アニメ、ラジオ、ゲームの3部構成で盛り上がった
セガを代表するRPG『シャイニング』シリーズのファンイベント“シャイニング ファン フェスタ 2012 Spring”が、2012年5月12日に都内にあるイベントスペース“メルパルク東京”で開催された。20年以上の歴史を持つ同シリーズだが、ファンイベントを開催するのはなんと今回が初めて。開催に先立って登壇した、シリーズ総合プロデューサーの澤田剛氏は「ファンの皆様の応援と支えがあってこそのことだと、感謝しています」と来場者に御礼の言葉を述べた。


今回のイベントでは、4月より放送開始となったテレビアニメ『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~』、稼働中のアーケードゲーム『シャイニング・フォース クロスエリュシオン』、そして3月に発売されたシリーズ最新作、PSP(プレイステーション・ポータブル)用ソフト『シャイニング・ブレイド』のキャスト陣が一同に集結。相沢舞、広橋涼を司会に迎え、テレビアニメ、ラジオ、ゲームの3部構成でさまざまコーナーが実施された。


アニメ『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~』にフィーチャーした第1部では、リック&アルヴィン役の神谷浩史、アミル役の伊藤かな恵、エアリィ役の三上枝織、カグヤ役の桑島法子、ネリス役の相沢舞、ラナ役の広橋涼、そして番組プロデューサーの中山雅弘氏が登場。各キャストの登場で大盛り上がりとなり、『シャイニング』シリーズおよび声優ファンの熱気が会場を包み込んだ。ステージで実施されたのは、「イベントスタッフの力作」と中山氏が語る“潜入! シャイニングスコープ”の上映。これは、テレビ番組風に作られた映像コンテンツで、アニメの制作現場に潜入取材した様子を紹介するというもの。画面に映り込んださまざまなものに関する小ネタを挟みつつ映像は進行。最後にはディラン役の中井和哉、マデラ役の江森浩子も登場し、レポーター役の中山氏からのムチャぶり(フランスパンで一発芸や、他の出演者への小粋なひと言など)に困惑しつつもインタビューに答えていた。




後半では生ドラマ“こねこねしたらこうなった!”を実施。パンにちなんで、アニメの設定をこねこねして“●●が●●だったら”というミニドラマを披露することに。“もしもネリスとラナが診療所の看護師さんだったら~!”、“もしもエアリィがギャルだったら~!”、“もしもラナが“先生”でカグヤが“生徒”だったら~?”、“もしもアルヴィンがル・クールの店員で、アルミがお客さんだったら~!”など、ありえないシチュエーションのドラマが展開した。




第2部は、4月から文化放送でオンエアー中のラジオ『広橋涼・相沢舞のShining Radio!』の特別番組&公開録音の2本立て。特別番組ではアーケードゲーム『シャイニング・フォース クロスエリュシオン』に関する話題がメインということで、スペシャルゲストに同作の主題歌を歌う下田麻美が登場した。元ゲームセンター店員だったという秘話の披露や、下田みずから『クロスエリュシオン』を紹介するなど、ファンにはたまらない内容に。さらに、公開録音では、『シャイニング・ブレイド』からレイジ役の保志総一朗、サクヤ役の水樹奈々、ユキヒメ役の白石涼子、アルティナ役の井上麻里奈が登場。輝いているセリフやキーワードを、声優陣に喋ってもらう番組コーナー“輝きワード”に全員が参戦し、女性ファン、男性ファンの双方を熱狂させていた。なお、公開録音に関しては5月25日(金)の放送で昼の部を、6月1日(金)の放送で夜の部の模様をお伝えする予定なので、ぜひチェックしてもらいたい。







『シャイニング・ブレイド』をテーマにした第3部では、レイジ役の保志総一朗、ユキヒメ役の白石涼子、ローゼリンデ役の桑島法子、サクヤ役の水樹奈々、アルティナ役の井上麻里奈、リック役の神谷浩史が、キャラクターランキングクイズに挑戦。これは、ファン投票で決められた同作の人気キャラTOP10の中からTOP5を当てるというもので、最後まで当てられなかった人には恥ずかしい罰ゲームが与えられることに。TOP10の結果は以下の通りで、最後まで当てられなかったのは保志総一朗という結果になった。
『シャイニング・ブレイド』人気キャラTOP10
1位 アルティナ
2位 サクヤ
3位 ミスティ
4位 ユキヒメ
5位 ローゼリンデ
6位 シャオメイ
7位 レイジ
8位 エルミナ
9位 リック
10位 アイラ
罰ゲームの内容は、セガスタッフ渾身の恥ずかしいセリフを朗読するというもの。内容は会場限定のお楽しみなので伏せるが、かなり意味深かつ恥ずかしいセリフとなっていた。これをレイジとして堂々と読み上げる保志総一朗に対し、ほかのキャスト陣からも笑いとともに、「これ大丈夫なの!?」など不安の声とツッコミが上がっていた。



最後はイベントオリジナルドラマ“アフターストーリー 戦士たちの追走曲”を披露。下田麻美演じるゲストキャラクター“シモーヌ”の酒場に、『シャイニング・ブレイド』の主要キャラたちが集まって、帝国軍やダークドラゴンとの戦いを振り返るという、本編のエピローグとも言える内容で、主人公レイジに対する仲間たちの思いが明らかに。今回の戦いが始まったきっかけは自分にあると自身を責めるサクヤの話などは、ファンの胸に残るものがあったのではないだろうか。






