ついに発売された科学アドベンチャーシリーズ最新作についてゲストが語る!

 2012年6月29日、東京・葛西のゲームズマーヤにて、5pb.のプレイステーション3/Xbox 360用ソフト『ロボティクス・ノーツ』(2012年6月28日発売予定)の発売記念イベントが行われた。

あき穂役の南條愛乃やクリエイター陣が秘蔵のエピソードを語った『ロボティクス・ノーツ』発売記念イベントをリポート_04
あき穂役の南條愛乃やクリエイター陣が秘蔵のエピソードを語った『ロボティクス・ノーツ』発売記念イベントをリポート_03
▲お店のメインディスプレイは『ロボティクス・ノーツ』一色!
▲『ロボティクス・ノーツ』を大応援している秋谷店長。
あき穂役の南條愛乃やクリエイター陣が秘蔵のエピソードを語った『ロボティクス・ノーツ』発売記念イベントをリポート_05

 トークショーに参加したのは、本作のプロデューサーを務めた松原達也氏(5pb.)、シナリオを担当した林直孝氏(5pb.)、ヒロイン・瀬乃宮あき穂役の南條愛乃。また、アフィリア・サーガ・イーストのルイズとエミュウが、それぞれ神代フラウと瀬乃宮あき穂のコスプレをして登場した。

 ついに発売日を迎えた『ロボティクス・ノーツ』。去年の秋ぐらいからずっと本作の収録していたという南條は、『ロボティクス・ノーツ』のキャラクターとはもうずいぶん長く付き合っているため、親心が芽生えているそう。いまは、「あの子たちはちゃんと好きになってもらえるかな……」と不安と期待を胸に抱いているという。一方松原氏は、「『シュタインズ・ゲート』が最初にリリースされてから2年以上経っての発売なので、我々としては難産だったというか……「やっとできた!」という感じです」と、達成感を感じているそうだ。

 続いて、「なぜ『ロボティクス・ノーツ』というタイトルなのか?」と司会が問うと、松原氏は「あんまり僕も知らないですよ。某社長が決めたので……。ロボットだからロボティクスなんじゃないですか?」と困惑。どうしても知りたい人はツイッターなどで問いかけてみてほしい、とのことだ。

 また、松原氏からはゲームの進めかたのヒントも。「ツイぽでキャラクターに返信することで、そのキャラクターとの仲が深まり、自然とそのキャラクターのルートに入っていくはずです。フラグを立てようと考えすぎずに、好きなキャラクターにいい返事をしよう! と思って進めてください」と述べた。ちなみに南條は、「自分で演じたのに、あき穂がどんな返信を喜ぶのかわからない(笑)」と、あき穂ルートに入れるのか不安がっていた。

 林氏は、キャラクターとストーリーについて「『カオスヘッド』、『シュタインズ・ゲート』は主人公がぶっ飛んだ性格だったのですが、今回は群像劇を描きたかったので、あまりぶっ飛んでいない海翔と、ちょっとぶっ飛んでいるあき穂をワンセットにして物語が転がるようにしました」と語った。「海翔にもあき穂にも、夢に対する思いがあり、それが最終的にひとつの世界を救うレベルの大きなものになっていきます」とのことだが、ストーリー後半にはどんな展開が待っているのだろうか?

 なお、あき穂役に南條を選んだ理由は「あき穂はヒロインなのでもちろんかわいいのですが、ロボットが好きという少年らしいところもあります。その両面を持つキャラクターに、南條さんの声がぴったりだなと思い、お願いしました」とのこと。そんなあき穂と自分で重なる部分はあるか? という問いに、南條は「女子力のなさ」と回答。「あき穂は、年ごろのクラスメイトたちが熱を上げているものに対してはあまり興味が沸かない子だと思います。駅前の流行りのお店とか、コスメとかのことはわからない。私も自分が興味を持ったものじゃないと覚えられない体質なので、共感が持てます(笑)」と語った。

 ここで司会者から、「あき穂(っていうかあの人)のセリフを言って!」という無茶なお願いが。南條は戸惑いつつも、メガネをかけるフリまで演じ、「認めたくないものだな……若さゆえの過ちというものを」と熱演。会場は大いに沸いた。

あき穂役の南條愛乃やクリエイター陣が秘蔵のエピソードを語った『ロボティクス・ノーツ』発売記念イベントをリポート_06

 好きなキャラクターについては、松原氏は「あき穂の空回りっぷりもかわいいんですけど……フラウの収録が終わったらね、フラウがおもしろすぎて。あの子、声がついたらものすごいことになっちゃったから、持ってっちゃったなぁ、と(笑)」とフラウ推しであることを告白。林氏は「僕はあき穂ちゃんひと筋ですから。物語を引っ張っていくキャラクターとして、中心にいるのがあき穂なので、個人としても思い入れはいちばん強いですね」とコメントした。

 「あき穂は別枠」という南條は、「あき穂目線でシナリオを読んだので、やっぱりカイ(海翔)が大きな存在になるんですけども……私自身はフラウが好きです!」と、松原氏と同じくフラウを挙げ、「フラウはキャスト一同大好きです(笑)。いっしょにカウントダウンボイスを録っているときとか、みんな「フラウ、デュフフって言った……!」とか笑っていて。「つぎのセリフはどうなるんだろう?」っていう期待と、それを裏切らない名塚(佳織)さんがすごい!」と語った。

 なお、ルイズは「私はあき穂とフラウのモーションアクターを担当したのですが、フラウの動きを付けるのがたいへんだったので思い入れがあります」とこれまたフラウ推し。エミュウは「オタクで腐女子の私としては、昴さんと海翔さんの関係が気になります。最初の昴はツンツンしていますが、これからいかに先輩にデレてくれるのか期待しています(笑)」と男性ふたりの関係に期待を寄せた。

質疑応答コーナー

――ゲームの中に出てくるアニメ「ガンヴァレル」には、どんな敵が出てくるんですか?
 「ガンヴァレル」はエジプト神話をモチーフにしていまして、犬の仮面をかぶっている、“アヌビス”という集団が敵として登場します。

――『ロボティクス・ノーツ』をプレイしているのですが、愛理が出てくるシーンで、『カオスヘッド』の有名な言葉が出てきました。あまりにも突然すぎて、「意味があるのか!?」と動揺したのですが……。
 意味はあります。『カオスヘッド』で渋谷にいたある人と愛理はけっこう関係があります。ゲームを進めて確かめてみてください。

――ツイぽのバックログは読めないのでしょうか。
松原 ツイぽはそのときどきの時間に密接にリンクしているので、バックログは見れません。日付が変わったときに更新されるので、日付が変わるたびに見ていただければ見逃しはないと思います。

――「ガンヴァレル」のテーマソングはあるの?
 「ガンヴァレル」のテーマソングは、『ロボティクス・ノーツ』のエンディング曲として収録されている曲です。

――成長した綯さんは、中の人の性格を反映している?
 多少はあるのかもしれませんね(笑)。とはいえ、小さいころのまま大きくなったようなイメージです。怖い部分は、ないです。

――ジオタグについて詳しく教えてください。
松原 ジオタグは、あの世界の人々が自分をわかってもらうために、自分においてるタグなので、自分の正体を教えたくない人は、非表示にしていたりします。また、表に出していない設定ですが、タグはポケコンに紐づいているので、ポケコンを持っていない人はタグがありません。

来場者へのメッセージ

南條 いただいたシナリオを読んでから、キャスト一同、先が気になって「5章読んだ?」と言い合っていた作品が、ついに発売になりました。やっと皆さんと同じ感想を共有できるようになってうれしいので、ぜひぜひ意見・感想をツイッターやブログ、ラジオに送ってください!

松原 じつはこういったイベントに出るのは初めてだったのですが、ここまでファンの方たちと近い距離で直接話せるというのは、とても楽しいなと思いました。またぜひやりたいです。

 じゃあつぎの機会は僕も……。明日、明後日は土日ですので、『ロボティクス・ノーツ』をたっぷり遊んでいただければうれしいです。楽しんでプレイしてください。

ルイズ 科学アドベンチャーシリーズのいちファンとして、皆さんといっしょにお話しがきけて楽しかったです!

エミュウ 私も『シュタインズ・ゲート』がとても好きで、『ロボティクス・ノーツ』を楽しみにしていました。このイベントに参加できて、コスプレもできて感無量です。ありがとうございました!

あき穂役の南條愛乃やクリエイター陣が秘蔵のエピソードを語った『ロボティクス・ノーツ』発売記念イベントをリポート_01
▲イベント終了後は、来場者にオリジナルステッカーがプレゼントされた。

イベントに来られなかった人へのメッセージ

 来られなかった方も、『ロボティクス・ノーツ』をきっと楽しんでいただけていると思うので、弊社のサイトやラジオに感想をいただけるとうれしいです。

松原 ここに来られなかった方は、きっと現在進行形でプレイしていただけているのではと思います。ブログやツイッター、弊社のアンケートフォームに感想、より具体的なご意見を書いてください! 毎日チェックしておりますので。アンケートに答えていただくと、壁紙をプレゼントします!

南條 地方にお住まいの方で、「イベントに行きたいけど行けない……」という方もいらっしゃいますので、いつか地方のファンの皆さんの顔を見に行ける機会が作れたらなぁ、と思っています。今日のイベントの内容の中には、初めて出る情報、なるほどと思う情報もありますので、どんどんツイッターやブログで拡張していただけると、『ロボノ』っぽくていいな! と思います。

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