ゲームのプロローグ部分とキャラクターを公開
『イース セルセタの樹海』は、『イース』シリーズ25周年記念作品として、日本ファルコムが開発中のプレイステーション Vita用アクションRPG。
同作の公式サイトが本日6月21日オープンした。公式サイトでは、ゲームのプロローグ、主人公アドルら3人のキャラクターが紹介されているほか、同作の応援バナー無料配布も行っている。
◇プロローグ
ゴールドラッシュに沸くロムン辺境の街キャスナン──
赤毛の青年が、鉱員や人足が行き交う中を彷徨っていた。
その肩が荒くれ者の鉱員にぶつかり、因縁をつけられて、したたかに殴りつけられる。
「ここは一体どこなんだ?……僕は……誰だ?」
青年がつぶやいた、その直後のことだった。
「おい、アドル、アドルじゃないか!」
不意に声をかけてきたのは銀髪で偉丈夫と言ってもいい体躯の持ち主だった。
もちろん青年には見覚えがない。
風貌のわりに馴れ馴れしく、妙に軽薄な男は情報屋のデュレンと名乗った。
デュレンによると、どうやら自分の名前はアドル・クリスティンというらしい。
数週間前にこの街でデュレンと出会ったアドルは地元の人間も滅多に踏み込むことのない《セルセタの樹海》へと旅立ち、その後消息不明になっていたというのだ。
魔の領域と呼ばれる《セルセタの樹海》で一体自分に何が起こったのか?
何故自分は一切の記憶を失くしてしまったのか?
真相を確かめるため、アドルはデュレンとともに禁断の地《セルセタの樹海》に再び挑む決意をするのだった――。
◇キャラクター紹介
後世に百余冊に及ぶ冒険日誌を遺した稀代の冒険家。”セルセタの樹海”奥地を目指して旅立ったが記憶を失ってしまう。自分の身に何が起きたか知るため、デュレンとともに再び樹海に足を踏み入れる。
樹上集落コモドで暮らす、明けっ広げで快活な少女だが、樹海で生き抜くためのきびしさ、容赦のなさも併せ持つ。女性ながら狩りや戦士としての腕前は一流で集落では一目置かれている。反面、長女らしく世話好きで細やかな気遣いを見せることも。
キャスナンの情報屋だが、なりゆきでアドルと行動をともにする青年。記憶を失う前のアドルとは、キャスナンの宿酒場で知り合ったらしい。面倒くさがりで奔放な性格だが、困っている人を放っておけないタイプ。