もどかしさがたまらない! 『The Unfinished Swan』

 『風ノ旅ビト』や『ぽっちゃり☆プリンセス』など、新旧問わず個性的で意欲的な作品が多いPlayStation Network(PSN)専売タイトル。今年のE3でも、「これはっ!?」と思うPSNタイトルが出展されていた。それが、今回紹介する『The Unfinished Swan』。日本での配信は未発表だが、今後配信される可能性も十分あるので、チェックしておいて損はないだろう。

 Giant Sparrowという開発会社が手掛ける『The Unfinished Swan』は、SCEAサンタモニカスタジオと共同で開発が進められているPS Move対応のPSN専売タイトル。ゲームのルールはいたってシンプルで、真っ白な画面に向かってペイントボールのようなものを投げつけると、そこに何があるのかがおぼろげながら見えていき、プレイヤーはその情報をもとに先に進んでいくというものだ。今回はE3会場でプレイ動画を収録してきたので、さっそくご覧いただきたい。なお、最初に遊ばせてもらったステージは、開発スタッフの意向で操作説明などをいっさい受けない状態でのプレイだったため、やや操作がおぼつかない点があるのはご容赦ください。

 真っ白い世界に黒いペイントボールを投げつけると、そこに何があるのかが少しずつわかってくる。このもどかしさが何ともたまらない!

 続いて遊ばせてもらったステージは、先ほどと違って風景が見えている。そして主人公が投げているのは、水の入ったボール。この“水”がキーワードになるステージだ。