一歩進んだリスポーンシステム

『メダル オブ オナー ウォーファイター』相棒システムがアツい! マルチプレイデモリポート【E3 2012】_01

 日本でも2012年秋に発売を予定しているミリタリーFPS(一人称視点シューティング)シリーズ最新作『メダル オブ オナー ウォーファイター』。現在ロサンゼルスで開催中のE3 2012でマルチプレイ要素を体験してきたので、その模様をご紹介する。なお、デモはPC版で行われていた。

 本作のマルチプレイのカギとなるのは、チーム内のプレイヤーをツーマンセル(2人一組)の1セットで扱っていること。相棒になったプレイヤーは障害物の向こうにいても姿を透視できるほか、リスポーン(復活)時の拠点とすることができる。この仕組みがまたおもしろい。プレイヤーはリスポーン時に、相棒の後ろに復活するか、拠点に戻って復活するかを選べる。もちろん相棒の近くに復活するのがベストなことが多いだろうが、復活までのカウントダウン中に相棒が敵に発見されたりしてしまうと、カウントがリセットされてしまうのだ。
 これによってどんなことが起こるか? 例えば相棒がアグレッシブに攻めまくっていたりすると、頻繁にリセットされるので中々復活できず、拠点に戻ったほうが早いということもある。逆に、相棒が自分の場所に復活しようとしている際は画面に表示が出るので、復活までの数秒間、攻撃の手を一瞬休める選択も可能だ。

 このシステムが中々面白く、E3デモのプレイ中も、即席チームながら、相棒の位置を確認しながらカバーできるポジションに移動したり、相棒が復活しようとしている場面では深追いを避けたりといった行動が自然と出てきた。ちなみに、アメリカ人の相棒とはデモ終了後に名刺交換しました。

 もうひとつ、本作のマルチプレイでは各国の特殊部隊が登場するのだが、その各クラス(スナイパーやポイントマンなどの兵種)により、スピードと引き換えに防御力を挙げたり、迫撃砲の支援要請を行うといったスキルが割り当てられていたのもおもしろいところ。ちなみにE3デモでは、すべての兵種に固有の特殊部隊が割り当てられていたが、恐らくコレはE3仕様でたまたまそうなっているだけではないかと考えられる。

 ともかく、プレイするまでは「また『バトルフィールド3』とほとんど変わらないんじゃないの?」と失礼にも考えていたが、ツーマンセルベースのゲームプレイは、『バトルフィールド』シリーズのスクワッド(4人一組)ベースとはまた異なる、独特なおもしろさがあった。夜に突然4人集めるのはキツくても、2人ならなんとかなるということもあるだろう。早く最高の相棒とともにスキルをバリバリ使いながら戦いたい!