会場でくり広げられる、3つのコンペティション

 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が、2012年8月20日~22日の3日間、神奈川県・パシフィコ横浜にて開催予定の、日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス“コンピュータ・エンターテインメント・デベロッパーズ・カンファレンス 2012”(CEDEC 2012)。会期中に会場で行われるコンペティション企画“CEDEC CHALLENGE”の詳細が発表された。今回が初開催となる、提示される“お題”に応えてその場でジングルを制作する“サウンドクリエイター大喜利!”、過去2回開催されたプログラム同士の囲碁対局“超早碁九路盤AI 対決”、そして、昨年に引き続き実施する、15秒で相手を唸らせるコンセプトで競う“ペラ企画コンテスト ~今年もガチバトル~”の3企画が行われる。以下、詳細をリリースより抜粋。


■サウンドクリエイター大喜利!各社対抗「ジングルライブ制作」
サウンドクリエイター大喜利!各社対抗「ジングルライブ制作」』は、第一線の現場で活躍しているゲーム業界各社のサウンドクリエイターによる、ジングルのライブ制作コンペティションです。サウンド制作機材を会場に持ち込み、その場で初めて開示される「お題」に応えて即興でジングル制作に挑戦してもらいます。サウンド制作過程の説明や完成した作品のレビューを行い、短時間制作ならではのテクニックなど、各自のアプローチの違いをご紹介します。テーマに対する解釈の違いがどう音に影響するのか、それぞれの思考やテクニックなど多くを学ぶことができます。

※ジングル(Jingle)とは短いアイキャッチサウンド(音楽や効果音)の通称です。

■超早碁九路盤(ちょう はやご きゅうろばん)AI 対決 Season 1: The Final
本年で3 回目となるプログラミング分野のコンペティション企画です。プログラム同士の九路盤(きゅうろばん)による囲碁対局を通して、ビデオゲームなどコンピュータエンターテインメント開発に係る技術力向上、および人材発掘を促進する事にあります。当日会場において、囲碁AI 同士で予選リーグを経て、上位4 プログラムによる決勝トーナメントを実施し、優勝プログラムを決定します。一手の制限時間は1 秒、ひとつの対局の上限時間は、2 分間となります。さらに、優勝プログラムには、プロ棋士とのエキシビションマッチを行います。3 回目の今年は、従来に無い要素を加えての実施を計画中です。

現在AI プログラムのエントリーを受け付け中です。締め切りは、8/13(月)です。
詳しい応募要領は、http://cedec.cesa.or.jp/2012/event/challenge/ai.htmlをご覧ください。
当イベントのCEDEC2011 の開催模様は、http://cedec.cesa.or.jp/2011/event/challenge/ai/entry.htmlをご覧ください。

■ペラ企画コンテスト ~今年もガチバトル~
誰でも一生に一度くらいは神が降りてきたようなアイデアが出せるもの。「ペラ企画コンテスト ~今年もガチバトル~」は、事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4 用紙1 枚にまとめて競う、CEDEC 参加者であれば誰でも参加できる「コンセプトシートコンテスト」です。提出形式は、A4 用紙1 枚。15 秒ほどで内容が理解できるものであれば、ことば、イラスト、図式など表現は自由です。

日頃のしがらみや業務の足かせにとらわれないフリースタイルの無差別級バトルロイヤルです。自由な発想から生まれた企画を、自由な表現で競い合っていただくものです。作品は審査員によって評価され、優秀作品は最終日のセッションで表彰されます。