Wii Uの入門ソフトとして最適

【プレイリポート】Wii Uの特徴はこれでバッチリ! 『Nintendo Land』5種類のアトラクションを体験!!【E3 2012】_01

 任天堂の代表的なキャラクターやタイトルをモチーフにした、計12種類のアトラクションが楽しめるWii Uタイトル『Nintendo Land』。会場では、この中から5つのアトラクションが出展されており、実際にプレイできた。Wii Uの入門ソフトとして最適で、人気を呼びそうなこのゲームのプレイリポートをさっそくお届けしよう。

ゼルダの伝説 バトルクエスト

 最大4人の協力プレイが楽しめる、クエスト形式のアクション。コントローラを持った人のみ弓で攻撃を行い、残りのプレイヤー(Wiiリモコンで参加)は剣を使って敵を倒していく。弓は高所にいる敵を唯一倒せるなど、ほかのプレイヤーとは明らかに役割が異なるようだ。また、弓矢が切れた際にコントローラを下に振ることで、弓の補充ができることも確認できた。
 
 剣や弓を当ててランプの光を灯すと先に進めるようになるなど、随所に『ゼルダ』らしい仕掛けが用意されていたのが印象的。弓を使った攻撃ができるという以外にも、ほかのプレイヤーと違う点があるはず。また情報が入ったらお知らせしたい。

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【プレイリポート】Wii Uの特徴はこれでバッチリ! 『Nintendo Land』5種類のアトラクションを体験!!【E3 2012】_08
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ドンキーコングのクラッシュコース

【プレイリポート】Wii Uの特徴はこれでバッチリ! 『Nintendo Land』5種類のアトラクションを体験!!【E3 2012】_05

 ジャイロセンサーとボタンを駆使して滑車を走らせ、コース上にあるバナナを集めながらすべてのゴールフラッグの通過を目指すという、わかりやすいルールのアトラクション。コントローラの傾かせ加減で滑車の速度が変わるので、微妙な角度の調整がキモとなる。
 
 ジェットコースターのように宙返りするコースや、L、Rボタンで動くフリッパーなど仕掛けが豊富。失敗してもチェックポイントからのやり直しが可能なので、トライ&エラーでくり返し遊びたくなる、シンプルだけど中毒性の高いゲームだ。

ルイージのゴーストマンション

 『ルイージマンション』をモチーフにしたアトラクション。コントローラを持った人がオバケになり、残りのプレイヤー(最大3人)は、懐中電灯を持ってオバケを探す人間となる。オバケの目的は、相手に気づかれないようにすべての人間を捕まえることで、人間の目的は、オバケを見つけて懐中電灯の光を決められた時間内当て続け、オバケを倒すこと。ようはオバケと人間による鬼ごっこだと思えばわかりやすいかも。
 
 コントローラの画面にはオバケと人間の両方の姿が映っているが、テレビ画面にはオバケの姿は映らないようになっている(灯りを照らすと見える)。つまり、情報の面では圧倒的にオバケが有利になっている。では人間にはメリットがないのかというと、そうではない。オバケを探す際に手掛かりとなるのが、Wiiリモコンの振動機能。オバケが近づくとWiiリモコンがブルッと震えるので、それをヒントにオバケを探すのだ。なお、オバケに捕まった人間は倒れてしまうが、ほかのプレイヤーが懐中電灯の光を一定量当て続けることで復活できる。ただし、懐中電灯は電池が切れると使えなくなってしまうため、仲間を救ったおかげでオバケを倒せなくなる、なんてことにもなりかねない。仲間とうまく連携して、オバケに捕まらずにダメージを与えられるかがキモとなりそうだ。逆にオバケは、数的不利を情報量の多さでカバーして、いかに素早く人間を倒していけるかが勝利のカギとなるだろう。
 
 ルールは非常にシンプルでわかりやすいが、オバケと人間で違った楽しみかたが味わえる、奥の深いゲームと言えるかもしれない。

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どうぶつの森 キャンディー祭り

 『どうぶつの森 キャンディー祭り』は、『どうぶつの森』をテーマにした、最大5人で楽しめるアトラクション。ルールのベースは鬼ごっこで、Wii Uゲームパッドを手にしたプレイヤーが鬼を担当。残りのプレイヤー(最大4人)は、鬼から逃げながらステージを探索して、木になっている果実を合計50個集めれば勝利となる。逆に鬼は、逃げるプレイヤーを3回捕まえれば勝ちというルール。
 
 と、これだけだと至極単純な鬼ごっこに聞こえるが、もちろんそこにはひと工夫。まず鬼は、手元のWii Uゲームパッドでステージ全体を俯瞰で見ながら、LスティックとRスティックで、2体の鬼を同時に操作する。最初はその操作に戸惑うが、慣れると逃げるプレイヤーの行動を先読みして、前後から挟み撃ちで捕まえる、といった戦術をすぐに思いつく。特定のプレイヤーにターゲットを絞り、いかに気づかれずに追い込むかが重要になるわけだ。

 一方の逃げるプレイヤー側のポイントは、他プレイヤーとのコミュニケーション。果実をゲットするためには、木の下にあるスイッチを一定時間踏み続ける必要があり、たとえばこのスイッチが3個個並んでいる場合は、3人のプレイヤーが同時にスイッチを踏む必要がある。つまり、鬼の追跡をかいくぐりながら声を掛け合って同じ木に集まり、果実を収穫! といったテクニックが重要になるというわけ。また、鬼から逃げるために、集めた果実を一時的に捨ててスピードアップすることも可能。プレイヤー側は、鬼から逃げることを最優先に、協力して果実を集めることになるのだ。
 
 この、単純ながら独自の工夫が加えられた"どうぶつの森版鬼ごっこ"は、30代後半のおじさんプレイヤーでもバッチリ楽しめた。ちょっと鬼が有利なバランスで、だからこそ毎回白熱した展開になる。家族や友人と遊ぶと盛り上がること請け合い。まさに子どもから大人まで、幅広く楽しめる鉄板のアトラクションになりそうだ。

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鷹丸の手裏剣道場

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 2011年のE3で、Wii Uのテクニカルデモとして公開されていた手裏剣を投げるデモが、『Nintendo Land』のアトラクションのひとつになって登場した。
 
 特徴は、Wii Uゲームパッドを水平に持ち、画面をスライドすることで手裏剣を投げられるという操作方法。Wii Uゲームパッド自体を動かすことで照準を合わせ、敵が出現したら忍者の要領で画面をスライドして手裏剣をくり出すだけ。Wii Uゲームパッドを垂直にすることで敵の攻撃を回避&反撃というテクニックもあるが、基本の操作とルールは非常に明快。ステージが進むにつれて難度が上がり、簡単には倒せない敵や、爆弾による攻撃を仕掛けてくる敵も登場するが、ルールはとてもわかりやすい。
 
 まさに、Wii Uの操作に慣れるのには打ってつけのアトラクションで、子ども(とくに男の子)が夢中になる姿がいまから目に浮かぶ! ちなみに本作のモチーフは往年の名作『謎の村雨城』だが、主人公の鷹丸の姿は見られない模様。

【プレイリポート】Wii Uの特徴はこれでバッチリ! 『Nintendo Land』5種類のアトラクションを体験!!【E3 2012】_12
【プレイリポート】Wii Uの特徴はこれでバッチリ! 『Nintendo Land』5種類のアトラクションを体験!!【E3 2012】_10