2012年4月期のメーカー別ソフト販売金額TOP10は、前回2位だった任天堂が首位に返り咲いた。ソフト平均単価は、TOP10にランクインしたメーカーの中で一番低いものの、月間ソフトランキングで首位となった『ファイアーエムブレム 覚醒』が40万本に迫る勢いで販売を伸ばしていることが大きく貢献している。4月に発売した新作は、同ソフトのほか『マリオパーティ9』の2本だけだが、『新・光神話 パルテナの鏡』や『スーパーマリオ 3Dランド』など、過去に発売されたタイトルの販売が安定していることも寄与した。

 一方、2月期・3月期のトップだったバンダイナムコゲームスは2位となっている。4月期には、6本の新作を発売したが、30万本以上を販売したタイトルは『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』の1タイトルのみで、3月期に比べると、月間販売本数が約半数にまで減少したことが大きく影響している。

 そのほか、3月期に10位だったアイディアファクトリーが9位に、10位には『コンセプション 俺の子供を産んでくれ!』を発売したスパイク・チュンソフトが浮上した。

(エンターブレイン マーケティング企画部)

2012年4月期メーカー別ソフト販売金額TOP10_01
2012年4月期メーカー別ソフト販売金額TOP10_02