレンジされる模様(オリジナル版の音にも切り替えられる)。そのほか、Steamworksに対応し、ファンメイドのマップやMODなどを配信可能とのこと。
ちなみにオリジナル版『Rise of the Triad』は、GOG.comでWindows7にも対応したバージョンが5ドル99セントで配信中。容量なんと25メガバイト。