神宮寺が抱く“予感”とは……

『探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞』公式サイトでオリジナルWeb小説第9話“予感と予兆”が公開_02

 アークシステムワークスから2012年6月28日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞』の公式サイトにて、連載中のオリジナルWeb小説第9話“予感と予兆”が公開された。
 ゲームとの連動企画も、ついに次回第10話が最終回とあって、この9話では物語がひとつの転機を見せる。ゲーム本編では回想として描かれる部分をより鮮明に楽しむためにも、最後までストーリーから目離せないようだ。

小説の一部を先行公開!
【~エピソード09 予感と予兆~】

君島家の調査を始めてから、2週間が過ぎようとしている。
俺が君島製紙工場を訪れるのも明日までだ。
いつもと同じ時刻に君島家を訪ねると、弘樹が慌ただしい様子で玄関から出てきた。
「あ、神宮寺さん。おはようございます」
「おはようございます。どうかされましたか?」
「それが、入院中の父の容態があまりよくないと、病院から連絡がありまして……」
弘樹の父の名は君島龍之介。
心臓に持病があり、入院が長引きそうだという話があったばかりだ。
「朝からばたばたしていて申し訳ない。これから、病院に行ってきます」
「私の車で送りますよ」
「それは助かります!朝から裕太のヤツが車を使って出掛けてしまって……」

『探偵 神宮寺三郎 復讐の輪舞』公式サイトでオリジナルWeb小説第9話“予感と予兆”が公開_01