いつでも参加・離脱可能！
ロサンゼルスで開催中のE3 2012から、エレクトロニック・アーツのブースで披露されていた『デッドスペース』シリーズ最新作『Dead Space 3』のデモの模様をお届けする。
デモは主人公アイザックが宙吊りになって目覚めるところからスタートする。どうやら搭乗していた宇宙船か何かが墜落したらしく、外に足を踏み出してみると猛吹雪の中、あちこちで残骸が燃えている。これまで本作では基本的に密閉された空間を舞台としていたが、デモは大半のシーンが屋外で展開されていた。
とりあえずココにいてもしかたがないのでヨタヨタと歩いて行くアイザック。もちろんその行く手にグログロのクリーチャー“ネクロモーフ”が立ちふさがる！ 首を飛ばしたのに触手がビヨンビヨン生えてくるという生命力の強さで困っちゃうわけなのだが、アイザックも負けじと回転ノコギリの刃を浮かべ、ゴリゴリと押し付けていく景気のいいゴアっぷり。うーん、けしからん、大変けしからんですね！
しばらく歩いて行くと基地だか研究所のような場所にたどり着き、相棒となるジョン・カーバーと再会。カーバーはちょっと高い場所にいるのだが、突如出現したネクロモーフに追われてしまう。階下から援護射撃をして助けてやり、カーバーの元に向かうため、電源を動かし、リフトに乗ると……巨大クリーチャーが登場！ ここでデモを動かしていた担当者が「うーん、そろそろ仲間とプレイしようか」と、ココではじめてCo-op（協力プレイ）の招待を送る。もうひとりの担当者が承諾してスタンバイ状態に入っていると……参加する前にクリーチャーに食われちゃったよ。大丈夫か？
しかし、これは狙い通りだったのである。チェックポイントから再ロードすると、今度はふたりで基地にたどり着く場面でスタート。頭上でカーバーが追われるイベントはなく、さっさとふたりで電源を動かしに行くと、今度は逆に、ここでさっきはなかったふたりの会話シーンが挿入された！
本作の協力プレイを開発チームは“フルキャンペーンCo-op”と称しており、いつでもカーバーを参加させることができる。その上で、シングルプレイ時とCo-op時でそれぞれ固有のイベント・カットシーンが用意されているのだ。『デッドスペース』の孤独な戦いが好きならば単独でそうプレイできるし、ふたりでやりたいならちゃんとふたりで冒険している感じに楽しめるというこのやり方は非常にナイス！
ふたりで巨大クリーチャーを倒し、研究所に入って行くと、人間も敵として登場。そういや生身の人間と戦いまくるなんてことは確かになかったっけ……。と挨拶代わりに弾をぶち込んでいくと、案の定というか、後半の方の何人かは小型ネクロモーフに体を乗っ取られるハメに。ゾンビ風にふらふらと歩きながらライフルを撃ってくるのが何とも哀れ。
彼らを排除すると、E3前のカンファレンスで披露された、巨大ドリルが回転する中でのバトルや、超巨大クリーチャーの出現シーンへと繋がっていた。
これまでのシリーズにあった、閉塞感を強いる空間での狂気などは感じられなかったが、一方で『アンチャーテッド』風のサバイバルアドベンチャー要素の導入や、フルキャンペーンCo-op、大仕掛けのボスバトルの強化といった面での強化が行われている本作。海外ではPCとXbox 360、プレイステーション3で2013年2月の発売を予定している。
