ソーシャルやARが、おもちゃ業界にも多数登場
2011年6月14日(木)、東京ビッグサイトにて、日本最大の玩具の見本市“東京おもちゃショー2012”が開幕した。開催期間は2011年6月14日~17日の4日間で、14日・15日は商談見本市、16日・17日は一般公開日となっている。ここでは、開催初日の各ブースのリポートをお届けしよう。
バンダイ
まずは、ブースの入り口で『スマイルプリキュア!』と『特命戦隊ゴーバスターズ』の等身大人形がお出迎え。『スマイルプリキュア!』関連商品や、iPhoneを犬の顔に見立てて遊ぶ“スマートペット”、スマートフォンで読みこむことでエフェクトやボイス音が発生する“ガシャポン HYBRID GRADE”など多数出展。ほかにも人気アニメやマンガキャラクターのバストアップをフィギュア化した“マスコレ”や、“たまごっち”、“カピバラさん”などのアイテムが出展されにぎわいを見せていた。
また、バンダイブースでは“超合金マジンガーZ 新商品発表会”が開催。『マジンガーZ』は1972年から1974年にかけて放送されたロボットアニメで、“超合金”シリーズはバンダイから発売されているキャラクター玩具ブランド。今回『マジンガーZ』生誕40周年を記念して、劇中に登場するロボット“マジンガーZ”を精密に再現した大型フィギュア“DX超合金魂 マジンガーZ”が2012年12月に発売される。価格は36750円[税込]で、初回生産分には永井豪氏による“マジンガーZの誕生にまつわるストーリー”描き下ろしマンガが同梱される。
発表会にはバンダイの代表取締役社長・上野和典氏、原作者のマンガ家・永井豪氏、歌手の水木一郎氏が登場。上野氏は「今回の“DX超合金魂 マジンガーZ”は、子どもは遊びを通じて大人世代と繋がり、大人はスマフォともつながる」と語り、キーワードは“つながる”であると明かした。永井氏は40周年を迎えた感想を聞かれると、「自分がマンガ家になったら絶対描こうと思っていたロボットマンガ。思い切り情熱をこめて作ったので、長く愛されて嬉しいです」と回答。また、「来ちゃったぜ!」と意気揚々にステージに現れた水木氏は、「『マジンガーZ』の“正義・愛・勇気”は全世界共通、いや、全宇宙共通ですばらしいものだと思う」とコメントし、『マジンガーZ』のオープニング曲・エンディング曲・テーマ曲の計3曲を熱唱した。
タカラトミー
タカラトミーブースで最初に目を引いたのは、“タカラトミー マリオカートシリーズ”の新作“ドリフトスペック アールシー×マリオカート7×チョロQ”。タカラトミーは2012年に『マリオカート』の世界観を再現したチョロQハイブリッドカー“チョロQ×マリオカート Wii”を発売しているが、今度は“ドリフトスペック アールシー”も新たに加わった“マリオカート7”バージョンとなる。発売は2012年10月、価格は3675円[税込]。ほかにはソーシャルゲーム『大召喚!!マジゲート』や、タブレットを使用した子供用知育アプリなどのアプリゲームなども多数展示されていた。
セガトイズ
セガトイズブースは、人気の『爆丸 BAKUGAN』シリーズや『それいけ! アンパンマン』関連商品などを多数展示。また、大人向けの家庭用星空投影器“ホームスター”シリーズの新作“ホームスター オーロラ”が登場するなど、幅広い年代に向けたラインアップを展開した。
カプコン
カプコンブースでは『モンスターハンター』の関連商品を多数展示。壮大なジオラマの中に鎮座しているのは“カプコンフィギュアビルダー”シリーズ。最新作となる“カプコンフィギュアビルダー クリエイターズモデル 砕竜 ブラキディオス”の発売も今秋に決定し、価格は8190円[税込]とのこと。また、“カプコンフィギュアビルダー クリエターズモデル”に、なんと『バイオハザード6』のレオン・S・ケネディが第1弾として登場することが明らかになった。発売日・価格などは未定なので、今後の発表を楽しみにしていよう。
スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスブースでは、『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』シリーズのグッズが多数展示。文房具からフィギュア、食器に至るまで幅広いラインアップを展開中だ。