売上高55.8%増、営業利益244.4%増と文句なしの好業績に

 カプコンが2013年3月期第1四半期決算短信を発表。オンラインコンテンツ売上の拡大などにより、売上高186億20百万円(前年同期比55.8%増)、営業利益26億69百万円(前年同期比244.4%増)、経常利益22億9百万円(前年同期比304.5%増)、四半期純利益は13億20百万円(前年同期比290.2%増)と大幅な増収増益となった。

 主力となるデジタルコンテンツ事業においては、同社初の大型オープンワールドアクションゲーム『ドラゴンズドグマ』をリリース。海外では伸び悩んだが、採算性の高い国内市場においては、完全新作ブランドとしてこの10年間で最高の国内初週販売本数を記録する出足を見せるなど同社の予想を上回るヒットとなり、全世界で100万本の出荷を達成。収益に貢献した。

 また、前期に配信を開始したソーシャルゲーム『みんなと モンハン カードマスター』が引き続き底堅い売上を示したほか、『バイオハザード アウトブレイク サバイヴ』が着実に新規ユーザーを増やしたことにより会員数は200万人を突破した。

 さらに、戦略ブランドであるビーラインブランドでは『スマーフ・ビレッジ』や『スヌーピー ストリート』などの人気コンテンツが息の長い配信収入を得るなど、ソーシャルゲームが好調に推移した。

 以上から、デジタルコンテンツ事業においては、売上高137億40百万円(前年同期比78.8%増)、営業利益24億1百万円(前年同期比175.6%増)と大幅な増収増益を達成した。