緋村剣心役の涼風真世が登場

 OVA『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-新京都編 後編』が2012年6月23日より、一部の劇場にて上映開始。それを記念した舞台挨拶が同日に東京・シネマサンシャイン池袋にて行われた。

 『るろうに剣心』は、週刊少年ジャンプにて1994年4月より連載が開始され、男女を中心に幅広いファンを持つ人気作に成長。その人気を受けて1996年1月にフジテレビ系全国ネットにてアニメ放送がスタート。さらに、1997年12月には劇場版映画『維新志士への鎮魂歌(レクイエム)』も公開された。テレビ放送が終了した後もOVAとして『追憶編』、『星霜編』が制作され、現在では国内だけではなく世界中で愛される作品となっている。

OVA『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-新京都編 後編』舞台挨拶が開催_01

 舞台挨拶には、古橋一浩監督、緋村剣心役の涼風真世、アフレコ演出を担当した三ツ矢雄二、エンディング主題歌を歌う住岡梨奈の4名が登場。まず、今回の『新京都編 後編』について三ツ矢は「僕たちが声を入れるときは、色があまりなく絵もあまり動かない状態だったのですが、完成したものを観て、なんて素晴らしい作品なんだろうと思いました。非常に絵も美しくていろいろな場所でいろいろな人が戦っているんだということを改めて感じました」と、そのクオリティを絶賛。涼風も「『るろうに剣心』いいな、緋村剣心は素敵だなと素直に思いました」と感想を述べた。続いて、古橋監督は見どころとして、斎藤一を挙げ「斎藤一の殺陣はいちばんいい出来だったと思います」と語った。

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 今作の副題となる“光の囀”は一般募集によって決定したものだが、「前編“焔の獄”に合わせて今回も3文字かなと考えといました。“光の囀”は、なぜいままで気がつかなかったのだろうというくらい今回のテーマにすごくぴったりでした」(古橋)と、選定理由を語った。また、OVA『星霜編』から約10年ぶりの新作となる今作の収録、制作現場は「温かい家族」(涼風)のような雰囲気だったとのこと。声優陣は10年という長いときを経てもすんなり役に入れたようで「私の中にずっと緋村剣心が生きていたんだなということを感じました。剣心は自分の分身ですね」(涼風)と語った。

 トークの後は、エンディング主題歌『feel you』を歌う住岡梨奈が登場。『feel you』はアニメを見てから詩を書いたとのことで、「感情移入して書きました。詩にも注目していただきたいです」と聞きどころをアピールすると、生ライブを披露した。

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▲舞台挨拶終了後、会場ではエンディング主題歌『feel you』のCDの販売も。購入者を対象に住岡梨奈のサイン&握手会も行われた。

 なお、OVA『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-新京都編 後編』は、2012年8月22日にBlu-ray&DVDがリリースされる。これを記念して、展覧会“RUROUNI KENSHIN ANIMATION WORKS”が、2012年8月9日~8月21日に東京・中野のpixiv Zingaroで開催決定。アニメ『るろうに剣心』の貴重なセル画を中心に、設定資料や美麗なDVD・Blu-rayパッケージイラストの展示など、アニメ『るろうに剣心』の世界を堪能することができる。

【RUROUNI KENSHIN ANIMATION WORKS概要】
日程:2012年8月9日(木)~8月21日(火) 12:00~19:00 ※水曜定休日
会場:pixiv Zingaro
入場:無料
企画:Aniplex ・ pixiv
運営:Kaikai Kiki