初プレイアブルタイトルも盛りだくさん

 2012年6月30日、7月1日の2日間にわたり、東京ビックサイトでカプコン主催のイベント“CAPCOM SUMMER JAM~カプコン サマージャム~”が開催されている。この記事では、イベント会場全体の模様などをリポートする。

 カプコン サマージャムの初日は午後2時からのスタートだったが、会場周辺には午後1時の時点ですでに500人を超える行列が発生。先頭に並んでいた男女ふたり組に話を聞いてみたところ、なんと午前4時には東京ビッグサイトに到着していたという。女性のほうのお目当ては、プレイステーション3用ソフト『大神 絶景版 HDリマスター』(2012年11月1日発売予定)と、同じくプレイステーション3用ソフト『戦国BASARA HD コレクション』(2012年8月30日発売予定)。一方男性のほうは、『モンスターハンター』と『エクストルーパーズ』のステージが楽しみと語っていた。

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▲開場前から1000人規模の行列ができあがった。行列は東京ビッグサイト東エリアの端にある6ホールから始まり、地下通路に入りきらなくなり地上通路へ移り……最終的には東ホールを抜けてしまった。

 午後2時の開場直前には、行列の規模が約1000人にまで拡大。そして、イベントがスタートするとそれぞれがお目当てのタイトル、あるいはステージに向けて散っていった。会場は東京ビッグサイトの東6ホール全体を使っていたためかなりの広さ。入ってすぐのところには『ストリートファイター ×(クロス) 鉄拳』、『戦国BASARA』、『モンスターハンター』のパネルが並び、そこで記念撮影をする人も見られた。またここでは、定期的に“Missストクロ”の写真撮影会も実施。春麗とキャミィに扮したMiss ストクロが登場すると、パネルの前には彼女たちを写真に収めようというファンが押し寄せていた。

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 パネルの近くには、『モンスターハンター 3(トライ)G』に関する出展がズラリ。原寸大のモンスターの頭部や、ゲームに登場する武器を再現したもの、さらにはゲームの初心者講座まで……「このエリア単体でもイベントができるのでは?」と思えてしまうほどの充実ぶりだった。

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▲大充実だった展示コーナー。

 物販コーナーには、行販売商品が複数用意されており人足が絶えない状況に。しばらく観察してみたところ、新発売の“アイルーどら焼き”がもっとも売れている模様。物販コーナーの入り口部分に置いてあることもあってか、ほとんどの人が手に取り、スタッフが大慌てで在庫を補充している様子が印象的だった。

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 以上の通り、ただ歩いているだけでも楽しい会場内だが、やはり主役はゲーム。プレイアブル出展されたコンシューマーゲームは、『大神 絶景版 HDリマスター』、『バイオハザード6』、『モンスターハンター3(トライ)G』、プレイステーション Vita版『ストリートファイター X(クロス)鉄拳』、『戦国BASARA HDコレクション』、『重鉄騎』、『アイルーでパズルー』、『ドラゴンズドグマ』、『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』、『バイオハザード クロニクルズ HDセレクション』の全10タイトル。このうち、『大神 絶景版 HDリマスター』、『戦国BASARA HDコレクション』、『アイルーでパズルー』は初出展。『バイオハザード6』とPS Vita版『ストリートファイター X(クロス)鉄拳』は、国内初出展となっている。また、スマートフォンやPC向けタイトルでは、『ブラウザ 戦国BASARA』、『戦国BASARA カードヒーローズ』、『バイオハザードマーセナリーズ VS. for GREE(仮題)』、『STREET FIGHTER X 鉄拳 MOBILE』、『逆転裁判123HD(Android)』、『フミンズナイト』が出展されていた。

 膨大と言ってもいい数のタイトルが出展されたわけだが、なかでもとくに人気を集めていたのが、『大神 絶景版 HDリマスター』だ。行列の長さは、記者が確認した中で最長150分待ち。8台用意された体験台は、会場直後からつねに人で埋まっている状態だった。なお、『大神 絶景版 HDリマスター』に関しては後ほどプレイリポートをお届けする予定だ。

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 『バイオハザード6』は平均100分待ち程度ということで、行列の長さは『大神 絶景版 HDリマスター』に劣ったものの、体験台の数が40台もあったことを考えれば、こちらこそが真の人気ナンバーワンタイトルだったかもしれない。出展内容は、6月にアメリカのロサンゼルスで開催されたE3 2012に出展されたものとほぼ同じで、レオン、クリス、ジェイクという新主人公3人の中からひとりを選んで、ミッションに挑戦することができた。一方、同日に行われたステージでは新たなシーンもお披露目に。詳細に関してはこちらの記事をチェックしてほしい。

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 親子連れに大人気だったのは『アイルーでパズルー』の体験コーナー。こちらはシングルプレイと、対戦台の2種類が用意されていた。対戦台のほうではスタッフのお姉さんが実況をしてくれるという、うれしいやら緊張するやらのオマケ付き。

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 『戦国BASARA HDコレクション』の体験コーナーは、恐らく会場内でもっとも女性ユーザー率が高かったエリア。確認した限りでは最長80分待ちと、かなりの人気ぶりとなっていた。プレイする人たちの多くは、デモ画面などを飛ばさずにジックリと視聴。熱心なファンが多い作品だけに、HDリマスターによってどこがどう変わったのかを、しっかりと確認しているようだった。ちなみに記者もプレイしてみたが、最新の技術で生まれ変わったグラフィックは、現在の基準で見ても十分キレイ。また、あくまで感覚的なところなので、実際にそうなのかは不明だが遠くの敵がしっかりと描かれたようになった印象を受けた。ちなみに本作には『戦国BASARA』、『戦国BASARA2』、『戦国BASARA2 英雄外伝(HEROS)』のシリーズ初期3作品が収録されているが、それらは『戦国BASARA HDコレクション』のメニュー画面から選択してプレイするというスタイルになっていた。同メニュー画面にはほかに“ギャラリー”、“武将&戦場 全開放”という項目も用意されている。前者では新規の映像などを見ることができ、後者では収録タイトルの隠し要素を一気に開放することが可能。過去にシリーズ作をプレイして、隠し要素の全開放に挫折した人にとっては、非常にありがたい機能だろう。

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 そのほか既発タイトルに関しても、軒並み1時間程度の行列を記録していたのには驚かされた。いずれも試遊者プレゼントが用意されていたので、それ目当てということもあるだろうが、プレゼントが欲しいと思わせるほどタイトルに魅力があることには違いないだろう。

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 なお、CAPCOM SUMMER JAMは入場無料。会期2日目は午前10時~午後5時までと、初日よりも開場と閉場がともに早くなっているので、来場を考えている人は注意してほしい。