しょこたんも、ももクロポケモンに「萌え~!」

 毎年恒例となっている夏のポケモン映画の最新作『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ』と、同時上映となる『メロエッタのキラキラリサイタル』の完成披露舞台挨拶が、2012年7月1日に行われた。

 会場には、作品をいち早く観ようと大勢の家族連れの来場者の姿が。壇上には、作品の監督を務める湯山邦彦監督、主人公サトシ役の松本梨香、ケルディオ役の中川翔子、『メロエッタのキラキラリサイタル』のナレーションを担当する夏菜、『キュレムVS聖剣士 ケルディオ』の主題歌とマリン役を担当するローラが登壇。完成を喜ぶ声と、作品の見どころなどを語った。

▲壇上には、ピカチュウと今回の映画に登場するメロエッタの姿も。

 湯山監督は、「この映画は、数日前に出来上がったばかりです。初めてスタッフ以外のお客さんにお見せすることになるので、ちょっとドキドキしています。楽しんでいただけたらと思います」と語った。司会の「映画の見どころは?」という質問に対して、湯山監督は「短編の方は、ポケモンたちのかわいいところをいっぱい観てください。長編の方は、かなり熱いバトルがくり広げられるので、そこを観ていただければと思います」とコメントした。

 松本梨香は、「映画15周年ということで、皆さんが支えてくれたからこそ、いまがあるんだなと思っています。15周年ゲットだぜ! ということで、これからも皆に愛されるようなポケモンワールドをお届けしていきたいです」とコメント。「映画でのサトシの活躍は?」という質問に対し、松本梨香は「毎年元気で、勇気溢れる行動をするサトシですが、今年は新しい友だちのケルディオといっしょに、前に向かって勇気と覚悟を決めて進んでいます。映画を観たら、皆さんも元気になって帰っていただけるんじゃないかなと思います」と見どころを語った。

 中川翔子は、「皆さん! ポケモーニング!」と、試写会に来場した子どもたちに元気よく挨拶。そして、「子どものころからポケモンが大好きで、ポケモンのおかげでいろいろな苦難も乗り越えて大人になることができました。なんと、今回は主役ポケモンのケルディオの声を担当させていただくことになりました。ポケモン映画は15周年記念、私もデビュー10周年ということで、人生最大のビッグバンがやってきてしまいました。皆さん、この映画でケルディオからたくさんの勇気とみなぎる力をもらって、この夏も元気に乗り切りましょう! よろしくお願いします」とケルディオのように元気よくコメント。

 夏菜は、「私も小さいころから、『ポケットモンスター』をずっと遊んでいたので、すごく緊張しましたけど、このナレーションを担当させていただくことができてすごくうれしいです。今日の舞台挨拶も、楽しみで楽しみで仕方がなかったです。「メロエッタのキラキラリサイタル」はとってもかわいらしい作品になっていて、懐かしいポケモンがたくさん登場します。そこにも注目して観ていただけたらと思います」と語った。

 主題歌を担当したローラは、「今回、エンディングテーマを……主題歌だっけ?」とさっそく天然っぷりを発揮し、会場の笑いを誘った後、「今回は、すごい気持ちを込めて歌いました。メロディーとかもいっぱい自分で考えました。ドキドキだけどいっぱい気持ちを込めたから、ちょっと楽しみ! みんな聴いてね~」とかわいらしくコメント。そして「映画では、マリンちゃんていう女の子の役をやったんだけど、「ダルダルマッカ~」ってしゃべっているからすぐにわかると思うよ」と声優に挑戦した感想も語っていた。

 登壇者のコメントが終わった後には、『メロエッタのキラキラリサイタル』のエンディングテーマ「みてみて☆こっちっち」を歌う“ももいろクローバーZ”が登場。ももいろクローバーZのメンバーにはそれぞれイメージカラーがあるのだが、今回は、そのイメージカラーにちなんだポケモンをモチーフとした衣装を身にまとっていた。「いつもは奇抜な衣装が多いんですけど、こういうかわいい衣装が着られてすごくうれしいです」と語り、「みてみて☆こっちっち」の歌と踊りを披露した。

▲ももいろクローバーZの百田夏菜子が「みんな、「みてみて☆こっちっち」は覚えてくれましたか? いっしょに踊ってくれますか?」と言うと、子どもたちは大きな声で返事をするなど、会場は大盛り上がりだった。

 舞台挨拶終了後の取材にて、湯山監督は、「映画は今年で15周年ということで、ここまで作り続けることができたのは、応援していただいたお客さんのおかげです。15年となると、(今日来場している子どもの中には)まだ生まれていなかった子もいるんじゃないかと思うんです。そう考えると、感慨深いですね」と15周年の感想を語り、松本は、「目に見えない、いろいろな人たちの力が加わって、15周年を迎えられたんだなと思います。楽しみにしている子どもたちが、今年も元気に笑顔で観に来てくれるということが、自分にとっての活力源になります」とコメント。中川は、「ポケモン映画連続出演6年目ということで、タイトルにもなっているケルディオの声を担当させていただきました。今日子どもたちがケルディオのお面をつけていた姿を見て、もうガクガクブルブル圧巻、壮観、絶景でございます。今回の映画は、ケルディオの成長物語になっています。バトル盛りだくさん。戦いの連続。すごく気持ちがよかったです。落ち込んでしまったときは、この映画を観て、前向きに生きていきましょう。よろしくお願います」と映画に出演できた喜びを語った。夏菜は、「映画を観に来た子どもたちを見て、小さいころに家族といっしょにポケモンの映画を観に行ったことを思い出しました。15周年の映画のナレーションを担当させていただいたことは、とても光栄なことだと思っています」とコメント。ローラは、「今回は「Memories」という歌を歌ったんだけど、ポケモン映画の歌を歌えると思っていなかったからすごいビックリしました。いろんな人に聴いてほしいな~ウフフフフ」と主題歌に対する想いを語った。

 ももいろクローバーZの百田が、「私たちみたいなインチキアイドルが、こんなにすばらしい方々といっしょにステージに立てて、ひとつのものを作り上げられたということがすごくうれしかったです」と語ると、ローラから「インチキじゃないよ~」とフォローの声が。湯山監督が、「試しに「みてみて☆こっちっち」の振り付けを踊ってみたんですけど、踊れませんでしたね。あれを踊れるってすごいですね」とコメントすると、松本は「コスチュームもすごくかわいいし。私もアニメで「やじるしになって!」という歌を歌っているんですけど、この歌のダンスも考えてほしいです」と続けて語った。中川も、「(メンバーがかわいいので)ゲットしたいすな~。あーりん(佐々木彩夏)萌え! しおりん(玉井詩織)萌え!」と、ももクロメンバーを絶賛。それに対し、ももクロのメンバーの玉井は、「ふだんこんなに褒められることがないので、うれしいです。褒められ溜めしておきたいと思います。これで2年くらいがんばれます」と現在の気持ちを語った。

▲最後は、舞台挨拶の来場者一堂で記念撮影。

 『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ』は、2012年7月14日から一般公開。会場では、映画にも登場するメロエッタがプレゼントされるので、『ポケットモンスターブラック・ホワイト』と『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』をもっている人は、ソフトとニンテンドーDSかニンテンドー3DSを必ず持っていこう。