全国5ヵ所で『MHF』“VS.クエスト チャンピオントーナメント in Summer 2012”開催

 カプコンのオンライン専用タイトル『モンスターハンター フロンティア オンライン』(パソコン、Xbox 360で正式サービス中)の公式オフラインイベント“VS.クエスト チャンピオントーナメント in Summer 2012”が、全国5ヵ所の公認ネットカフェで開催された。今回は7月14日の和歌山大会からスタート。以降は徳島、佐賀、青森と週末ごとに場所を変えて行われ、7月29日の栃木大会にて全国47都道府県での開催達成となった。ここでは、栃木大会の模様をリポートする。

47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_01
47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_02
▲栃木大会の会場は宇都宮市にある公認ネットカフェ。家族連れやカップルでの参加者も見られ、和気藹々とした雰囲気。当日の来場者は137人(参加33チーム66人、観戦71人)だった。

※2012年7月31日19:30修正
参加チーム数と観戦者数に誤りがございましたので、修正いたしました。ご迷惑をおかけいたしました。

 まずは恒例となっている、杉浦一徳プロデューサー、宮下輝樹アシスタントプロデューサーによるプレゼンテーションの模様からお届けする。8月1日の実装を控えた“天嵐防具”の性能や新カテゴリー“覇種”のモンスター、さらに秋に行われる予定の大型アップデート『フォワード.5』の内容などについて、調整の意図を交えて言及。栃木会場のみの限定情報も披露され、会場に詰め掛けたハンターたちを沸かせていた。とくに『フォワード.5』に関する追加要素や調整に関しては、これまでほとんど明かされていなかったこともあり、まさにどよめきの連続。注目度の高さが伺えた。

47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_05
47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_07
47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_06
▲ときにはまじめに、ときにはジョークや宮下いじりを交えて行われたプレゼンテーション。今後もこういった機会が設けられることを期待したい。

【プレゼンテーションの内容】
■8月1日アップデートの追加要素、調整意図について
・新カテゴリー“覇種”の存在
・剛種防具の派生先である天嵐防具の特性、および天嵐武器の特性
・秘伝防具との差別化

■ご当地データの公開

■一問一答(要約)
Q.不具合の発生頻度が変わっていないのではないか
A.告知のとおりテストサーバーを設置するなどして、抜本的な対策を講じる。「アップデートの間隔を広げてもいいので不具合対策を十分にしてほしい」といった意見もいただいているが、コンテンツ不足を招きかねないため、アップデートのペースを落とすことはしたくない。スタッフの増員なども、もちろん考えている

Q.ギルド優先依頼(特定のアイテムが入手しやすいクエスト)の実装について
A.好評をいただいている。いわゆる“紙集め”と呼ばれる単調作業のくり返しを、ある程度は解消できたと感じている。緊急パッチ的な実装になってしまったのは申し訳ないと思っている。秘伝防具の下方修正につながるとお叱りを受けた部分もあるが、そういった議論はチーム内でも行われており、いまの単調な内容を続けるよりはいいだろうと決断した。ただ、現状をもってよしとはせず、さらなる向上に努めていきたい

Q.お気に入りの武具の性能が現状から取り残されてしまい、使えないのが悲しい
A.“天嵐武具”のように強化先を追加することで、これまでの資産を活用できるよう検討している。ときおり追加しているが、まだ応えきれていない部分もあると認識している。過去の武器も最前線で使用できるよう、積極的に行っていく

Q.東京から遠いので、9月の『MHF』感謝祭に参加できません
A.遠方に住む方からお叱りを受けている。前夜祭に関しても想定以上の応募があり、ご迷惑をかけてしまった。節目の大規模イベントは、どうしても大都市での開催となってしまうが、地方を軽視しているということは絶対にない。これまで47都道府県でイベントを開催し、それを行動で示してきたつもりでいるので、どうかご理解いただきたい。感謝祭はwebで生放送を行う予定。また、今後も主要都市を中心にオフラインイベントを実施していく

Q.『MHF』はこれからどうなるの?
A.『MHF』感謝祭にて、こらからの5年、10年を安心して遊んでいただけるような発表をしたいと思っている

47都道府県目の勝者の座に輝いたのは?

 続いて31チームによる激闘がくり広げられた大会の模様を振り返る。予選は全チーム参加のタイムアタック。ふたりひと組で特異個体のババコンガの討伐に挑み、上位4チームが決勝トーナメントに進出できる。貸与される武具とアイテムは全チーム同じのため、武器選択を含めた事前の作戦と、培われた狩猟技術が問われるシステムとなっている。討伐対象がババコンガということで、機動力に優れた片手剣を選択するチームが多く、予選上位を占める結果となった。
 予選通過4チームによる決勝トーナメントは、罠で相手チームを妨害できる”VS.クエスト”を使用して行われる。討伐するモンスターはアビオルグ。太刀を選択し、罠を使うより討伐を急いだほうが有利と判断したチームが多かったようだ。

47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_04
47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_03
▲MC陣による熱い実況とともに、大型スクリーンに各チームの動向がつぎつぎと映し出される。華麗な狩猟には拍手と歓声が沸き上がり、会場はヒートアップ! 

【決勝トーナメント進出チーム】
順位チーム名使用武器タイム
1ファジーネーブル片手剣・片手剣3分44秒33
2ほと★ピン片手剣・片手剣3分57秒13
3Apocrypha太刀・太刀4分3秒90
4徒歩で来た片手剣・片手剣4分4秒66

【準決勝】
第1試合
○ファジーネーブル(太刀・太刀) ― 徒歩で来た(片手剣・太刀)●

第2試合
○ほと★ピン強いキズナ(太刀・太刀) ― Apocrypha(太刀・太刀)●

 決勝進出を果たしたのは、予選の上位2チームと順当な結果となった。なお、決勝戦は2本先取となり、各チームでひとつの武器種を一度しか使用できないという特別ルールが適用される。準決勝で猛威を振るった太刀も1回しか使えないとあって、両チームの武器選択に注目が集まったが、太刀を温存するどころか、使うことなく2本先取と相手チームを圧倒した“ファジーネーブル”チームが、最後の大会の覇者となった。

【決勝】
1本目
○ファジーネーブル(ハンマー・ランス) ― ほと★ピン(片手剣・太刀)●

2本目
○ファジーネーブル(片手剣・狩猟笛) ― ほと★ピン(片手剣・ガンランス)●

47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_08
47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_10
47都道府県を完全制覇! 『MHF』公式オフラインイベント_09
▲優勝チームには特製トロフィーやNポイントなど、豪華賞品が贈られた。3位の猫さんは、プレイ中は人の姿に戻ってましたが。なお、決勝戦後は、過去のイベントを振り返る特別映像が公開。杉浦氏、宮下氏の手により記念のくす玉が割られ、イベント全体が締めくくられた。