『三国志大戦』ファンが秋葉原に集う!

 2012年5月19日、東京・秋葉原のUDXギャラリーにて、セガのアーケードゲーム『三国志大戦3 WAR BEGINS』とトレーディングカードゲーム“三国志大戦 トレーディングカードゲーム”のイベント、“三国志大戦スペシャルイベント 秋葉原の宴”が開催された。

 イベント会場には、“イベントステージ”、“三国志大戦 トレーディングカードゲーム体験&講習会コーナー”、“物販スペース”、“三国志大戦 トレーディングカードゲーム対戦コーナー”の4つのコーナーが設けられ、いずれのコーナーも大いに賑わっていた。

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▲グッズを求めるファンで賑わった物販スペース。会場外にも長い行列が。
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▲三国志大戦 トレーディングカードゲームの体験&講習会コーナー・対戦コーナーはともに大盛況。
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▲ポスターやカードの展示も行われていた。

 三国志大戦 トレーディングカードゲームについては、イベントステージでさまざまな新情報が発表に。2012年6月28日に発売予定の第2弾ブースターパックに収録される新カードイラストの一部や、第2弾ブースターパックにランダムで入っている“伝国の玉璽”カードを手に入れるとオリジナルグッズがもらえるというキャンペーンの情報、来年3月までのブースターパック・公式大会の予定などが公開された。

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▲北岡功プロデューサー(右)と、セガ広報にしじまん氏による、三国志大戦 トレーディングカードゲームとは何ぞや? というプレゼン。
▲有名な『三国志大戦』プレイヤーである全武将が○○氏、藤田憲一氏によるデモプレイ(解説は著名カードゲーマー・浅原晃氏)。
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▲大会については、2011年11月に予選、2012年1月にエリア大会、2012年2月に全国決勝を開催する予定だという。

『三国志大戦3 WAR BEGINS』プレイヤーによる1DAYトーナメント!

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 本催しの目玉といっても過言ではないのが、イベントステージで行われた、『三国志大戦3 WAR BEGINS』1DAYトーナメント“秋葉原決戦”。2年ぶりの大会とあって、君主(選手)たちの気合は十分。抽選の結果行われたトーナメント表は下記のとおり。

Aブロック
金来
ぽめらにあん

正覚坊
兀突骨

Bブロック
太門
赤兎暴走

舞姫
☆天龍☆

Cブロック
或椿
ハ~

はやて軍団1
江東の虎

Dブロック
窪祐
☆山下ポポ☆

荀銀STO
Sun・s

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▲トーナメントに参加する16人の猛者たち。
▲解説はにしじまん氏、ブンブン丸、全武将が○○氏。

 では、ここからは各試合の模様を解説していこう。

【1回戦】
■Aブロック 金来君主 対 ぽめらにあん君主
開幕でぽめらにあん君主が金来君主の部隊を壊滅させ、さらに柵にダメージを与える。その後もぽめらにあん君主がリードを取る。金来君主はRホウ統の“連環の計”を軸に反撃するも、残念ながら及ばず、守り切ったぽめらにあん君主が勝利した。

■Aブロック 正覚坊君主 対 兀突骨君主
開幕は兀突骨君主に有利な展開となる。中盤、正覚坊君主が“回復奮陣”を使い、法正の“車輪の指揮”から攻め込む。兀突骨君主は攻城要員を飛ばしつつ守る。互いにハイレベルな攻め&守りをくり広げ、最後の最後まで勝敗が分からなかったが、正覚坊君主がR魏延の“寡兵の咆哮”で守り抜いて勝利を収めた。

■Bブロック 太門君主 対 赤兎暴走君主
序盤は太門君主がR田豊で攻める。中盤は赤兎暴走君主が“機略”をかけて攻め、リードを取る。終盤は、高覧の“逆境の剛槍”で太門君主が攻めるが、その高覧と張コウの一騎打ち。結果、高覧が敗北し、赤兎暴走君主に軍配が上がった。

■Bブロック 舞姫君主 対 ☆天龍☆君主
序盤は2色の舞姫君主が先に仕掛ける。“大練兵”をお互いにかけて攻め合うも、舞姫君主がリードする。中盤は☆天龍☆君主の反撃。天龍側が軍師馬謖の“回復奮陣”使い、攻める。一方の舞姫君主は、於夫羅の“計略”から公孫賛の“白馬陣”で攻め。諸葛瞻と霍弋の一騎打ちは、舞姫君主が勝利したが、一歩及ばず、試合は☆天龍☆君主の勝ちとなった。

■Cブロック 或椿君主 対 ハ~君主
選手でありながら、スタッフにマイクを持ってもらい、みずからの試合の実況をする或椿君主。実況しながらプレイするのは難しいといいつつも、軍師荀イクの“増援”などを使って攻め、攻城。終盤、ハ~君主の攻めを守り切って、或椿君主が勝利した。

■Cブロック はやて軍団1君主 対 江東の虎君主
序盤は江東の虎君主が魅力差を活かし、馬姫の“白銀”を打って攻める。攻城を取るも、はやて軍団1君主がカウンターから夏侯惇の“大喝”を打って馬姫を倒し、攻城を取る。中盤は、若干江東の虎君主がリードするも、終盤、はやて軍団1君主が“大喝”をかけて攻め込み、逆転して勝利を収めた。

■Dブロック 窪祐君主 対 ☆山下ポポ☆君主
序盤から中盤にかけては静かな展開で、互いに相手の行動を読み合って動き、攻城までは至らず。終盤、☆山下ポポ☆君主が司馬懿の“機略”で攻める。窪祐君主は王異の“暴勇”で守るが、☆山下ポポ☆がややリード。そのリードを最後まで保ち、☆山下ポポ☆君主の勝ちとなった。

■Dブロック 荀銀STO君主 対 Sun・s君主
Sun・s君主が中盤から壱与を使って攻める。荀銀STO君主も蒋エンの“剛槍の伝授”を使って対抗するが、Sun・s君主に有利な展開が続く。さらに、鐘会の“水禍の計”で、荀銀STO君主の部隊はほぼやられてしまう。終盤、荀銀STO君主が攻めるも、Sun・s君主が守り切り、勝利を収めた。

【2回戦】
■Aブロック ぽめらにあん君主 対 正覚坊君主
中盤、戦場の端からスルスルと攻め上がったぽめらにあん君主の張姫が、正覚坊君主の城門へ到達。対する正覚坊君主も“回復奮陣”を使って攻める。ぽめらにあん君主の霍弋が、“寡兵戦法”を使って正覚坊君主君主の張苞を倒しにいくが、張苞が“仁王”を使って霍弋を撃破。その後正覚坊君主は“車輪の指揮”でさらに攻め、勝利した。

■Bブロック 赤兎暴走君主 対 ☆天龍☆君主
中盤にリードをとった☆天龍☆君主。後半は☆天龍☆君主の“大練兵”と赤兎暴走君主の“機略”の打ち合い。赤兎暴走君主の司馬炎の“祖父譲りの明察”が決まって☆天龍☆君主の霍弋を倒すが、☆天龍☆君主は李厳の“憤激大車輪”を使い、粘り勝った。

■Cブロック 或椿君主 対 はやて軍団1君主
この試合でもやはり実況をする或椿君主。ここからヘッドフォンを外し、実況席の3人と会話をしながら挑むことに。倒された武将については「リストラ!」、「仕事はした!」などとコメントし、会場を沸かせる。互いに攻めと守りを行いながら試合は進むが、序盤で一度リストラ扱いを受けた或椿君主の丁夫人がはやて軍団1の周旨を破り、さらに上がって攻城。この丁夫人の働きにより、或椿君主の勝利が決まった。

■Dブロック Sun・s君主 対 ☆山下ポポ☆君主
中盤から攻め上がる☆山下ポポ☆君主。Sun・s君主は“天照の神託”で守るものの、☆山下ポポ☆君主の騎馬隊の突撃などを防ぎきれず、城ゲージを大幅に削られる。終盤はSun・s君主が攻めるが、☆山下ポポ☆君主が守り切り、勝利した。

【準決勝】
■左ブロック
正覚坊君主  法正、張苞、李厳、魏延(寡兵の咆哮)
☆天龍☆君主  諸葛亮(大練兵)、霍弋、李厳、張松、羅憲
中盤で、なんと2度も一騎打ちが行われたこの試合。2度とも打ち勝った正覚坊君主が、“回復奮陣”を使って攻める。☆天龍☆君主は後半、反撃のために“大練兵”を発動。さらに張松の“蜀への誘導”で敵を引き付けつつ攻めるが削り切れず、リードを保った正覚坊君主の勝利となった。

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■右ブロック
或椿君主 SR曹洪、丁夫人、劉曄、賈逵、曹丕、楽進
☆山下ポポ☆君主 SR司馬懿、丁夫人、張コウ(魏武)、荀灌、司馬炎

これまではスタッフにマイクを持ってもらって実況していたが、この試合ではヘッドセットを用意してもらった或椿君主。「そろそろ試合に集中したら?」というアドバイスもあったが、実況を止める気はない模様。また、「公式大会で実況できるなんて……」と感動の涙を浮かべていた。試合は、序盤に“機略自在”で攻め込んだ☆山下ポポ☆君主がリード。後半、或椿君主は曹洪の“突破”で攻めるが、司馬懿に効果を消されてしまい、逆転は叶わなかった。

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▲ついに実況用ヘッドセットを用意してもらった或椿君主。
▲ちなみに☆山下ポポ☆君主の人口は2億5000万超。
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▲部屋に入り切らないほどのギャラリーが集まった。

【決勝】
正覚坊君主  法正、張苞、李厳、魏延(寡兵の咆哮)
☆山下ポポ☆君主 SR司馬懿、丁夫人、張コウ(魏武)、荀灌、司馬炎

序盤、☆山下ポポ☆君主の張コウと、正覚坊君主の李厳の一騎打ちが発生。☆山下ポポ☆君主が4無双1激で勝利し、そのまま攻め上がって攻城を取る。この時点で、司馬懿の伏兵が残っているという、☆山下ポポ☆君主には有利な展開。その後、李厳がその伏兵を踏んでやられてしまうが、正覚坊君主は“回復奮陣”で攻め入る。さらに“車輪の指揮”を使った正覚坊君主だが、☆山下ポポ☆君主が“機略”相手がけでその効果を消す。が、ここで☆山下ポポ☆君主の張コウが倒されてしまう! 正覚坊君主はこれを機に大きく相手の城ゲージを削り、勝利を決めた。

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 熱い戦いがくり広げられた“秋葉原決戦”。初戦では緊張で手が震えていた正覚坊君主だが、試合を重ねるごとにだんだん火がついていき、ついに優勝を勝ち取った。

 この1DAYトーナメントの出場権を獲得した選手には、“功禄兵”の称号が贈られた。また、優勝した正覚坊君主には、『三国志大戦』の全DVD(ただし“将星演武”だけ見当たらなかったのでなし)と、ピンク色に輝く称号“秋葉将軍”、そしてその名にふさわしいであろうアイテム、甘皇后のフィギュアが贈られた。

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▲“功禄兵”タオルはトーナメントに出場した15名(正覚坊君主は除く)に進呈。
▲称号が発表された瞬間、くずおれた正覚坊君主。

 2012年5月29日に、バージョン3.594を稼働予定の『三国志大戦3 WAR BEGINS』。にしじまん氏は、「10周年という区切りまでがんばって運営していきたい」とコメントした。また、にしじまん氏は、“三国志大戦 トレーディングカードゲーム”のイラストを使ったカードを『三国志大戦3 WAR BEGINS』で出したい! と北岡功プロデューサーにおねだり。「たくさんの数は無理だと思うけれど、この会場の熱を会社に持って返って、実現したい。筺体から排出するのは難しいと思うけど、雑誌社さんと組んだりしてお届けしたい」と語った。これは近いうちに、新たなカードを目にすることができるかも!? ファンは楽しみに待っていよう。