『DARK SOULS(ダークソウル) with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』宮崎ディレクターに直撃-完全版-

ゲーム プレイステーション3 PC ニュース
ついに発表となった日本国内での『DARK SOULS(ダークソウル)』追加コンテンツ配信と、それを含むPC版、およびPS3版パッケージ版の発売。週刊ファミ通6月21日号に掲載された、宮崎ディレクターインタビューの完全版をお届するぞ。

●ついに語られる“ARTORIAS OF THE ABYSS”!

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 ついに発表となった日本国内での『DARK SOULS(ダークソウル)』追加コンテンツ配信と、それを含むPC版、およびPS3版パッケージ版の発売。パッケージ版のタイトルは『DARK SOULS(ダークソウル) with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION』、ダウンロードコンテンツのタイトルは『DARK SOULS(ダークソウル) DLC ARTORIAS OF THE ABYSS』となり、すべて2012年10月25日にリリースされる予定だ。ここでは、週刊ファミ通6月21日号に掲載された、この追加コンテンツについての宮崎ディレクターインタビューの完全版をお届するぞ。

フロム・ソフトウェア
ディレクター
宮崎英高氏(Hidetaka Miyazaki)
DARK SOULS(ダークソウル)』を手掛けるディレクター。本作では、プロデューサーも兼任している。



●日本発売は10月25日! 同時にアップデートも!

――4月に海外でPC版を発表。その際に未定となっていた、日本国内での発売や、追加パートのダウンロード配信を含むPS3版の発売が、今回、新たに発表されました。

宮崎英高氏(以下、宮崎) はい。発表が遅くなってしまいましたが、PS3版追加ダウンロードコンテンツ、追加コンテンツプラスのPS3ベスト版、およびPC版を日本でも発売します。

――整理をするという意味も含めて、発売のタイミングを教えてください。

宮崎 日本では、PS3版追加ダウンロードコンテンツ、追加コンテンツをプラスしたPS3ベスト版、そしてPC版、すべて同タイミング、10月25日の発売で考えています。また、追加ダウンロードコンテンツをご購入いただいたユーザーさんと、そうでないユーザーさんがマッチングできるような、アップデートの配信も行う予定です。また海外では、PC版のみ先行して8月24日に発売され、そのほかは日本と同タイミングになるかと思います。

――なるほど、海外のPC版のみが先行で8月発売、それ以外のすべてが10月25日同時発売ということですね。

宮崎 そうですね。ただ、海外の発売日はまだ発表されていないので、調整が入る可能性はあります。

――PC版も家庭用も同じ内容ですか?

宮崎 はい、追加ダウンロードコンテンツをご購入いただいた形のでのPS3版、追加コンテンツをプラスしたPS3のベスト版、そしてPC版、この3つのゲーム内容に差はありません。

――エリアが追加されるわけですが、本作は『DARK SOULS(ダークソウル)』の完全版という位置づけの作品になるのでしょうか? 

宮崎 今回の追加コンテンツ、あるいはPC版の開発については、『DARK SOULS(ダークソウル)』本編の開発が終わり、発売後しばらくしてからの着手になるので、少なくとも開発としては、完全版というイメージはありません。名前の通り、追加のコンテンツですね。

――PC版の制作とダウンロードコンテンツの制作の関係ですが、PC版の追加要素をダウンロードコンテンツにしたのでしょうか? ダウンロードコンテンツをPC版に追加したのでしょうか? 

宮崎 PC版と追加コンテンツの開発は同時期なので、それは解釈ないし視点の問題かと思いますが、我々開発としては、追加コンテンツを制作し、それがPC版およびベスト版にプラスされている、というのが近いです。今回の新規要素としては“追加コンテンツとしてできること”しかやっていませんしね。

――PS3でダウンロードして遊ぶ場合、現在セーブされているデータを使って、そのまま遊ぶことはできますか? 

宮崎 はい、可能です。これまで何度かアップデートがありましたが、それと同じですね。

――今回の追加エリアは3エリアも用意されているということですが。

宮崎 そうですね。新しいエリアは大きく3つあります。ひとつは“黒い森の庭”の過去の姿、残りのふたつは完全に新規のエリアです。

――プレイヤーが実際に行けるようになるのは、ゲーム進行で言うと、どのくらいのタイミングなのでしょうか? 

宮崎 ゲーム全体の流れとしては、後半に登場することになります。篝火で転送ができるようになった後ですね。

――どの程度の難度になりますか? 

宮崎 難度というか、想定レベルで言えば、ゲーム後半のエリアの中でも高いほうです。追加コンテンツということで、『DARK SOULS(ダークソウル)』本編をやり込んだみなさんにも手応えをもって遊んでもらいたいので、愛着ある鍛えたキャラクターにとっても、やりがいのあるものになればと思っています。


●3エリア追加! 秘められたグウィン王の四騎士の謎も判明!? 

――追加されるエリアについて、詳しくお伺いしたいのですが。

宮崎 先ほど“黒い森の庭”の過去という話があったかと思いますが、今回の追加コンテンツは、本編よりも過去のエピソードです。舞台となるのは“黒い森の庭”に関係する“ウーラシール”で、本編で名前だけが語られていた“「深淵歩き」のアルトリウス”がキーキャラクターになります。また、彼にはグウィン王の四騎士という設定もありましたが、ほかの四騎士も登場します。

――絵画世界のように、本編のストーリーとは切り離された世界ですか? 

宮崎 そうです。過去の世界に引き込まれる、という感じですね。


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▲本編では名前のみの登場のアルトリウス。“アルトリウスの契約”、“狼の指輪”のふたつの指輪に説明文があった。

▲“狼の指輪”の説明によれば、強靱な意志により決して怯まず、大剣を振るえば、まさに無双であったという。

――グウィン王の四騎士が登場するということですが、すでに本編のボスであるオーンスタインは別にしても、指輪などの説明文に名前だけ登場したアルトリウス、ゴー、キアランの全員が登場しますか?  

宮崎 そうですね。全員登場します。


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▲本編では大弓隊を率いたと伝えられている「鷹の目」ゴー。その大弓は、はるか空の古竜を射落としたといわれる。

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▲ウーラシール市街から遠景に見える古い遺跡のような塔。塔の奥にある霊廟の森を含め、ウーラシールの王族のみが立ち入りを許される場所らしい。

――追加されるエリアの3ヵ所ですが、現在の“黒い森の庭”の場所になった理由はなんでしょう? ほかにも、追加できそうな場所はあったかと思うのですが? 

宮崎 理由は複合的です。まずゲーム的なもの、技術的なもの、そしてテーマ的なもの。テーマ的な話でいえば、今回の新規要素のアプローチとして、「本編で名前や断片だけが語られていて、そこから先は想像してもらっている要素について、そのほんの一部を実際に描いてみよう」ということに決めたとき、過去というモチーフはとても自然でしたし、 ウーラシールと深淵のアルトリウスのエピソードが、とても魅力的だったんです。


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▲ウーラシールの民の住まう市街。現在は暗く、人影もない。ここから塔を目指すのか。

――アルトリウスを始めとする四騎士ですが、とくにアルトリウスは、今回、サブタイトルにも入るほど重要なあつかいになっています。ほかにも、設定に名前だけ登場する謎のキャラクターがいましたが、なぜ、ほかのキャラクターではなく、アルトリウスになったのですか?  

宮崎 四騎士という設定ですが、本編で語られている周辺情報の量には差がありますからね。やはり語られているキャラクターの方が、先ほどのアプローチでおもしろいかと思いますし、実際の話、本編をプレイされたユーザーさんでも、名前として覚えがあるとしても、アルトリウスと、ボスとして登場したオーンスタインくらいではないでしょうか。なので、たとえば“鷹の目のゴーエディション”というのはいろいろ難しそうですよね。まず「誰それ?っていう(笑)」個人的にはそれもけっこうおもしろそうですが。

――なるほど(笑)。では、もうひとつの大きな楽しみのボス戦についてお伺いします。追加エリアでは、4体のボスとの戦いがあるということですが、どんなスタイルになりますか? 

宮崎 当然の話ですが、4体のボスはそれぞれ個性的なキャラクターです。ですから、バトルスタイルもそれぞれに特徴があり、異なるものです。それを踏まえて敢えて言うのであれば、今回の4体のボスについては、ギミックやパズル的なものでなく、正面からガチで戦えるタイプです。いずれも手応えのある強敵だと思いますので、楽しみしてもらえればと思います。

――つぎに、いわゆるザコ敵についてですが、写真では、どこか見覚えがある姿のものが多いようですね……。

宮崎 そうですね。“黒い森の庭”の過去という話もあり、一部の敵キャラクターには遊びを入れています。たとえば、「“黒い森の庭”の樹人は昔はこんな姿だったのか」、というようなもので、『DARK SULS(ダークソウル)』本編をプレイしていただいたユーザーさんには、想像してニヤリとしてもらえるかもしれません。ただ、すべてそういった敵キャラクターということでもありませんよ。新しい、見たことのない敵キャラクターも多く登場します。


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▲大きなハサミを使い“霊廟の森”を整備する、カカシのような園丁。どこか樹人に似ている。

▲森にいる園丁との戦い。樹木のような体には、炎の呪術が有効なのかもしれない……。

――エリアが増えたことで、入手できるアイテム、武器、防具、魔法も増えることになるのでしょうか? 

宮崎 そうですね。ボスや敵キャラクターから入手できるものを中心に、追加コンテンツの物語に沿ったものが増えています。また、これも追加コンテンツらしいというか、かなり遊び心があるアイテムがいくつかありますね。

――追加エリアは、ゲームのクリアーに影響するのでしょうか? 

宮崎 追加コンテンツ部分は、ゲームクリアーには関係ありません。“エレーミアス絵画世界”などと同様ですね。ゲームクリアーに必要なストレートな部分の外にある、『DARK SOULS(ダークソウル)』の世界でのロールプレイを豊かにするエピソードのひとつという位置づけです。


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▲全身に鎖を巻かれ、柱につなぎとめられた囚人との戦闘。柱ごと引きちぎって大暴れ!

▲黄昏の森を歩く石の騎士。石の騎士が持っている巨大な石の大斧が驚異となりそうだ。

●新魔法、対人での新要素、能力調整、そのほかも!   

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▲追加される闇の魔法のひとつ。眼窩のような白光が対でついていて、対象を追尾する。

――新魔法は、写真にある1種類だけの追加になりますか? 

宮崎 いえ。それほど多くはありませんが、複数ありますよ。

――対人戦での新要素も追加されるとのことですが、それについては? 

宮崎 あくまでもおまけ的な要素になりますが、用意しています。ただ詳細は現状お話できませんので、もう少し待っていただければと。

――追加エリア以外で、変更されたところはありますか?  

宮崎 過去のアップデートにあったような調整は、小規模ですが、今回も行われます。また、そうした調整については、先に申し上げたアップデートにも含めるつもりです。

――能力値などの変更もあるのでしょうか?  

宮崎 はい。あまり大規模なものは考えていませんが、一部の武器などに調整が入ると思います。


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▲熟練した戦士たちの戦い。プレイヤーが独自の装備で挑み合う。この場所に秘密が!?

――それでは、最後に、楽しみにしているファンに、ひと言お願いします。

宮崎 まず、日本での発表が遅れてしまい、本当にすみませんでした。今回の追加コンテンツについては、『DARK SOULS(ダークソウル)』らしさが凝縮されていますし、いろいろな遊びも散りばめられています。また、『DARK SOULS(ダークソウル)』本編をじっくりプレイしていただけた方には、ニヤリとする部分も多いと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。


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▲霊廟の森の守護者、石の騎士に追われている。1体でも厄介な強敵なのだが……。

▲ウーラシールの霊廟で、巨大なキノコとの邂逅。地面から生え、腕もないようだが……。

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▲獅子のような牙と前肢、山羊のような大角と後肢、2対の翼、蠍のような尻尾の強敵!

▲暗闇から生じ、プレイヤーをどこかへ引きずり込む異形の大腕。詳しいことは不明だ。

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▲黄金の黄昏に染まる黒いドラゴン。特徴的な単眼は、何らかの魔力を帯びているのか?

▲前肢があり、古竜に近い存在のようだ。プレイヤーを前に、悠然と飛び立っていく。


DARK SOULS(ダークソウル) with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION
メーカー フロム・ソフトウェア
対応機種 PCゲーム / プレイステーション3
発売日 2012年10月25日発売予定
価格 各4200円[税込]
ジャンル アクション・RPG / 冒険
備考 プレイステーション3版はPlayStation Network対応 プレイステーション3版のダウンロードコンテンツは1200円[税込]、ディレクター:宮崎英高

(C)2012 NBGI c2011-2012 FromSoftware, Inc.
※画面は開発中のものです。

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