結構日本公開決まってるぜ!

 2012年から13年にかけて公開される洋ゲー派必見の洋画をファミ通.com編集部の独断と偏見で大特集してご紹介。

Wreck-it Ralph(邦題:シュガー・ラッシュ
配給:ディズニー
海外公式サイト
2013年春日本公開予定

 E3の任天堂カンファレンスで並んでいる間、会場のノキアシアター前の広告でドット絵のキービジュアルが表示されていたので「何だコレ?」と思っていたのだが、コレがなかなかスゴい! 架空のレトロゲーの悪役レック・イット・ラルフが、長年やられ続ける生活に耐えかね「俺だってグッドガイになれるって!」と一念発起するというお話らしい。注目はゲーム業界の悪役商会、もといやられ役のキャラクター連中が出演していること。クッパやベガにドクター・エッグマン、果てはやられ役かはともかくザンギエフ、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』のゾンビと、さまざまな皆さんが登場するのだ。

Prometheus(邦題:プロメテウス
配給:20世紀FOX
日本公式サイト
8月24日より日本公開

 SF映画の金字塔『エイリアン』の前日譚として制作がスタートした本作。巨匠リドリー・スコットがカムバックし、惑星LV-233(『エイリアン』のLV-426とは異なる)を舞台に人類の起源を探る新たな物語を描く。
 『エイリアン』シリーズと密接な関係がある厳密には独立した作品ということらしいのだが、洋ゲー派としては、セガが海外で発売予定のFPS『Aliens Colonial Marines』との関係も気になるところ。というのも、こちらのタイトルも20世紀FOXの承認を受けたれっきとした関係作品になっており、開発元Gearbox Softwareの関係者もリドリー・スコットらと会い、初代『エイリアン』の未公開イメージボードなどを見せてもらっているらしい。まぁどっちも注目ということです!

noobz
配給:Wunderkind Pictures
海外公式サイト
日本公開未定

 以前本コーナーでも一度ご紹介した、オッサンゲーマーたちが『Gears of War 3』の大会に出場すべく奮闘するというコメディ映画。インディペンデント制作のため日本上陸は結構厳しいかもしれないが、せめてDVDでも決まって欲しいところ。

Avengers(邦題:アベンジャーズ
配給:ディズニー
日本公式サイト
8月17日より日本公開

 アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、雷神ソーなど、近年公開されてきたマーベル映画はすべてこのためにあった! 世界滅亡の危機を前にスーパーヒーローが大集結して超人チームを組み、口論したりしつつ頑張るというのはスケールがデカいんだかデカくないんだかよくわからないが、とにかくド派手なアクション超大作なわけです! 洋ゲー派への補足としては、Ubisoftから『Avengers: Battle for Earth』(公式サイト)なるKinectタイトルも発表されている(ゲーム内容がどれだけ一緒かはわからないがWii U版もアリ)。こっちはウルヴァリンなんかも出るっぽいぞ。

Django Unchained(邦題:ジャンゴ 繋がれざる者
日本公式サイト
配給:ソニー・ピクチャーズ
2013年春日本公開

 洋ゲーと何か関係があるかと言われたら関係ないのだが、Rockstar Gamesが『レッド・デッド・リデンプション』でゾンビを西部劇に出すなら、その映画愛と凝り性がR★と比較されることも多いクエンティン・タランティーノは黒人を主人公に西部劇をやるのである! 解放奴隷のジャンゴが極悪農場主に向かって立ち上がるという男のストーリーで、農場主を演じるのはレオナルド・ディカプリオ! クイック&デッドではあんなに若かったのに、時が経つというのは早いものであります。イングロリアス・バスターズのランダ大佐ことクリストフ・ヴァルツや本物スネークことカート・ラッセルも出演するし、くせ者揃いで燃える!

Dark Knight Rises(邦題:ダークナイト ライジング
日本公式サイト
配給:ワーナー
7月28日より日本公開

 ワーナーの『バットマン』シリーズの記事を書くたびに「ゲーム界のダークナイトだ!」と、微妙にわかり辛いことを書いてきた当方ですが、本家の続編がついに公開するわけです。今回バットマンの前に立ちはだかるのはベイン。果たしてクリストファー・ノーラン監督が手掛ける三部作のラストを締めくくるのはどんなシーンなのか?
 PS3版でアーカム・アサイラムとアーカム・シティのベスト版が7月5日に出るようなので、この傑作をまだやってないという人は映画の前にやっておくのもよし!

Iron Sky(邦題:アイアン・スカイ
日本公式サイト
配給:プレシディオ
9月より日本公開

 月の裏でナチスがひっそりと大帝国を築いており、満を持して地球侵略してくるというブッ飛んだ設定の映画。ゲームはもちろん関係ないのだが、B級FPSにありそうな設定は燃えるじゃないですか。ポスターなんかも非常にいい感じ仕上がっており、フェイク広告なんかはエレクトロニック・アーツが海外で出したレジスタンスオープンワールドアクション『Saboteur』なんかを思い出すところであります!

Abraham Lincoln: Vampire Hunter(邦題:リンカーン / 秘密の書
日本公式サイト
配給:20世紀FOX
11月1日より日本公開

 またもやゲームとは関係ないのだが、ゾンビやバンパイアと古典などを混ぜちゃう作家セス・グレアム=スミスの「ヴァンパイアハンター・リンカーン」(新書館より文庫版発売中)の映画版。リンカーンが実はヴァンパイアハンターであり、アメリカに潜むバンパイアどもをブッ殺しながら政治活動に勤しむ特命係長もビックリの人物であった……という虚実混ざりすぎの景気がいい話。以前海外で書籍版のPRに作られた実写動画が公開され、コイツが中々グッと来るナイスさで「映画化されねぇかなぁ」と思っていたのですが、見事映画化&日本上陸も決定してたとは素晴らしい!

The Amazing Spider-Man(邦題:アメイジング・スパイダーマン
日本公式サイト
配給:ソニー・ピクチャーズ
6月30日より日本公開(23日、24日先行上映)

 日夜手を使って白いモノをピュッと出す怪人スパイダーマン何度目かの映画化で、サム・ライミ監督&トビー・マグワイアの3部作をまたリセットし、ピーター・パーカー君のストーリーをもう一度やり直す模様。主役に選ばれたのはアンドリュー・ガーフィールド。ガタイが良くて自信満々な感じがするんですが……。まぁそれはいいとして、Activisionがゲーム版(公式サイト)をXbox 360、プレイステーション3、Wii、PC、ニンテンドー3DS、ニンテンドーDSという物凄いマルチプラットフォームで発売予定。

Skyfall(邦題:007 スカイフォール
日本公式サイト
配給:ソニー・ピクチャーズ
12月1日より日本公開

 第23作となる007シリーズ最新作。ボンドの上司Mをとりまく過去の亡霊がテーマになるとのこと。こちらも映画に絡んでActivisionが新作FPS『007: Legends』を発売予定。過去作なども取り込んだオールスターな内容になる模様で、007 ムーンレイカーをテーマにした月面基地でのバトル映像などが公開されている。

Resident Evil: Retribution(邦題:バイオハザードV リトリビューション
日本公式サイト
配給:ソニー・ピクチャーズ
9月14日より日本公開

 ミラ・ジョヴォヴィッチ演じるアリスが暴れまくる映画版『バイオハザード』シリーズの5作目。人類のほとんどがアンデッドと化した世界で、アリスが滅亡の危機を起こした張本人を追跡する。ちなみにYouTubeには3D予告編なるものが公開されているほか、前作に登場した中島美嘉が引き続きアンデッドとして登場するとのこと。

The Hobbit: An Unexpected Journey(邦題:ホビット 思いがけない冒険
日本公式サイト
配給:ワーナー
12月14日より日本公開

 「ロード・オブ・ザ・リング」というか「指輪物語」の作者J・R・R・トールキンの児童小説「ホビットの冒険」の映画化で、前後編2作のうちの第1作。世界的に繋がっており、ガンダルフやフロドの養父ビルボなど、「ロード・オブ・ザ・リング」に出てきたキャラクターも登場する。ワーナーが本作に合わせて、サウロンやゴクリも登場するダウンロードタイトル『Gurdians of Middle-Earth』を海外で発表しており、E3で見てきた感じではかなりよさげだったことをお伝えしておこう。(記事はこちら

The Expendables 2(邦題:エクスペンダブルズ2
日本公式サイト
配給:松竹
10月20日より日本公開

 というわけで最後はまたゲームと関係ない映画で申し訳ないが、洋ゲー派なら筋肉ムキムキマッチョマンが銃を撃ちまくるのは好きだろう! 往年のアクションスターが勢揃いする映画の続編で、シルベスター・スタローン以下、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、チャック・ノリス、ジャン・クロード・ヴァンダム、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガーという、全員がこれまでに飲んだプロティンを足したら何トンになるのかわからない筋肉カーニバル! えーと、あらすじは、いい奴らが悪い奴らを銃と拳でボコボコにするという内容だと思います!