20周年にふさわしい大充実のライブ!

 2012年7月29日(日)、神奈川・横浜アリーナにて“ビジュアルアーツ大感謝祭 Shift:NEXT→Generation! -きみとかなでるあしたへのうた-”が開催された。ビジュアルアーツは1991年に設立され、『CLANNAD -クラナド-』、『Kanon(カノン)』などの男性向け、『鬼畜眼鏡』などの女性向け人気PC用恋愛アドベンチャーゲームを世に送り出してきたソフトウェア会社。本イベントは、ビジュアルアーツの設立20周年を記念したイベントとなる。

▲14時頃のグッズ販売の様子。長蛇の列は、階段の上まで延びていた。
▲“クドわふカー”に引き続き、“Rewrite”の痛車も登場。

 横浜アリーナ内の展示ブースでは、キャラクターの服装を再現した衣装からスタッフ私物のグッズまでを幅広く展示。ビジュアルアーツの歩みをまとめた年表や、社内フロアを再現したブースなどもあり、ビジュアルアーツの20年の歴史をあますところなく楽しめる展示となっていた。

▲ビジュアルアーツのフロアを再現したブース。席の位置から机の上の写真まで、まるっと公開。
▲ずらりと並んだビジュアルアーツ20年の歩み年表は圧巻。
▲作品に参加したイラストレーターたちのお祝いの色紙。
▲VAVA社長のデスク。意外とシンプル!?
▲あちこちにいるコスプレをしたお姉さんは、カードゲーム『ヴァイスシュバルツ』のヴィジュアルアーツ20周年特別記念カードを配っていた。

 16時からはいよいよライブがスタートし、音楽クリエイターチームI'veと、ビジュアルアーツの音楽レーベルKey Sounds Labelの夢の共演が始まった。ライブでは、前半をI'Ve陣、後半をKey陣が歌い、新旧さまざまな作品の音楽を担当するアーティストらが出演。曲が変わるごとに会場は感嘆の息に包まれたり、アーティストといっしょに熱く盛り上がったりと大充実。また、後半の途中でアニメ『リトルバスターズ!』が、2012年10月からTOKYO MX・tvk・MBS・テレビ愛知・BS11にて放送されるとのサプライズ発表が行われ、会場にいたファンを湧かせていた。

▲開演10分前の様子。
▲トップを務めるのは、KOTOKOと詩月カオリのふたり。
▲歌ももちろんのことながら、映像やライトによる色とりどりの美しい演出も感嘆もの。
▲「もう、ゴールしてもいいよね……?」を含めた名セリフが続々登場。うっかり泣きそうになったのは記者だけではないはずだ。
▲シナリオライター麻枝准氏らのコメントも。
▲Key所属の作曲家・折戸伸治氏のサプライズ誕生祝いも!
▲“きぐるみ声優”の鈴田美夜子も登場。会場の熱気にも負けず、はつらつとした動きを見せていた。

 終盤、茶太がテレビアニメ『CLANNAD』のエンディング曲「だんご大家族」を歌ったところでライブ終了のお知らせが。この時点でKeyの名作『AIR』の主題歌「鳥の詩」は登場しておらず、首をかしげた者も多かっただろう。だが、そこはおちゃめな馬場社長のサプライズ。アンコールで満を持して登場したLiaが、情感たっぷりに「鳥の詩」を歌い上げた。終わりの挨拶では、ライブ終了後に初めて物販されるというお揃いの“ビジュアルアーツ大感謝祭 オリジナルTシャツ”を着た出演者が一同に並び、KeyとI'Veが関わるきっかけになった『Kanon(カノン)』の「Last regrets」(I'Veがアレンジ)を観客とともに大合唱。馬場社長も登場し、「本当に心より感謝を申し上げたい。皆さんのおかげでビジュアルアーツはここまで来れました。これからもどうぞよろしくお願いいたします」とコメントした。ラストに、今回の20周年記念イベントのために特別に描き下ろされた「Orpheus~君と奏でる明日へのうた~」を出演者、観客とともに歌い上げ、ライブの終わりを飾った。

【2012年7月30日 22:07記事修正】
アーティスト“Lia”の名前に間違いがありました。“Ria”と表記していましたが、正しくは“Lia”となります。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。

▲アニメ『リトルバスターズ!』のサプライズ発表。
▲後半はKeyを代表する超名作曲ばかり。当然会場のボルテージも最高潮に!
▲イベント終了後に販売されるイベント記念オリジナルTシャツ。
▲出演者一同で大合唱。
▲ビジュアルアーツ代表取締役の馬場隆博氏も登場し、ラストソングの指揮を取っていた。
▲20周年記念イベントのために描き下ろされた「Orpheus~君と奏でる明日へのうた~」は好評発売中。