人気グッズを多数出展

2012年8月4日~5日の2日間、エンターブレイン主催のゲームイベント“ゲームサマーフェスタ2012”が、千葉県の下総フレンドリーパークにて開幕した。同イベントは、対戦格闘ゲーム大会“闘劇”や、ゲーム音楽ライブ“音撃 ~Game Sound Impact 2012~”、伝説のシューティングゲームイベントが復活する“わっしょい 2012夏”などが併催されるイベントだ。同イベントの物販コーナーなどがあるコミュニティーゾーンには、梅原大吾氏などのプロゲーマーと契約している周辺機器メーカー“マッドキャッツ”がブースを出展。アーケードスティックなどの周辺機器やプロゲーマーも着ているマッドキャッツTシャツなど、さまざまなグッズが販売されていた。グッズ販売だけではなく、ブース内には同社の製品が体験できるゲームコーナーも設置。対戦格闘ゲーム大会“闘劇”が併催されていることもあり、国内はもちろん海外のゲームファンもブースを訪れ、マッドキャッツ製品を体験していた。

美人すぎる女性ゲーマーも訪れたマッドキャッツブースをリポート【ゲームサマーフェスタ2012】_01
美人すぎる女性ゲーマーも訪れたマッドキャッツブースをリポート【ゲームサマーフェスタ2012】_02

『ソウルキャリバー』の有名プレイヤー、デコポン氏&カヤネ氏ミニインタビュー

ブースには世界最大規模の格闘ゲーム大会EVO2012の『ソウルキャリバー5』部門で優勝を果たしたデコポン氏と、フランスの有名女性プレイヤー、カヤネ氏も来店。ブース内のゲームコーナーで『ソウルキャリバー5』の対戦を行っていたふたりにお話を伺ってみたぞ。

――遅くなりましたがEVOの優勝おめでとうございます。

デコポン氏(以下、デコポン) ありがとうございます。

――EVOに参加した感想をお聞かせください。

デコポン すごく楽しかったですね。僕が初めて出場した大きい大会だったのですが、プレイヤーにやさしい大会という印象を受けました。

――具体的にはどういったところでやさしいと感じたのでしょうか?

デコポン 大会中にトラブルが起きても、スタッフの方が親切に対応してくれてうれしかったですね。

――言葉が通じないのにしっかりフォローしてくれるのはすばらしいですね。ちなみに、デコポンさんの『ソウルキャリバー』歴はどのくらいですか?

デコポン 『4』から始めたので4、5年ですね。

――『1』や『2』などのシリーズ初期からプレイされていたわけではないのですね。ふだんは、おもに通信対戦でやり込んでるのでしょうか?

デコポン はい。通信対戦のデキはすばらしいですね。オフラインと遜色のない対戦ができるので、プレイヤーはみんな喜んでいますよ。

――なるほど。では、カヤネさんはいつころからプレイしているんですか?

カヤネ氏(以下、カヤネ) いま21歳なんですけど、7歳からですね。『1』をプレイしていますよ。

――カヤネさんは海外のトーナメントで活躍され、女性ゲーマーとしてギネスにも認定されているとうかがいました。

カヤネ はい。トーナメントにはたくさん出場していますよ。いままで15回の優勝経験があります。

――おー。すごい。フランスでは強い女性プレイヤーが多いのでしょうか?

カヤネ いえ、何人かはいるくらいです。

――やっぱり多くはないんですね。ちなみに、日本ではどうですか?

デコポン う~ん、女性プレイヤーほとんどいませんね。トーナメントに参加する女性となると、3、4人くらいしか知りません。

――なるほど。カヤネさんは、オンラインとオフラインどちらを中心にプレイしていますか?

カヤネ 基本はオフラインですね。友だちの家に集まって遊ぶケースもありますし、パリにはゲーム機がおいてあるカラオケボックスのようなお店があるので、そこに集まってプレイすることもあります。

――え!? フランスにはそんなお店があるんですか?

カヤネ はい。でもパリに1ヵ所だけ(笑)。

――たくさんあるのかと思いました(笑)。『ソウルキャリバー5』はアーケード版がありませんが、日本ではプレイヤーみんなで集まって対戦することはあるんですか?

デコポン もちろん、オフラインでプレイする機会もありますよ。仲のいい友だちの家に集まってプレイしたり、最近では千葉にeスポーツスクエアというゲームを遊べるお店ができたのでそこに集まってプレイすることもあります。

――それでは、今日カヤネさんと対戦してみていかがでしたか?

デコポン 想像以上に強かったですね。穴のないプレイで、相手に攻め込むのがとくにうまい印象を受けました。

――日本のトッププレイヤーにもひけを取れない?

デコポン もちろんです。十分やれると思います。僕の知るところでは、女性でそこまで強いのはカヤネちゃんだけですね。

カヤネ わーありがとうございます。でも女性プレイヤーが少ないのは残念ですね。

――カヤネさんはデコポンさんと対戦していかがでしたか?

カヤネ EVOでプレイ見たときに対戦したいと思っていたので、今日対戦できてうれしいです。実際に対戦してみたら、デコポンさんは想像以上にアグレッシブでびっくりしました。それに対応力がすごいし、相手へのプレッシャーの与え方もうまいと感じました。

――なるほど。フランスの『ソウルキャリバー』のレベルはどうなんですか?

デコポン EVO前は、『ソウルキャリバー』で優勝するのはフランスかアメリカと言われるくらいレベルの高い国ですよ。

――EVOの優勝はデコポンさんでしたが、全体的なレベルはフランスのほうが高い?

デコポン 高いと思います。ただ、僕が優勝して証明したように日本も負けてはいないと思います。

カヤネ デコポンが優勝したとき、フランスのプレイヤーは、デコポンさんのこともほかの日本人プレイヤーのこともあまり知らなかったのでびっくりしていましたよ。

――そうなんですね。カヤネさんは日本のプレイヤーと対戦してみてどうでした?

カヤネ 日本ではそんなに『ソウルキャリバー』が流行っていないと聞いていたのですが、想像していたよりもはるかにレベルが高いと感じました。

デコポン これまで日本では『ソウルキャリバー』の大きい大会が少なかったので、知名度は低かったと思います。でもアーケードでプレイしていた人たちを中心にやり込まれていたので、目立っていないだけでレベルは高いと思いますよ。

――闘劇に来てみていかがですか? 今年は野外ですが。

デコポン とても暑いです。気温的もお祭り的にもアツくて楽しいですよ。

――では、最後に今後の抱負を教えてください。

デコポン 日本のプレイヤーとしては僕だけが目立っている形になっていますが、強い人たちはまだまだたくさんいるので、そういう人たちが表舞台に出てくるときに備えてもっと鍛えておきたいと思います。

カヤネ 今後もゲームの世界で働いていきたいし、いろんな試合に参加していきたいです。『ソウルキャリバー』はトーナメントがなくならない限りは続けていきたいと思います。

――ありがとうございました。

カヤネ アリガトー。

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マッドキャッツブースで『ソウルキャリバー5』の対戦を行うデコポン氏とカヤネ氏。
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写真左:デコポン氏
写真右:カヤネ氏

記事担当:豊泉三兄弟(次男)