希望と絶望が渦巻く、命がけの“学級裁判”

 スパイク・チュンソフトより2012年7月26日(木)発売予定のプレイステーション・ポータブル(PSP)用ソフト『スーパーダンガンロンパ2』。今回は、本作の要である“学級裁判”の詳細を紹介しよう。

■学級裁判とは
生徒内で殺人が起きた場合、その一定時間後に全員参加が義務付けられた学級裁判が行われる。学級裁判の場では「身内に潜んだクロ(犯人)は誰か?」を議論し、正しいクロを指摘した場合は殺人を犯したクロだけが“おしおき”となり、残ったほかのメンバーで修学旅行を続行する。正しいクロを指摘できなかった場合は、校則違反として残りの生徒が全員“おしおき”され、生き残ったクロは特別措置として罪を免除した上で島からの帰還が許可されるのだ。これが、学級裁判のルールとなっている。ちなみに“おしおき”とは、噛み砕いて言うと“処刑”のこと。

■学級裁判開始まで
本作では殺人事件が発生し、その事件の捜査が終わると“学級裁判”が始まる。捜査した内容をもとに生徒全員で議論し、犯人を見つけ出すのだ。

<島内生活/捜査パート>
捜査時間では、聞き込みや物を調べたりして事件の手掛かりを集めよう。捜査することで事件解決のヒントを弾丸に見立てた“言弾(コトダマ)”を獲得できる。言弾は物的証拠であったり、生徒の証言であったりとさまざまだ。

<学級裁判準備>
学級裁判開始前に、裁判に役立つスキルをセットできる。覚えているスキルからセットしたいものを選択し、裁判に備えよう。スキルは最大SPの範囲内でセットが可能。最大SPは、自身のレベルが上がるほど多くなっていく。

▲スキル例:“注目の発言力:発言力の最大値が増える”、“シフトアップ:照準の移動速度が速くなる”など。
▲Rボタンの精神集中を使うと、ノンストップで流れ過ぎて行く発言セリフのスピードを落とすことができる。発言セリフが速すぎて狙えないときに使うといい。ただし、集中力ゲージを消費するので注意。

■学級裁判の基本、“ノンストップ議論”
学級裁判では、生き残っている生徒たちと事件に関する議論をしながら犯人を推理し解明していく。その議論の際に発生するのが“ノンストップ議論”だ。ノンストップ議論では、生徒たちがつぎつぎと発言し、議論が自動的に進行。プレイヤーは彼らの発言の中から“ウソや間違い”を見つけ出し、捜査で集めた“言弾(コトダマ)”を使って論破していくことになる。

<ノンストップ議論・論破ブレイク>
ノンストップ議論中につぎつぎと流れてくる生徒の発言セリフのうち、黄色になっているセリフ部分が発言のウィークポイント。ノンストップ議論中の発言にはウィークポイントがいくつかあるので、どのウィークポイントが間違った発言なのか推理し、アナログパッドで照準を動かして△ボタンで“ウソや間違い”を撃ち抜き指摘しよう。ウィークポイントを撃ち抜けるのはその矛盾を指摘できる言弾だけ。いくつか装填される言弾のなかから、矛盾の根拠となる言弾を選択して撃ち抜くのだ。複数のウィークポイントが出現することもあるが、議論のなかの“ウソや間違い”は基本的にひとつ。偽物のウィークポイントに言弾を当てても論破できないばかりか、プレイヤーの信用が損なわれ発言力ゲージにダメージを受けてしまう。発言力ゲージがなくなると、ゲームオーバーになるのだ。

<ノンストップ議論・賛成ブレイク>
本作には、青い色のウィークポイントが出現することも。黄色のウィークポイントを“論破ポイント”とすると、青色のウィークポイントは“賛成ポイント”と言える。賛成ポイントに言弾を当てる際は、相手の証言の“ウソや間違い”を論破するためではなく、相手の証言が“正しい”ことを証明するために撃つ。議論によって“論破”すべきか“賛成”すべきか、状況に応じて推理して撃ち抜こう。

■推理アクションを解き、犯人を追いつめろ!
学級裁判中には、状況に応じたさまざまな推理アクションが発生する。攻略することで推理が進展したり、犯人解明につながる新たな糸口が見つかることも。今回はそれらの推理アクションを紹介。

<反論ショーダウン>
本作では学級裁判中に生徒から反論されると、“反論ショーダウン”が始まる。つぎつぎと流れてくる相手の反論セリフを方向キーまたは○ボタンで斬って破壊していこう。一斬りでは破壊できないものもあるので、消えるまで何度も斬り返そう。また、斬り返していくと相手から反論の矛盾(ウィークポイント)を引き出せることもあるので、見つけたら間違いを指摘して論破しよう。

<閃きアナグラム(改)>
重要なキーワードを推理する場面では、パズルゲームのような“閃きアナグラム(改)”が発生する。ここでの目的は、問題の答えとなるキーワードを完成させること。上下左右から流れてくるさまざまな文字の中から、該当する文字を○ボタンでキャッチしてキーワードを完成させよう。流れる文字のうち、違う文字同士がぶつかると文字が爆発してダメージになる。ダメージを受け過ぎたり、時間内にキーワードを完成できなければゲームオーバーだ。

<ロジカルダイブ>
主人公が自分の考えをまとめたいときに発生するのが、“ロジカルダイブ”というレースゲームのような推理アクション。脳内にイメージ化されたチューブ状のコースを疾走し、ゴールを目指そう。特定の地点まで進むと問題が表示され、選択肢によりコースが分岐する。正しい答えのコースを選択するとそのまま先に進めるが、間違った選択肢の場合はコース外に落ちてしまう。途中にある分岐点をすべて正しい方に進み、クリアを目指そう。

<パニックトークアクション(PTA)>
主人公とほかの生徒が対立した場合には、リズムゲーム“パニックトークアクション(PTA”」が始まる。リズムに合せて□ボタンを押すことで銃弾をストックし、○ボタンで発射する。相手を守る盾をリズムに合せてすべて破壊するのだ。盾をすべて破壊すると、相手は最後の言葉を放ってくる。画面に表示された4つのボタンを正しい順番で押し、トドメを撃ち込もう。

<クライマックス推理>
超絶な展開を見せる議論の末に明らかになる事件の全貌“クライマックス推理”では、ところどころ抜けている部分に“コマ”を当てはめて事件の再現マンガを完成させよう。クライマックス推理にもタイムリミットがある上に、事件の再現に関係のないコマもあるので要注意。

■“超高校級のコラボレーション”
本作と、レベルファイブの3DS、PS Vita、PSP用ソフト『タイムトラベラーズ』がメーカーの垣根を越えてコラボレーション! 本作の舞台・ジャバウォック島にある映画館内の看板に『タイムトラベラーズ』のポスターが出現するほか、『タイムトラベラーズ』の作品内では、主人公のひとり、新道究悟の研究室やさまざまな場所にモノクマのぬいぐるみが飾られているのだ。


スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園
メーカー スパイク・チュンソフト
対応機種 PSPPSP
発売日 2012年7月26日(木)発売予定
価格 6279円[税込]
ジャンル アドベンチャー / 推理・アクション
備考 超高校級のスーパー限定BOX2は9429円[税込]、PS Store ダウンロード版は5200円[税込]、プロデューサー:寺澤善徳、アソシエイトプロデューサー:齊藤祐一郎、シナリオ:小高和剛、キャラクターデザイン:小松崎 類、音楽:高田雅史