同じようなタイトル群に飽きてないか？ そんな倦怠期に爽快アクションがキクぜ！
ゲームオンがオープンサービス実施中の対戦型オンラインアクションシューティング『S4 League』をプレイしたので、その模様をお届けする。
数えればキリがないほどオンラインFPS/TPS（一人称アンド三人称シューティング）がある市場にとって、『S4 League』は独特な新鮮さを持っているタイトルだ。強いて似たものを挙げるなら、それこそゲームオンでもサービスされていた『GUNZWEI』（あるいはそれ以前のタイトル『GunZ』）が近い気がする。
シューティング要素ももちろん重要なのだが、それ以上に、いかに動き、いかにスキルを使って戦うかの比重が通常のFPS/TPSよりも圧倒的に高いのだ。むしろ銃の扱いはそれらの一部にしか過ぎないと言えるだろう。もうね、すんげぇアクション寄り。飛んだり跳ねたりしまくり。
たとえばスキルのひとつ“アンカー”。これは、アンカーを発射して刺した場所まで移動できるというスキルで、うまく使えば通常行けない場所にも辿り着ける。大胆にショートカットして相手より先に目標地点を制圧するとか、高所を経由して移動し相手の裏を掻くといったことも可能で、ファンビ（ボールにあたる）を奪ってゴールに叩き込む“タッチダウンモード”などでも役に立つスキルだ。
本作は近接武器も重要な攻撃手段。ジャンプやアンカーを駆使して一気に距離を詰め、近接攻撃で倒してしまうというシーンもフツーにある。っていうかドッジ（回避行動）などで避けられるぐらいなら、超絶エイムを身につけるよりも斬りに行く方が早い！（もちろんやり返されるんだけどね）
そのほかにも、相手の射撃を無効化するシールド、今後導入予定の空をふわふわ飛べる“フライング”などのスキルがあり、どのスキルを取るかによってプレイスタイルが変わってきそうだ。
実際、試合の半ばには“ハーフタイム”があり、装備を含めたセットの入れ替えが可能。キャラクタースロットはレベルアップにより追加される。
武器は近接武器・遠距離武器など多種多様あるものから自由に組み合わせて3つ持つことができる。今回のプレイテストでは、現在のオープンサービスには実装されていない、正式サービス以降に登場予定の武器も使わせてもらったのだが、近接攻撃をガードしてから斬り掛かってスタン状態に追い込む“カウンターソード”、体力回復可能な弾を撃ち出せる“レスキューガン”など、なかなかトリッキーなアイテムも。武器にはサブ攻撃が用意されているものもあるので、お気に入りの武器を探すのも楽しそう。
となると気になるのが武器の入手方法だが、基本的に武器はゲーム内ポイントを使い、期間レンタルではなく永久使用可能な状態で交換可能。ただしプレイするにつれて耐久度が下がってくるので、修理を行わなければならない。そのほか、アバターアイテムなども用意されており、着せ替えの楽しみもある。スタイリッシュなアクションに合わせてカッコよくキメたいという人もそりゃ多いだろう。
で、8月頃実装予定のマップ“ガレオン”を含め、いくつかのマップでプレイしたのだが、マップ構造もトリッキー。たとえばタッチダウンモードで遊べる未来のサッカーフィールド風のマップ“ハイパーリウム”は、床に向けて攻撃すると床が抜けたり、壁を壊さないと脱出できない空間があったりする。
ファンビ（忘れたころだと思うのでくり返しておくとボールのようなもの）を持ってこっちに向かってくるプレイヤーを「カモが来たぜぇ～！」なんて言いながら撃ってると、気付けばこちらの足元に撃ち込まれていてオイラ転落で、相手は頭上をサーッとジャンプで越えていって華麗にタッチダウン。悔しいから同じく下に落ちてたプレイヤーと斬り合ったりもしたんだけど、コレそういうゲームじゃないんだよね、残念ながら……。
“ステーションII”も同様に、橋を壊して敵を妨害したり、アンカーなどでショートカットすることができる。ちなみに移動をしくじると、マップの下に落下して死亡することも。
まぁそんなわけで、アクションあり、奪い合いありの爽快バトルが楽しめる本作。基本プレイ料金は無料なわけだし、ちょっとでも気になった人は、チュートリアル的な要素も用意されている“アーケードモード”辺りからプレイし、操作を把握したらバリバリとスキルとアクションを使いまくって、本作ならではの対戦に飛び込んでみてほしい。
ちなみに、小社エンターブレインの配信番組“ファミ通コネクト！パーティー”でも、7月は『S4 League』をプッシュ中。20日放送回でも扱っているのでそちらも見てみちゃったりするといいんじゃないだろうか！
