Wii Uの詳細が少しずつ明らかに

 任天堂は、公式サイトの株主・投資家向け情報ページにて、“2012 E3 アナリスト Q&A セッション”のプレゼンテーションと質疑応答の内容を公開した。

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質疑応答の内容紹介ページは→こちら

 質疑応答の中で、任天堂の岩田聡取締役社長は、「Wii Uを作るときに、発売時にさまざまな課金のオプションが選べるようにDRM (Digital Rights Management)システムを設計しました。ですから、技術的にはフリー・トゥ・プレイも少額課金も自由に行えるように作ってあります」と、Wii Uが対応できるビジネスモデルについて言及。

 また、新たなネットワークサービス“Miiverse”に関する将来の構想も明らかに。2012年6月4日に配信された“Nintendo Direct(ニンテンドー ダイレクト)”で、将来的にはニンテンドー3DSやスマートフォン、PCブラウザなど、ブラウザが動作するさまざまなデバイスからアクセスできるようになることが明かされていたMiiverse。岩田氏は「たとえば、スマートフォンやタブレットの上で“Miiverse”のお客様同士のやりとりを自分がゲーム機の前にいないときに確認して、それが新しいゲームを知るきっかけになるかもしれませんし、自分が家に帰ったらこのゲームを遊ぼうと思うきっかけになるかもしれませんし、将来はさらにもう一歩進めて、“Miiverse”で見つけたゲームをスマートフォンやタブレットの上で買うことができて、買って家に帰ったらそのソフトはすでに(いつの間に通信の機能を活用して)ダウンロードされているようにすることを実現したいという、そういうことまでが私たちが考えていることです」と、具体的な使用例を述べた。