ヒヨコは、片岡ディレクターからプレイヤーへの挑戦!?

 2012年5月下旬、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(以下、SCEJ)社内の社員食堂にて、『TOKYO JUNGLE(トーキョー ジャングル)』ジャック企画が開催された。その様子をお届けしよう。

▲動物たちも社内食堂にてスタンバイ。

 プレイステーション3用ソフト『TOKYO JUNGLE(トーキョー ジャングル)』(2012年6月7日発売)は、人類が忽然と姿を消した東京で生き残りをかけて戦う、動物たちが主役のサバイバル・アクションゲーム。本作が社員食堂をジャックするということで、一瞬(サバイバル用干し肉が出る?)とか、(それともサラダと名付けた野草盛り合わせ? いやいやそんな、社員食堂ですからね。……ですよね?)とか、トンデモナイ想像をしてしまったのは記者だけではないはず。そんな不安と期待を胸に抱えつつ、SCEJの皆さんに拍手とともに迎えられたSCEJ社員食堂の先には……おいしそうなカレーが! ほっと胸をなでおろしたのは言うまでもありません。

 今回お披露目された『TOKYO JUNGLE(トーキョー ジャングル)』特製メニュー“ジャングルカレー”は、お肉たっぷりの“肉食カレー”(490円[税込])と、お野菜たっぷりの“草食カレー”(490円[税込])、ポメラニアンの肉球マークがついた“ポメラニアンのミルクプリン”(100円[税込])、“ジャングルスムージー”(Sサイズ200円[税込]、Rサイズ320[税込])の4種類。すべて2012年6月7日(木)の1日限定で、SCEJ社員食堂にて販売される(※よって、残念ながら一般の人は食べられません)。メニュー披露の後、SCEJ社員食堂に本作を開発したSCEJの山際眞晃プロデューサー、クリスピーズの片岡陽平ディレクターが登場し、試食会がスタートした。

▲ここでしか見られない貴重なポスター。SCEJ社員食堂では、『TOKYO JUNGLE(トーキョー ジャングル)』発売日(2012年6月7日)限定で張り出される。
▲SCEJの山際眞晃プロデューサー(左)、クリスピーズの片岡陽平ディレクター(右)。

 まだSCEJ社員ですら食べたことがないジャングルカレーを、まずは片岡氏と山際氏がパクリ! “肉食カレー”を食べた片岡氏は「“肉食”だけに、がっつり肉の味がする」と言い、「肉食社員は、これを食べて元気になってほしい」とコメントした(※ちなみに、使用されているお肉はちゃんとした鶏肉で、特殊なお肉ではありません)。一方、“草食カレー”を食べた山際氏は「とてもマイルド。この値段にしてはとても本格的」と感想を述べた。

▲片岡氏自身も肉食系!? ということで、がぶり。
▲スタッフに「草食系ですよね!」と押し切られ、草食系になってしまった山際氏も、ぱくり。
▲“肉食カレー”は、お肉がっつり! ぴりりと辛めでコクのあるスパイシーな味だ。価格は490円[税込]。
▲“草食カレー”は、お野菜たっぷり。マイルドなルーと、甘みのあるお野菜の組み合わせがやさしい味。価格は490円[税込]。
▲『TOKYO JUNGLE(トーキョー ジャングル)』特製“ポメラニアンのミルクプリン”。価格は100円[税込]。
▲右上にある“JUNGLE スムージー”(お味はマンゴー)は、Sサイズが200円[税込]。Rサイズが320円[税込]。

 また、おいしくカレーを食べながら、和やかにトークが交わされた。発売を間近に控えて、片岡氏は「店頭体験会などでお客さんがプレイしているのを見て、発売が近づいてきたのだなと少しずつ実感が沸いてきました。子どもが笑っているのを見て、作ってよかったなと思いました」とコメント。山際氏は「開発中、なかなか思うようにいかなかったこともありましたが、二人三脚でがんばりました。発売が楽しみです」と語った。また、片岡氏はゲームで操作可能な“ヒヨコ”は、もともとNPC専用の動物だったことを告白。なんでも、制作途中で公開したヒヨコの反響が予想以上に大きく、急きょ操作可能な動物として格上げされたのだとか。そしてこのヒコヨ、見た目通りの弱々しい動物なのだが、うまくプレイすることでハイスコアを叩き出すことができるハイリスク・ハイリターンな動物となっているのだという。……とはいえ、いまのところハイスコアを出せるのは片岡氏のみ。片岡氏が「プレイヤーへの挑戦です」と語った“ヒヨコ”に、ぜひチャレンジしてみてほしい。

▲6月7日の様子。社内で『TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)』体験会も開催された。